【いざ、ボス戦に】第十四章
ボスに叶夢が連れ去られた。そして、水希達はボス戦に挑む事を決意。
そして、歩き出したリリスの足元には叶夢が使用していた銃が落ちていた。それを見たリリスは涙を零す。リリスは涙を拭い、必ず助けてみせると誓った。そして、「全生徒に告ぐ!今、全生徒でボス戦に挑む!」と校長は全生徒の前で言う。そして、ざわつく生徒達、だがそのざわつきは校長のある一言でおさまる。
そして、叶夢の異世界転生までの物語・・・。
それからボス戦に挑んだ魔法高校全生徒と叶夢はどうなるのか!?もうそろそろクライマックスの異世界バトル物語第十四章が始まる!
【いざ、ボス戦に】第十四章
そして、魔法高校ではボス戦をすることを決定した。
「それじゃあ、一度校舎に戻ろうリリス」
鈴が手を伸ばしてきて、
「はい」
そして、鈴の手をつかみ立ち上がった。
「じゃあ、行きますか」
「はい」
そう言って歩き出そうと足を前に出したら、
カラッ
何かを蹴った様な音がした。
そして、蹴ったものを拾い、見てみると、
「これは、とむくんの」
リリスが拾ったものは、とむが使用していた銃だった。
「本当にあの人は・・・・・」
リリスはまた流れてくる涙を拭い、
「必ず助けに行きますから、待っていてください」
そう言って、リリスはとむの銃を抱きしめながら校舎の中に入った。
そして、意識を失っていた生徒会長は起きて、
「私も行く!」
会長にボス戦のことを話すとそう言い、結局連れて行くことに。
本当は少し休んでもらいたかったんだけど・・・
リリスは少し困った顔になってそう思った。
「それじゃあ、生徒全員を呼んでくる」
校長がそう言った。
「えぇ!大丈夫なんですか?そんな事して」
水希は驚いた。そしたら生徒会長が、
「入学する前に契約書に書いていたはずだぞ、この学校に在中している時にボス戦が行われる場合、全員参加となると」
水希は、
「えっ!そうなんですか!・しっかりと見てなかったです」
いや、しっかりと見ないと生徒会長が怒りますよ~
「で、武器の方はどうなっているんだ江戸?」
そして、江戸さんが生徒会長の隣に来て、
「もう出来上がってますし、だいたいの生徒は自分のを使用するみたいですから、節約は出来ました」
鈴が心の中でこう思った。
節約って・・・・・
「それじゃあ、行く準備は出来たな」
と言っている生徒会長は保健室のベットの上・・・・・・
鈴はニヤニヤとしながら生徒会長を見た。
「な、なんだ?」
「いえ、何でもありませんよ生徒会長」
そして、グラウンドに向かうと魔法高校の生徒全員が集まっていた。
それから校長は大声で、
「全生徒に告ぐ!今、全生徒でボス戦に挑む!」
「ストレートだなー」
江戸さんが苦笑いをしながら言った。
そして、校長がそう言うと生徒たちはざわめきはじめた。
「けど、校長先生。ボスの居場所なんてわかるんですか?」
一人の生徒が校長先生に言った。
「もちろん、僕は一度ボス戦に挑んでいるから間違いはしないと思うよ」
この時、生徒のざわめきが瞬で収まった。
当たりまえね、一度もボス戦が行われたことがないとかそんなことが広まっていたのに、一人の男が今日そんなこと言って、
「皆がしらなくて当然だ。あのボスはもともと僕のパーティーに居た奴だからな!」
だんだんと言葉がおかしくなっているような・・・・・・
「とりあえず、今からボス戦に挑むから覚悟しろということだ!」
生徒会長が出てきてそう言った。
にしても、いつもおとなしい生徒会長が、今回は気合入っているな~
水希は目をきらきらさせながら会長を見た。
「な、なんか凄い視線を感じる」
そして、校長が再びマイクの電源を入れた。
「今からボス戦に挑む!行くぞ!」
生徒は一瞬戸惑ったけど、
「おー!!!」
みんな少し間が空いたけど、やる気になった。
「待っていてねとむくん。すぐに行くから」
水希は胸に手を当てて、そう小さくつぶやいた。
そして、とむは気を失っていた。
それから、気を失っていた時、僕の頭に今までの忘れていた記憶が流れ込んできた。この世界に転生してきた理由も。
中三になって少し経った日曜日の日、僕は外に出ていた。
「今日も晴れてるな~」
僕は腕で太陽の光をさえぎって、そうつぶやいた。
休みの日はいつも部屋にこもってゲームをやったり小説を読んだりしていたから、太陽の光を浴びすぎるとくらっとしてしまう。
だから、定期的に休んで水分補給をしていた。
「やはりだめだ。光が強すぎる」
僕は太陽の光が強すぎるから、裏路地に駆け込んだ。
「にしても、今日みたいな日は本当に嫌だな、けど近くに裏路地があって助かった」
僕はビルの日陰の下でしゃがんでいた。
そして、隙間から見える青い空を見て、ぼーとしていた。
雲ひとつない空、なぜだろうかな、綺麗に思えてきた。本当に、
僕は青い空の方に手を伸ばし、手を握り締めた。
刹那、
バッン!
「な、なんだ!?」
僕の耳に入ってきたのは、
「銃声!?」
とむは即座に携帯を出し、警察に電話をした後、銃声の音が聞こえる方に言った。
銃声が聞こえる、なら誰かが打撃たれているかもしれない、なら早く助けてあげないと!
とむは銃声のした方に走っていたら、
「人の声!?」
僕は小さく驚き、走るのをやめて歩いて声のするほうに近寄った。
そして現場に到着し、壁に隠れた。
そしたら、
「おまえの親父のせいで、僕の父は・・・・」
男の叫ぶ声が聞こえた。そして、
「そんなの私に関係ない!それをやったのは私の父でしょ!?なら父に仕返しをすればいいじゃない!」
女性の声も聞こえた。僕は状況が気になって少し壁から顔を出し、覗いた。
覗いた先には、とむと同じぐらいの女性と、拳銃を持ったひげの多い男性が居た。
彼女は一発撃たれてる様子だった。その子からは血がどんどんと血が流れ、血溜りが大きくなって言った。
このままでは彼女が危ない、何か助ける方法を考えないと。
そして、一つの提案が脳裏をよぎった。
僕が考えたことは、そのまま突っ込んで銃を奪って彼女をこの場から逃げさせる。
無茶だと思うが、今やらなくて誰がやる。そして、僕は一度深呼吸をした。
「んじゃあ、行くか」
とむは隠れていた壁から飛び出し、男にタックルを食らわせた。
「今の内に!はぁっ・・・・・」
遅かった。彼女はもう目をつぶり、倒れていた。
あんな覚悟を決めている時間さえなければ、救えた命だったかもしれない。
僕は怒りと悔しさがあふれ出してきた。
「このやろうーーー!!!」
とむはタックルして男を何度も蹴り、男が落とした銃を拾って構えた。
「手を上げてひざをつけ!」
僕は銃を構えて、男を睨んだ。
「あぁ、わかったよ。だから銃を下ろせって」
とむは銃を下ろした瞬間に襲われると思い、銃を下ろさなかった。
「黙ってそこに座ってろ」
そして、とむは銃の標準を男に固定し、倒れている彼女の元に行った。
「この子は」
身に覚えがある女の子だった。この子は一体?
この時僕はしっかりと彼女を見ていなかったから、わからなかったけど。
この子は、水希だった。
刹那、
「死ねぇ!」
男がこちらに銃を向け、引き金を引いたと同時にとむも引き金を引いた。
相撃ちだった。
「くっ!」
僕は歯を食いしばり、痛みを堪えた。
男はそのまま地面に倒れ、僕は彼女の横に座った。
そして、警察官と救急隊員が来て僕と彼女は病院に運ばれた。あと男も。
それから僕は病院のベットの上でなくなった。
そして、異世界に転生して今に至るとの事。
どうにか意識を取り戻して、みんなを・・・・・
とむは目を覚ました。
そして、少し開いている目で周りを見わたした。
「洞窟・・・・・?」
僕は小さい声でそうつぶやいた。
そして、僕がつるされていることも。
やばい、リバースしそう。
たぶん僕はさかさまに吊るされているのであろう。
「やっと起きたか、それではここで選択してもらおう」
「何をだ!それにこの洞窟はどこだ!」
僕がそう支配者に言うと、
「ここは俺の基地みたいなもんだ。さかさまだからしっかりと見えないだろうが、いいところだぞ」
はぁ、しらんし、しかも逆さまでもしっかりと見えてるし。
「そんなのどうでもいい、みんなはどうした!?」
「安心したまえ、君の友達には手を出していない」
僕は安堵した。
「だけど、君には少し痛みを加えないといけない」
とむは意味が分からないと顔で言った。
「じゃあ行くぞ!」
どうやら伝わっていなかったようだ。そして、悠斗は魔法を発動した。
「エクスブロー!」
僕は魔方陣を見て、魔法を解除する魔法を発動させた。
「解除」
そして、魔法は放たれたが、とむの目の前で消えていった。
それをいいことにとむは倒れたふりをした。
一方水希たちは、
「リリスちゃん、どう?なんか来た?」
水希がリリスにそう言った。
「いいえ、なにも感じないのですが、とむくんが何かに酔っていることはわかります。そして、魔法を使ったのがわかります」
水希は苦笑いしながら、
「そ、そうなんだ」
リリスちゃんはとむくんのプライベートまで!?
水希は開いた口が閉まらなくなっていた。
「と、とりあえず少しでも魔力を感じたら言ってね」
「はい、感じました」
早いっ!
「で、どこなの!?」
香奈さんが前に出てきて、そう言った。
「香奈さん落ち着いて!」
鈴が香奈さんの肩を持って揉んだ。
「うへぇ~って、弱点着くのやめてもらえますかっ!」
香奈さんが鈴と距離をとってそう言った。
「いやいや、香奈さんを落ち着かせる方法はこれしかないから」
鈴ニコッとした。
「と、とりあえず。感じるならばそこに向かってみましょう」
生徒会長がそう言い、早歩きで動き出した。
「気合入ってるねー生徒会長」
校長が感心感心と言おうとしたら、
「校先生が場所を知ってるとか言ってついていったら迷ったのが原因じゃないですか!少しぐらい反省してください!!」
「ご、ごめん」
この人絶対に反省してもいないだろうな、いつか生徒会長にボコボコにされそうだな~。
水希は苦笑いをし、心の中でそう思った。
「近くなってきました!」
リリスが少しづつ早く歩き始めた。
「リリスちゃんがものすごくやる気になって来ましたね」
江戸さんがそう言った。
「そういえば江戸さんもとむくんと何度か喋ったことがあるんですよね?」
「あぁ、何度か」
私はとむくんと離れている時に何かあったか気になった。
「とむくん何か言っていませんでしたか?」
水希はリリスから少し離れ、江戸さんに聞いた。
「あぁ、君との仲直りのタイミングとかよくきかれたよ」
そして、離れた場所にいるとむは、
「くしょん」
倒れたふりをしながらくしゃみをしていた。
誰か僕の噂かなんかしたかな?
そして、とむの秘密を知ってしまった水希の方は、
「そうなんですか?」
水希が少しうれしそうに言った。
「えぇ、結構気にしていたよ」
水希は少し頬を赤らめた。
「けど、まさか再会して早くもこうなるとは」
「そうね、早く助け出さないと」
少し話をしたいことがあるし。
「もうそろそろです!」
リリスが洞窟を眺めながらそう言った。
「ついたね」
刹那、
「皆さん隠れてください!」
リリスが小声でみんなにしゃがむようにいい、みんなは草むらに隠れた。
そして、洞窟から出てきたのは二人で話している男たちだった。
「たぶん、仲間だろうね」
校長が小声で男を睨みながらそう言い、生徒会長が、
「知り合いですね」
「あぁ、悠斗と僕が作ったチームの一人だった」
恐るべし生徒会長の第六感!
水希は校長の事よりも生徒会長の第六感が気になっていた。
そして、リリスが校長に、
「あの二人の種族は?」
リリスがとむが残した銃を出しながら言った。
「確か、カウンターのみだったと思うってえぇ!」
リリスは種族を聞いた瞬間に飛び出し、魔法で銃声を消して撃った。
「これでいいです。先に進みましょう」
リリスは先々と進んで行った。
リリスちゃんはとむくんに何を吹き込まれたのかな・完全にとむくんそっくりな戦い方だったような、やっぱペットは飼い主に似るって本当だったのかな?
「おぉ、見つけたね」
みんなは洞窟の中にある扉を見つけた。
そして、校長が懐かしいなという顔をした。
「ここからとむくんの魔力を物凄く感じます」
リリスは確実にこの扉の向こうにいると確信した。
待っていてくださいとむくん、必ず助けて見せるから・・・・
そして、その扉の先では、
「おや、どうやら招かれざる客が来たようだね。んじゃちょっくらやるか」
僕は薄目を開いて悠斗が隙を見せるのを待っていた。
招かざる客?嫌な予感がしてきた。これは扉を開けた瞬間に!?
そして、扉が開かれた。
「さぁ、始めようか!」
悠斗は爆発魔法を扉が開けきる瞬間に撃ったが、
「解除!」
とむが急いで解除した。そして、悠斗の前に全魔法高校の生徒達が並んだ。
「貴様、起きていたのか」
「あぁ、ずっとな。逆にきずかない方が凄かったよ」
僕は少し笑いながら言った。
「確かに、自分は少し油断した。しかし、これで終ると思うなよ」
悠斗の目の色が変わった。これはまずい!
「みんなそこから避難しろ!でかい魔法が来るぞ!」
とむは魔法高校の生徒全員にそう言い、みんなを悠斗の標準からずらした。
瞬間、
「エクスブロー!」
悠斗が爆発魔法を発動させた。
「ファイヤーバレット」
リリスが悠斗の目の前に来て、銃を構えて魔法を発動させ、引き金を引いた。
まさか、僕の銃で爆発魔法を抑えるつもりか!?
そして、二つの魔法は同時に発射され、ぶつかり合った。そして、
「みんな!リリスに魔力を!」
校長がリリスに魔力を流し込んでいった。そして、とむは吊るされていたのを助けてもらった。
「ぐへぇ!」
けど、助け方が結構荒かった。
僕を吊るしていた縄をそのまま水希が切ったのだ。そして、僕は肩と首を強打した。
時に体には異常はなかった。
「あっ!ごめん!大丈夫!?」
この人わざとやったのかな?
「あぁ。首と肩強打しただけだ」
「うん、大丈夫そうね!」
大丈夫ではないわ!痛いよ!
「とりあえずあいつをどうにかしないと」
そして、運が良かったのか近くに自分の武器があった。
「おぉー久しぶりのような気がするな!我がの魔法の書よ!」
僕は魔法の書をほほですりすりとした。
「ほら、そんなことしていないで戦う準備をして!」
水希に怒られた。
「はっはい、すみません」
とむは剣をベルトに付けながら謝った。
「で、ここからどうしよう?」
僕は水希にそう言った。
「とにかくリリスちゃんの方に行って協力しましょう!」
「大丈夫だ!ここは任せておけ!」
僕は胸に手を当て、リリスの方に走っていった。
「リリス!」
「とむくん!無事でよかった!」
リリスは銃の標準をそのままにし、そう言った。
そして、僕は、
「少し返してもらうな!」
リリスが銃を持っている手を重ねるように持ち、
「ひゃっ!ななな何をするつもりで!?」
リリスがどんどんと顔を赤らめていった。
「いや、少し違う魔法を発動させようと。解除!」
僕は解除と言うと同時に引き金を瞬だけ戻し、再び引いた。
そして、悠斗の魔法を完全に解除し、みんなは戦闘準備が終っていた。
「あーあ、止められちゃったか。そろそろ僕も本気を出さないとって・・・あれ?魔法が出ない!?」
僕は少し前に出て、
「ごちそうさまでした!」
僕は笑顔でそう言った。
「どういうことだ!?」
悠斗が少しあせりながら言った。
「今は言えない!みんな!今だよ!」
生徒は魔法いっせいに発動させた。
僕が支配者を悠斗にやった事・・・。リリスとの魔法勝負をしている間僕はずっと悠斗の魔力を吸っていた。そして、魔力が底をつきそうになった時、リリスが持っていた僕の銃で解除をして、出せなくした。最後の魔力は自分の自動修復に当てられてしまったのだ。
少し意味がわからない説明だった。つまり、僕が悠斗の魔力を底をつきそうになるぐらいまで吸い、少し残らしてリリスの持っていた銃で魔法を解除すると同時に少しの攻撃を与えて、最後に残った魔力で自動修復させ、完全に魔力をなくし悠斗は魔法が撃てなくなった。
けど、
「紙一重で全て避けられている」
このままでは生徒の方の魔力が無くなっていってしまう。
しょうがない、これで行くか。
「魔法の書を発動する!発動魔法はハンドソード!」
僕はロングソードを出さずに、手で行くことにした。
こんなに早くうろちょろされたらこっちも困る。
奴は体力が減らない、なぜかも僕はわからない。
「とりゃっ!」
とむは少し声を出し、大きくジャンプした。
「そこだっ!」
僕は悠斗が来るタイミングを予測し、手を胸の高さに持ってきて横に振った。
そして、振った刹那に僕の手に少しの血が付いた。
「当たったけど、ギリのところで避けられたか」
けど、悠斗にとって大ダメージか。
そして、悠斗は右手が使えなくなっていた。
「くっ!さすがだなあの小僧」
悠斗は右の手首を押さえながらそう言う。
「けど、君たちはここをどこかを知らない!」
悠斗がそう言った刹那、地面から何人かの仲間を出してきた。
「嘘だろ」
校長が声を震えさせた。
「どうしたんですか校長先生!」
生徒会長が校長先生を揺さぶり、何度も何度も呼びかけた。
「あ、あれは僕の仲間だった人たちだ」
そして、とむはこの時一つのことが脳裏をよぎった。
校長が攻撃できなくなった可能性が出てきたな、このままでは完全に危ない、どうにかしないと。
とむは頭をフル回転させ、考えた。
この戦いで強い人が一人抜けただけでもものすごい影響が出る。
その影響が本当にここで起こったら何人もの生徒がやられてしまう!
「水希!校長の精神を安定させるために回復魔法をかけてやってくれ!」
「了解!」
「リリスは僕についてきてくれ!」
「はい!一生付いて行きます!」
とむは顔を赤らめた。
どこかで聞いたことのある言葉だったような!?
校長の方は、
「先生大丈夫ですか!?今すぐに回復魔法をかけます!」
そして、水希は突っ立っていつ校長に手の平を向け、回復魔法を発動させた。
「すみません!香奈さんもこっちに来てください!」
走りながらとむがそう言った。
「わかりました!」
そして、リリスととむと香奈で悠斗を攻めることになり、他の生徒は地面から出てきた仲間の処理に当たっていた。
「これで、少しは戦いやすくなった」
けど、後先のことを考えていなかった。どうしようか、こんなに簡単に行くとは思わなかったから、まずい。
「で、どうするのとむくん!」
リリスからの不意打!
「今考えているところ!」
僕は剣を振り続けながら考えた。
どうにかして、悠斗のHPを無くさないといけない、それにはどうしたらいいのか?
「リリス!僕と一緒に来てくれ!香奈さんは僕たちと反対方向を頼む!」
「「了解です!」」
そして、僕とリリスは悠斗の前に行き、香奈さんは悠斗の後ろに周った。
悠斗は魔高の生徒に足を凍らされ、少し動きが止まっていた。
僕はそれを狙った。
「バレットフローズン!」
とむは引き金を引いて、悠斗に撃った。
「リリスに香奈さん!剣で攻めてくれ!」
「わかった!」
「了解です!」
そして、リリスは僕の剣を受け取り、攻めに入り香奈さんも自分の剣で攻めに入った。
そして、僕は悠斗の真正面に行き、攻撃態勢に入った。
一回でもミスったら一気に逆転されてしまう。その前に悠斗、支配者をやらないと。
「バレットソード!!」
僕は銃を出し、落ちていた剣を拾って魔法を発動させた。
それから、リリスと香奈さんは跳ね返されたところに僕が攻めに行った。
そして、僕は威嚇射撃をした。からの、剣を横に大きく振った。
「ぐはぁっ!」
これで少しのダメージは食らっただろ、けど、まだまだぴんぴんしてやがる。いつ倒せるのかが心配になってきた。
「リリスと香奈さんこっちに来てください!」
二人はとむの方に走って行った。
「二人ともありがとう、けどまだ戦いは終っていないから気を抜かないでください!」
二人はうなずいた。
そして、僕は悠斗の正面に向かった。
「もう諦めろ!」
僕が剣と銃を構えながら言った。だが、
「断る!僕は絶対に諦めない」
そう言った刹那、悠斗の周りが火の海になった。
「これはまずい、みんな下がれ!ここからは僕と校長で戦う!」
そして、水希が・・・
「けど、校長はずっとこのままだよっ!戦うなんて不可能よ!」
校長はずっと止まっていた。
けど、校長を戻せば勝ちは確定だ。
「大丈夫だ!だからみんな逃げろ!」
僕はそう叫んだが、
「私は残りますとむくん!」
リリスが僕の腕につかまってそう言った。
悠斗は富むの麻痺魔法で動かなくなっているが、もうすぐ魔法も切れそうだ。
「私は生徒会長です。だから命令されるのは気に食わないです。だから私も残ります」
生徒会長も扉の前で他の生徒を非難させながらそう言った。
「鈴も!私はとむくんのパーティーだから共に戦うよ!」
鈴が親指を立てながらそう言い、魔方陣を出した。
「引き続き私も残るよ」
香奈さんもそう言い、剣を構えた。
「けど、みんな」
「けどじゃない!」
香奈さんが人差し指を僕の唇に当ててそう言った。
とむは少しほほを赤らめた。
「みんな仲間でしょ?だからともに戦うのが普通だよ」
香奈さんはニコッとした。
僕は少し見とれてじゃなくて、
「わかりました。皆さん協力お願いします」
そして、とむはみんなに少し頼ることに。
「いいですか皆さん、くれぐれも無理はしないように」
「「「「はいっ!」」」」
「おーい!僕もそこに入れてくれ!」」
江戸さんともう一人の生徒が扉の方から走ってきた。
「あら、江戸君と竜二君じゃない」
「どうもです!」
竜二、僕が入学試験の時に血まみれにした男だった。
「大丈夫ですか?」
僕はあの時の傷がまた開かないか心配した。
「大丈夫ですから、それにあの時負けたのに攻撃してしまってすみません」
竜二が深く頭を下げた。
竜二は少し前に生徒会長によって牢獄から出してもらったらしい。
「いや、別に気にしなくて」
僕は後ろからものすごい魔力を感じた。刹那、
「結界!!」
とむは結界を発動させた。
「くそっ!本当に鋭い奴だな」
悠斗が僕たちに爆発魔法をかけようとしていた。
その魔法は紙一重で結界によって守られたが、タイミングが違っていたら僕たちは死んでいた。
本当に間に合ってよかった。
「みんな!ここからは気を抜いてはいけないよ!」
生徒会長がそう言った。
そして、みんなはうなずいた。
「それじゃあ、僕が最前線に行きます!」
とむは拾った剣を持ち、みんなの前に行った。
「なら僕だって」
竜二もとむの横に並んだ。
「じゃあ、最前線は僕たちにってうわぁお!」
僕は結界を発動させた。
「本当に気が抜けねーな、こいつがいると」
悠斗がまた攻撃してきた。
「竜二君行くよ!」
「おぉよ!」
そして、とむと竜二は攻めに入った。
「僕たちが時間を作る!だからその間に作戦を!」
悠斗は結構強い、だから僕たち二人だけでは倒せないし、いつかは僕たちも。
「出来れば早くの対処を求める!」
「頑張ってみるよ!」
僕は悠斗が振ってくる剣を剣で防ぎながら時間を稼いだ。
「とむさんっ!少し無理があると思います!」
「確かに、バレットフローズン!」
とむは再び結うとの身動きを封じた。
「いつまで抑えられるかがわからない!今のうちに!」
僕は竜二を自分の近くから離れるように言った。
この時、とむに変化が出た。
体がだんだんと動けなくなっていっている!?
「全員撤収してくれ!」
そして、水希の顔の色が真っ青になり、竜二以外の人たちも動きが止まった。
皆は思った。
あの人が来ると・・・・・・。
とむは自分の体を完全に自分で動かせなくなった。何故なら・・・。乗っ取られたから。
「まずいです。校長を早く目を覚まさせて水希さん!」
生徒会長があわてて水希に言った。
「わ、わかりました」
水希は急いで校長の方に走った。鈴はとむの近くに行き、
「とむくんごめん!今はこうするしかないんだ。発動魔法は封印!」
そして、とむは周りに突然出てきた結界によって身動きが封じられ、悠斗と同じになった。
「この結界が壊される前に校長の回復を!」
鈴は片目を半開きにしながらずっと結界に魔力を与えて強化していた。
そして、乗っ取られているとむからはものすごい殺気を放ちながら鈴の結界を壊そうとしていた。
「私悠斗のほうに行ってきます!」
リリスが悠斗の攻撃に当たった。
「じゃあ私たち生徒会の二人もいきましょうか」
生徒会長が香奈がそう言った。
「そうですね!」
「水希さん!校長先生の回復のスピードを少し上げてください!」
そして、水希は敬礼をし、
「了解です!」
と言っても、これが全力なんだけど・・・
「会長!悠斗がそろそろ動きだします!」
香奈さそう言い、少し距離をとった。
「そうみたいね、鈴ちゃんいつまで耐えられる!?」
鈴は両手をとむに向けながら、
「もう少しで私も限界です!こんなに強い力を持つ人この世界の幽霊でもいませんよ!」
そして、皆は思った。
『この世界に幽霊存在するんだ・・・・・』
「鈴っ!とむくんを開放してもかまわないよ!」
水希が校長に回復魔法をかけながら言った。
「えぇ!?これを開放したらどうなるかわかってる!?」
それから鈴は少し考え、
「わかった」
生徒会長が鈴のほうにダッシュできて、
「水希さん何を考えているんですか!?こんな凶暴化している人を野放しにしていてはやられてしまいますよ!」
「けど、とむくんは一度狙った獲物は殺すまで逃さない」
「だから!」
「だからここで話しておけば悠斗の討伐は早く済むかも知れない」
水希は少し声を震えさせながら言い、下を向いた。
「鈴、結界を全て解いちゃっていいよ」
「うん、わかった」
鈴は生徒会長の結界も解除した。
「あれを野放しは・・・」
生徒会長の手が震え始めた。そして、とむは悠斗の方に行き剣を振った。
「速い!」
香奈さんが少し大きめの声でつぶやいた。
とむはものすごい速さで剣を振った。
だが、悠斗が結界魔法を発動した。
「くっ!」
とむは結界によって剣が跳ね返され、とむも魔法を使った。
「発動魔法はエクスブロー!」
刹那、悠斗の結果の中で大爆発が起こった。
「ぐはっ!」
悠斗の声が洞窟内に響き、とむは結界が壊れた瞬間火の海の中に突っ込んで行った。
そして、
「ウォーターブロー!」
リリスが水の爆発魔法を発動し、火を消した。
そして、みんなの目に映っていたのは、
「とむ・・・くん・・・」
リリスがそう小さくつぶやき、水希は全身力が抜けて地面に座り込み生徒会長は目を大きく開けて香奈は両手を口に当て、叫びそうになったのを止めていた。
とむは悠斗に剣を刺していたが、悠斗もとむの体に剣を刺して二人とも止まっていた。
その頃とむは自分の体が自分の意思で動けるようになっていた。
「ぐぅっ!」
とむは歯を食いしばった。
本当に剣で刺されるとこんなに痛いのだな、僕は今までに痛みを味わってきたがこれまでに痛いとは、今までの自分は人にこんなことをしていたとは。
「どうだ、これが剣で刺される人の痛みだよ」
悠斗が少し笑い気味でそう言い、僕は―
「どうだか、君にはもっと痛みを味わってもらわないと」
その分自分も同じ痛みを食らうことになるけど、
「魔法を発動する!」
僕は今日一番声をだした。そして、魔法高校の生徒がズラリと入ってきた。
「これで終盤戦だっ!」
「何をするつもりだい」
悠斗は少し余裕の表情を浮かべていたが、
「まさかっ!」
みんなが一斉に剣をとむと悠斗の方に投げた。けど、生徒会長たちは状況が理解できずずっと突っ立っていた。
「発動魔法はストームだ!」
そして、僕がそう言うと嵐が起き僕たちを中心にして竜巻が起こった。
剣が僕たちの方にずっと向きながら周っていた。
「これを解除するとどうなるかな」
僕は片目をびくびくさせながら悠斗の顔を見た。そして、校長が正気に戻った。
「光悦君それは無理があるのでは!?」
さっきまでそこに突っ立っていた奴が人に命令だとは少し気に入らないな。
「じゃあ、校長先生が僕たち二人のとどめを刺してください」
そして、僕は魔法を―
「解除」
刹那、剣が僕たち二人をめがけて振ってきた。悠斗は必死に逃げようとしたが、僕は剣を深く刺して少し折り曲げていたので悠とは剣を抜けない状態になっている。
だからとむからもこの場所からも離れられ菜状態に。
「ここでともに死んでもらおうではないか!」
とむは痛みを堪えながら剣をどんどんと深くにさしていった。そして落ちてきた剣が僕と悠斗を貫通し、体中は剣がいっぱい刺さっていた。
「これで地面からも離れられなくなったな」
本当に操られている時の僕は残酷なことをするんだな、今は自分の意思でやっているけど。
「おまえ何するつもりだ!?」
悠斗があわてて自分に刺さっている剣を抜こうとしている。
「地面に剣が刺さっていて、その剣の一部に僕たちは刺さっている。しかもこの本数で逃げようとするのは不可能かと」
けど、抜こうとまだもがいてやがる。
「魔法を発動する。発動魔法はファイヤーバースト!」
とむは残った魔力を回復に使うのではなく、攻撃に使った。
「光悦君何している!?このまま魔法を使ったら君自身の回復が出来なくなるぞ!」
そんなのわかってるよ。
「けど、この世界を終らしたらそんなことを考えなくてすむだろ」
目と鼻の先にいる悠斗さえ殺せばこの世界は崩壊する。そして、死ぬ前の体に戻り人生の一部をやり直せることが出来る。ただし、悠斗を倒した者は記憶を失ってしまう。
けど、このとどめは他の誰かがやらないと倒せない。
「だれでもいい、僕と一緒に悠斗も殺せ!」
だが、誰も前に出てこなかった・・・刹那、
「ファイヤーソード!」
「結城!?」
現世で僕の幼馴染だった結城が出てきた。
「とむくんっ!現世で会おう!」
僕は少し笑って、
「そうだな、ほら殺せ」
とむは悠斗を動かさなくするため魔法の全てを封印に使った。その代わりにとむには激痛が体中に走った。
「じゃあ行くよ!はぁーーーーーー!」
結城はパワーーをこめるように声を出し、
「ていやっ!」
大きく剣を振り落とした。
これでいい、これでこの世界が終る。
そして、とむと悠斗は結城の剣によって殺された。
「本当にこの結果でよかったのかとむくん」
結城は剣を片手にとむの切られた後の姿を眺めて・・・。
「まさか、結城君が魔法高校の生徒で光悦君の幼馴染だったとは」
「まぁ、途中で喧嘩して会ってなかったんだけど」
結城はほほを人差し指でかきながら下手な笑顔を作った。
「この殺し判定。光悦君だね」
校長がそうつぶやき、とむの遺体に刺さった剣を魔法で全て抜き、涙を零した。
「なぜそんなことがわかるのですか?」
「もしも君が悠斗を殺したと判定されていたら今ここに君はいない」
ラスボスの悠斗を殺すのは僕だったはずが、光悦君に先取られてしまった。一体僕は何をしていたんだ!過去のことで体が動かなくなるってどんなけ僕はみんなに迷惑をかけないといけないんだ!
「校長、あなたより悲しんでいる人の顔見てみたら」
そして、校長は水希たちの方を見た。
「はっ!」
僕が見たのは、全てを失ったような顔をしたリリスちゃんとずっと下を向いて泣いていた水希ちゃんだった。それに香奈さんも少し泣いていた。
「あなたが背負う悲しみと彼女たちの悲しみはどう違うかはわかるよね、あなたの悲しみは最低だと私は思うよ」
生徒会長の言葉が校長の心の奥底まで響いていった。そう、僕の悲しみは幻覚の仲間の死とこの世界を滅ぼす者になれなかったこと。
しょうもないことで僕は悲しんでいられるな、他のみんなは光悦君の死のことで悲しんでいるのに僕は・・・・・。
「水希さん、リリスさん」
香奈が涙を拭い、二人を呼んだ。
そして、二人はゆっくりと立ち上がって香奈の前に来て。
「あのね・・・」
私は二人に一つだけ言わなければならないことをここで言うと決めた。
「実はこんな話を耳にしてね、落ち着いて聞いてくれる?」
二人はうなずいた。
「すぅーはぁー」
香奈は深呼吸して、
「とむくんは現世に帰ったら、記憶がなくなっている可能性があるの」
私がそう言うと、水希さんはしゃがんでリリスさんは突っ立ていた。
「けど、とむくんが記憶がなくなる代わりに私たちの異世界の記憶と現世での前の記憶は残ってしまうらしいの、だから現世に帰ったらみんなでとむくんを探そう!
」
香奈さんが笑顔でそう言い、
「あぁ、今ここで悲しんでいてもだめですね」
生徒会長が水希の肩に手を乗せ、笑った。
「だから二人とも、元気出して現世でとむくんを助けに行こ!ねっ!」
とむくんは現世に帰ったとたんどこの場所にいているかは私たちも知らない、けどみんなで協力すればきっとわかるはず!
「そうだね」
水希が立ち上がった刹那、
「ねぇ、あの光っているもの何かな?」
香奈が上の方に指を指した。
「どうやらもう時間のようだね」
校長がそうつぶやいたとたん、この世界全体が光に包まれていった。そして、
「はっ!」
水希は自分の部屋に居た。異世界のではなく、現世の。
今回も無事、終りました。今回は全員の戦う決意など色々とありましたね~。
そして、校長!今、ボス戦に挑むってなんだよ!今からだろう!というツッコミを受けそうな予感はしています。これは完全に間違っています。いつか、時間があるとき見直しの二週目に突入いたします。
けど、今回でやっとボス戦でボス戦終了ですね。ボスがやられるのが速かったような気がしますが、そんな事気にしない、ボスは強かった!うん!といってもすぐにやられてしまったのが少し傷ですが、まぁあいいと思います。今回はこれで行きますっ!そして、朝起きると自分の部屋・・・どこかで聞いたことある台詞だな・・・。まぁ、とりあえず。次で最終章です。それと同時に新作発表を行います。そして、ヒロインパズルの最終章がもう少し後になるかもしれません。すみません。新作発表は、もしかしたら僕転の最終章と同時に投稿するかも知れません。それでは新作発表日・僕転最終章の投稿日は2018年7月31日です。間に合ったら、ヒロインパズルの最終章がこの日に投稿されると思われます。それでは、今回も少しでも楽しんでいただけたら幸いです。そして、新作も頑張ります。今回もありがとうございました。
和泉しんご




