表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
僕の転生先は異世界だった。  作者: 猫鼠しんご
11/15

【前の傷は開く】第十一章

生徒会襲撃者を倒し終えた叶夢はやっと普通の授業に出れるようになったのだが・・・。

叶夢はいろんな生徒からの視線を浴びていた。そしてリリスの下駄箱にいっぱいに入っているラブレター。

叶夢が生徒会の仕事に行っている間に周りの人々は変わりつつあった。

そして、叶夢が生徒会室に行くと香奈の姿が無かった。香奈さんの行方を会長に聞くと、

「香奈は今実家に帰って戦っている」

叶夢はその事を聞いた瞬間に学校を出て、香奈の元へと飛んでいった。

そして、香奈がいると思われる所に付いた。だが、周りの光景が酷かった。

叶夢の目に入ったのは魔獣がそこらじゅうに居て人々を襲っている姿だった。

果たして叶夢は香奈と合う事はできるのか、そして、この魔獣だらけの所から逃げれるのか!?

トラブルだらけの異世界バトル物語第十一章!

【前の傷は開く】第十一章

そして、三人は学校に登校した。

朝からこの目線の量って、どんなけ僕たちは有名になっているんだ?

そう、校門に入った瞬間にみんなの目線が一気にこっちに向いてきた。

「リリス、いったいどうなったらこうなる」

「やはり、入学試験のが響いているかもしれません。けど、とむくんの生徒会のことはまだ誰にもばれていませんのでご安心を」

リリスがそう言って、僕は少し安堵した。

「じゃあ、私は神社の掃除とかあるので失礼!」

鈴が先に校舎に入っていった。

「あぁ、頑張れよ!」

さてと、僕も教室に向かうか、この目線の量はきついが。

「さっ、リリスいくよ」

僕はそう言っている途中、早くここからどこかに行かないとと思った。

それはなぜかと言うと、こっちを真顔で見てくる水希がいたから、このまま見られていると僕の精神がもたない、とりあえず僕はここを後にすることにした。

いつか、謝る。それは僕の中では変わらない、変わってはいない。

「はい、とむくん。教室までご案内します」

リリスも状況を察知したようだ。

そして、二人は早歩きで校舎に入っていった。

「にしても、下駄箱にどんなけのラブレターが入ってんだよ!そりゃあ男子が怒った目で見るわ!」

僕はリリスの下駄箱に多数のラブレターが入っていたのを見てしまった。

「すみません。でもこれは私では解決できません、どうしましょうか?」

って、僕にこれをどうしろと!?

叶夢は汗を物凄く流していた。

「いや、それはどうにもなんないわ」

こんな事言う子は初めてだ。

いったいぜんたいどうやったらこうなる!?

いろんな意味で悔しいわ!

「今はこの手紙をどうするか考えるべきだな」

僕は考えた。そして、考えた結果、

「が、これですか」

リリスは何かを期待していたのか、顔が暗くなっていた。

「はい、こういう場合は生徒会長に任せるしかないと僕は思ったのです。すみません」

まぁ、手紙は生徒会長が朝早くに来て回収してくれるのことだ。手紙は処分せず、生徒会での保存をしておくらしい。何か手紙に魔法でも仕掛けられていたら大変だから、校長と生徒会長が管理することに。

「とりあえずこの事はこの校長に任せたまえ、もしこれが迷惑ならば対処はしてあげるよ

、どうする?」

校長は何かやらかすんじゃないかと僕は心配した。

「いや、ここは僕がやります」

そしたら、校長が顔を赤くして、

「や、やります!?いったい君たちはどんな関係に!?」

「あのですね!僕はそんなことを言いにきた・・・って、リリスまで何で赤くなってんだよ!想像したか?想像したなら忘れてしまいなさい!」

「しゅ、しゅみましぇん。け、けど、頭にやきちゅいてしまってぇ~」

そう言いながら、リリスが爆発寸前だった。

「魔法を発動する。フローズン」

僕は魔法で氷を出し、ハンカチに包んでリリスのでこに当てた。

「あ、ありがとうご、ごしゃいましゅ」

この人の口調はいつ直るのやら。

「それではこの手紙を任せました。それに香奈さんは?」

朝から生徒会室に居なかったため、僕は会長に聞いた。

「あぁ、香奈は今実家に帰って戦っている」

僕は何と戦っているのかをあわてて聞いた。

「何とですか!?」

「村に襲ってきた魔獣とだ。朝その情報が入ってきたってえ!もう居ない!?」

「さっきリリスちゃんをここにおいて学校外に出たよ、早退しますって」

校長がそう言った。

「まぁ、どうせ頼むつもりでいたからよかった」

後は任せたよ、叶夢さん。

そして、僕は一番最初の村に向かっていた。

魔法で空中を舞い、ものすごい速さで飛んだ。

なんで、一人でいったんだ!?まだあの時の傷は治っていないはずだ。

このまま動かしていたら確実に危ない、急がないと!

僕はもうすぐ村に着きそうだった。

「早く行かないと!」

もう、村以上に被害が広がっている!?

とむはあまりにも変わりすぎていて言葉も出なかった。

そして、村に到着したら香奈さんらしき人がいた。

剣を出していない!?何やってんだ!?

僕は目を細めよく見た。少女を抱きかかえている!?

これじゃまずい!

そして、とむは魔法を切り彼女の方へと落ちていった。

その頃、下に居た香奈は、

「大丈夫!?大丈夫エリス!」

このままじゃあまずい、魔獣が多すぎる。

そして、彼女のほうに一匹の魔獣が襲ってきた。

香奈はエリスを抱いて守ろうとした刹那、一人の男性が急に出てきて魔獣に噛まれた。が、剣を振り落として真木綿を倒した。

「エクスブロー!!」

刹那、魔獣が一斉に居なくなり、彼はこっちを向いた。

「叶夢君!?」

私は驚いた。あの距離でどうやってきたのかとかを考えていたが、だんだんとどうでもよくなった。そして、私は少女をおろし、彼に抱きついた。

「ありがとう、ありがとう」

私は何度もお礼を言う。正直怖かった。だけど、彼が来た瞬間助かったんだと思った。エリスも助かるんだと思った。

「まだですよ、礼はここを出て彼女を救ってからです。だから、もう一度踏ん張りましょう」

そう言って、叶夢くんがエリスを抱きかかえた。

「魔法を発動!発動魔法はファイヤーソード!」

彼は片手で剣を振り、次々と魔獣を倒していった。

「香奈さんこっちに!」

「あっはい!」

私は叶夢くんに手を引っ張られ、村の出口に向かった。

「くそっ、こんなに居やがる」

私たちの前に約何十匹の魔獣が居た。

「ここは任せてください!魔法を発動します!発動魔法はファイヤーソード」

香奈さんは剣を抜き、構えた。そして、構えた剣からもの凄い炎が湧き出ていた。

「妹をお願い!」

そう言って、私は魔獣の軍団に突っ込んで行った。

「僕も何かやらないとな、魔法を発動する。発動魔法はファイヤーバレット!」

それから、叶夢は銃を抜いた。

「後ろから援護します!」

僕はそう言いながら、屋根の上に飛んで乗った。

そして、叶夢と香奈は魔獣と戦った。

鳴り響く銃声と剣がぶつかり合う音。

そして、魔獣を倒しきった。が、屋根の上に居たとむが少女を落ちないところに置き、落ちてきた。

「とむくん!?とむくん!?」

そして、とむは意識を失った。

僕はまた。女の子の前で倒れてしまったのか。

叶夢が倒れた理由は、噛まれたところからの大量出血だった。

そして、僕は屋根から落ちたことで腕の骨を骨折した。

これは今までよりも恥ずかしい怪我の仕方だな、けどしょうがないよね、落ちる時にもう意識が飛んでいっていたのだから。

自分でもどうしようかも対処もできない、意識を失っているんだから。

僕はそのまま長い眠りに着いた。

そして、香奈は、

「叶夢くん大丈夫!?ねぇ!目を覚まして!」

私はずっととむくんの体を揺らし、必死に声をかけた。

「なんで、私じゃなくとむくんなの、なんで」

香奈は叶夢の顔に涙をこぼした。

そして、二人の後ろから魔獣が近づいていた。

香奈はパニックになり、魔獣の殺気を感じられなかった。

そして、

グァァァァ!!

「魔獣!?」

魔獣は鳴きながら香奈を攻撃しようとした。刹那、

香奈は叶夢君を抱き、守ろうとした。だが、魔獣がなぜか倒れていた。

その理由は、

「うっ、結界を張っておいて正解だったな、ナイスエリス!」

叶夢君が起き、私の妹に親指を立てた。

「ど、どういうこと?」

香奈が涙を少しこぼしながら行った。

「実は

倒れることは予想していたんだ。そして、君の妹エリスに全力で回復魔法をかけて意識を取り戻させた。それから、僕が倒れていた時に僕に魔力の共有を頼んだのだよ」

叶夢は香奈の涙を人差し指で取りながら言った。

「そうだったのね。けど、いまいちわかんないや」

私はそう言って、叶夢君の胸に顔をそっと近づけた。

その時、私は本当に心の中から安堵した。

彼が無事だったこと、妹が意識を取り戻したこと。

「さて、さっさとここから出て、学校に戻るか」

そう言って、とむくんは妹を屋根から下ろして、村の出口を目指した。

「魔獣が少し残っているな、なら倒していくか!」

叶夢はそう言って、剣を空に向け、

「エクスブロー!」

刹那、結界の中から見えたのは、言葉のとうり炎の海だった。

「僕たちは結界で守られているから、行くよ!」

叶夢は彼女の手をとり、走り進んだ。

僕が走ると、炎が道を開けてくれているような感じがした。

まぁ、自分の結界で炎がよけているんだけどな。

「もうすぐ出口!頑張れ!」

叶夢は香奈の手をしっかりと握り締め、走った。

「叶夢君前!」

叶夢と香奈が見たのは、殺したはずの色欲の三人組だった。

「な、なんであいつが生きているんだ?」

僕は開いた目閉じなくなっていた。そして、心拍数がどんどん上がっていった。

「ここからは生きて通せねーよ」

三人の襲撃者は大剣を肩に乗せながらそう言った。

「香奈さん、後ろに下がっていて」

僕は香奈さんの手を離し、手でも後ろに下がることを示した。

「うん、わかった。後で話も聞かせてもらうからね」

香奈さんはそう言い残し、後ろに下がった。

「久しぶりだな、あの時は殺したはずだが」

「あぁ、あの時はすぐにやられたけど、今回はやられねーよ!!」

そう言って、三人が一斉に攻めてきた。

「さてと、いっちょやりますか!」

僕は首をぽきぽきと鳴らしながら、剣を構えた。

「とりゃぁぁぁぁ!!!!!!」

三人組の一人が大剣を思いっきり下へ振った。

叶夢は体に当たる直前によけ、大剣を持った奴の横腹を深く剣で切った。

そして、それに続き、

「ハンドソード!!」

「ぐはぁっ!」

後ろに突っ立っていた一人の腹に手を入れ、抜いた。

僕の手についた血を振って落とし、次の攻撃に備えた。

「一人はもう戦闘不可、そしてリーダーであるあんたも横腹を切られ大ダメージか、前より弱くなっているような気がするな」

叶夢は三人組を挑発した。

「うっせぇっ!黙れ!」

こいつら、一人も回復魔法を使えないやつらだな。

「じゃあ、黙って攻めてあげるよ」

叶夢はその場から瞬間移動のように大剣を持ったやつの後ろに行った。

そして、

「ぐぁぁぁっ!」

叶夢はとどめの一撃を与えた。刹那、大剣を落とし、そいつは倒れた。

「次はどっちが来る!」

そう言った刹那、一人が後ろから攻めてきた。僕が一度も攻撃を与えていないやつだ。

こいつの動きは遅いが、攻撃力は抜群だな、今魔獣の攻撃を食らってしっかりと治療できていない自分にとっては危険だ。

そして、そいつは剣をこっちに向けて走ってきた。

叶夢は剣をたてにして、近くに来た三人組の一人の剣を跳ね返しながらよけた。

「まだまだぁー!!」

僕はそろそろやばいなと気ずき、魔法を発動させた。

「バレットソード」

叶夢は魔銃を出し、剣と一緒に構えた。

それから、僕は走り出して銃を打った。それは本当に当てるのではなく威嚇用だ。

そして、僕の威嚇発砲にだまされ、よけた瞬間を剣で切った。

「ぐへぇっ!」

もう一人も血を口から出しながら地面に倒れた。

僕はこの時、自分がみんなから避けられる理由が前よりもよくわかった。それは、

殺し方が残酷すぎる。

「後はおまえだけだ。今日はもう逃がさん」

叶夢は目を細くして、最後の一人を睨んだ。

最後の一人は、とむに手を腹に突っ込まれたやつだった。

僕は正直、逃げてほしかった。僕がまた残酷なことをする前に。

「ハンドソード!」

叶夢はまたこの魔法を発動させ、攻めに入った。

これで逃げてくれるだろう。そう思ったが、

攻めてきた!?

僕はこの時また、自分が操作できなくなった。

やばい、これは!

「アハハハ!死ね、死ね。死ね!!」

僕は

体を誰かに乗っ取られたように体が動いた。

そして、とむはまた腹に剣を刺した。

それを抜いたとたん、大きく剣を振りかぶってひざを突いた一人の男を切った。

その時、香奈はエリスの顔を抱き、こちらを見ないようにした。

飛び散る血が、僕の顔になん粒かついた。そして、僕は体を動かせるようになった。

「香奈さん、僕がこれをしたんですか、僕がこれを・・・・」

叶夢は涙をこぼしながらそう言った。

そして、香奈さんはエリスを連れてきて、僕を抱いた。

叶夢は残酷な殺され方をした三人組の遺体を見て、言葉を失っていた。

開いた口は閉じなくて、ずっと涙がこぼれていた。

僕は、自分を怖くなっていた。

それから、町に戻り僕は家に帰った。

学校はまだ授業中だ。

校長先生と生徒会長は魔法でこちらの様子を伺っていたらしい。

そう、二人もあの時の僕の姿を見たのだ。

そのときは二人とも声が出なくなっていたらしい。

そして、この噂もすぐに広がり、僕は余計に避けられるようになった。

これが僕、傲慢の死神だ。

僕は思った。次はいつ人を殺してしまうんだろうと。

そして、村の魔獣襲撃から二日、とむは部屋に引きこもっていた。

「とむくん、大丈夫ですか?」

リリスが入ってきた。

「ごめん、心配かけて。でもすぐに終るから」

僕はいつもそう言って、布団にもぐった。

叶夢は人と目を合わせることすら出来なかった。

もう、怖くてしょうがなかった。人を切ったり殺したりするのを。

「叶夢君・・・」

リリスはそうつぶやき、涙をこぼした。

どうして叶夢君がこんなに悲しんだりトラウマを背負ったりしないといけないのか、私はそれが気に入らなかった。

そして、リリスは富むの面倒を見るため、学校を休むようになっていた。もちろん、とむはそのことを知らない。

けど、そんな引きこもりの日々は突然に消えていく事になる。

「とむくんっ!」

リリスの大きい声が聞こえた。

「どうしたんだ!?」

僕はあきらかに声の強さがいつもと違い、緊急事態だと察知した。

そして、リリスの声がした方に行ったら、

「どうなっているんだ!?」

リリスが見ていたのは窓から見える森の方で巨大魔獣が暴れている様子だった。

「私たちも向かいましょう!」

そう、この距離からも見えたのは魔獣だけじゃなくて、魔法高校の生徒も何人か居た。

それから、僕とリリスは魔獣騒動が起きている森に向かった。

「この世界はどんなけ魔獣騒動が起きるんだよ!」

僕はそう言いながら家のドアを開け、走った。

リリスも横に居た。

「とむくん急ぎましょう!」

そう言ってリリスはものすごい速さで駆け抜けていった。

「はやっ!」

叶夢も魔法を使って走っていった。

そして、

「これはあまりにも大きすぎる」

僕は手の震えが止まらなくなっていた。

そして、

「リリス危なっ!ヴッ!」

叶夢はリリスを押し飛ばした刹那、首を上に上げた。そして、少しの息を血とともに出した。

腹に飛んできた木がぶつかった。

「とむくん!フローズン!ハンドソード!」

リリスは気を凍らせて、ハンドソードで切った。

そして、凍らした木を粉々にした。

「大丈夫ですか!?大丈夫ですか!?」

叶夢は腹を押さえながら立ち上がった。

「だ、大丈夫だ」

そう言って、つまずきそうになりながら、叶夢は歩いて魔獣の方に向かった。

「無理をしてはいけません!」

生徒会長が駆け寄ってきて、僕を止めた。

「どいてください、僕はついさっきあの魔獣に攻撃されました。だからやり返しをしないと」

叶夢は何も考えていないような声でそう言った。

生徒会長は震えていた。そう、生徒会長の脳裏にはずっとあの村での出来事が浮かんでいた。

「だめだ!ここから先は行ってはいけない!」

そう言っている生徒会長の後ろでは、次々と生徒がやられていっているのが見えた。

「行かせてください!今生徒たちが次々とやられているんですよ!」

僕がそう言った刹那、後ろで水希が倒れているのを目撃した。敵の魔獣はの大きさも物凄く大きかった。僕たちの背の高さをはるかに超えている。

その時、僕はまた体をコントロールできなくなった。

「会長さん、今は引いたほうが良いです。このままでは・・・」

リリスが会長を引っ張りどかした。

「見ないほうがいいです。またあなたもトラウマを背負うことになりますよ!」

リリスは泣きたい感情を押し殺し、生徒会長にそう言った。

「だけど」

「だけどじゃありませんっ!さっさと学校に戻って校長先生を呼んできてください!」

リリスは手を握り締めながら大きい声でそう言った。

「うん、わかった。ここを頼むよ」

生徒会長は少し動揺したけど、今はそれしかないと察知し、学校に走って戻った。

「とむくん、あまり無理しないでね」

そして、怒り狂ったとむは魔法も使っていないのに、周りに炎を付きまとわせていた。

これは彼が本気で怒っている証拠だ。

目の色も変わり、赤になっていた。

「巨大魔獣・・・魔獣・・・魔獣・・・・魔獣・・・・殺す!」

叶夢はそう言って、魔獣に襲い掛かった。

そして、とむは持っていた剣を思いっきり魔獣の首に刺した。

「叶夢君危ない!」

魔獣の手がとむをはらおうとした。魔獣の種類はライオン型で、人間よりも何倍とでかかった。

その手を交わそうとして、とむは剣を逃げた勢いで抜こうとしたが、抜けなくて折れてしまった。

それでも、近くに振られた手に乗って、とむは再び攻撃を開始した。

叶夢は巨大魔獣の腕を走り、顔を方に行った。

そして、

「ヴァァァァ!!」

叶夢は声を荒げ、魔獣の目に剣を二回ほど刺した。

そのせいか、とむの体力が一気に減った。魔獣から剣を抜くだけでもものすごい体力が奪われてしまう、これは計算外だった。てか、この状態で計算するのは不可能だ。たとえ頭だけが僕だったとしても何をしようがこの体を操っているやつがきめる。

だから、僕には選択権はない。

「グァァァァァッ!!!」

魔獣が大声で鳴き、僕の耳に刺激を与えた。

ものすごい耳鳴りだ。

叶夢は耳を押さえながら魔獣ののどまで下がり、剣を振った。

そして、魔獣は鳴けなくなった。

叶夢は降りていくと同時に魔獣の首から足まで剣を刺して降りた。

そしたら、とむは魔獣の血だらけになっていた。

そして、校長先生がやってきた。

「静まれ、死神よ」

校長先生がそう言った刹那、僕は意識を失って倒れた。

「魔獣は私が相手する。後は頼んだよリリス君」

校長はそう言った。

「わかりました。後は任せます」

そう言ってリリスはとむを背中に乗せて家に戻った。

僕は今までに何人の人たちを殺してきたんだろう、何人の人を苦しめていたんだろうか、僕は数えきれないほどの人を殺したり苦しめただろう。

気絶している時、僕はとある夢を見ていた。

その夢は今までの勝負の結果だった。

最終的には、僕が殺していたやつばっかだった。

たとえ、体が乗っ取られても、見たものは全て記憶に残る。

体が乗っ取られているのなら、残る記憶はいらないし、消えてほしい。

とむは転生して早々にいろんなことがありすぎて、少しからだの状態が悪い。

彼は傲慢の死神、特別何も持たない大罪だ。しかし、この大罪は仲間になる精霊が強いと言われている。そんな話を誰かが夢の中で話していたような・・・・

とむゆっくりと目を開けた。

「家だ・・・」

僕は家に運ばれていた。着いた血はすべて落ちていた。

そして、ベットの上。僕は、体が動かせなかった。まだ、魔力の回復もしっかりと出来ていないから、体を動かす力もない。

「くっ・・・・はぁー、だめだ」

僕は意地でも起き上がろうとしたが無理だった。

コンコン

「失礼しまーす」

ノックと同時にドアを開け、リリスが入ってきた。

「あぁ、どうぞ」

「とむくん調子はどうですか?」

「絶好調だよ、ただからだが動かないのが心配だけど」

このまま誰かに襲われたらおしまいだ。

「そうですか、あまり無理しないように。今日は校長先生から学校を休むようにと言われております」

日付が変わったのか、

「僕、何日ぐらい寝てました?」

「体力と魔力がそこをつき、だいたい一日です!」

なんか、もうちょっと寝ていたほうがよかったかな?

十一章も無事、終りましたね~。

今回は空中浮遊魔法の登場。前は第二章で登場いたしましたね。香奈がこの作品に始めて登場した時の魔法をもう一階ここで使う事になるとは・・・。

まぁ、使ったところで何かが大幅に変わるとか無いのですけどね。

けど、もう十一章、もうすぐ終わりですね。次はヒロインパズルの修正から投稿済みの週背に取り掛からないと、投稿済みでも十章の修正・・・またこれは結構な時間がかかりそうな予感が・・・。

まぁ、楽しいからいいのですが、僕の一番最初に作った作品ももう最終章かと思ったりしています。

アニメの最終回の最後のおわりを見ているような感覚です。けど、名前とか技名を考えるのに結構かかったのに終るのはそこまでかかりませんでしたね。歩き出した時は遅く感じる時間だったが、振り向いて歩んできた道を見返すと今までにあったことが短く感じられます。まぁ、こんな感じです。(解りにくくてごめんなさい)今回も読んでくださり、ありがとうございます。少しでも楽しんでいただいたら幸いです。それでは・・・。

和泉しんご

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ