【ようこそ、生徒会へ!そして、襲撃者】第十章
入学試験が無事に・・・は終らなかった。
魔法を直接受けたのだ、怪我一つも無いという幸運は無い。制服は血だらけになり、体はボロボロ。
だが、光悦叶夢はすぐに病院から退院する事ができた。家に帰ってきたら、リリスがあの血だらけの制服を洗って持ってきてくれた。血は全て落ちていた。そして、魔法高校の校長から朝早く来るようにと手紙をリリスから渡された。そして、僕は朝早く学校に行って、話を聞くと・・・。
何故か生徒会に入るはめに。(なんか、よく分からんし、なんで僕が生徒会に入らないといけないのだよ!)
そして、家に帰ると鈴が僕の事を叶夢兄ぃと呼ぶ。もう何がなんだか・・・。
そして、生徒会に入った僕は仕事にとはいかなかった。
生徒会室が襲撃された。ターゲットは叶夢かもしれない。そして、襲撃者との勝負、生徒会部員はどうなるのか!?物語の進みが速い作品の第十章がスタート!
【ようこそ、生徒会へ!そして、襲撃者】第十章
僕が入院して、一週間が過ぎ退院した。
怪我は完全に治っており、今ではもう走れるぐらいに回復していた。
「ただいまー」
僕は退院して、久しぶりに家のドアを空けた刹那、
「おかえりなさいませ、とむさま」
リリスが玄関で僕を待っていた。
「あぁ、ただいまリリス」
僕はそう言って、靴を脱ぎ、そろえてから部屋に戻った。
「久しぶりにもどった!」
そして、
コンコン
「リリスです」
「はい、どうぞ」
僕がそう言うと、リリスはドアを開けて、
「あの、制服をお持ちしました」
リリスが、たたんだ制服を持ってきた。
「あぁ、ありがとう。けど、あの量の血をよく落とせたな」
「いえ、学校長が新しいのを着せておいて下さいと、新しい制服をくれたのです」
そりゃそうだな、試験が始まってさっそく血だらけにしたもんな、それから最後まで。
最後は自分の血だけど。
「そうか、ありがとう」
僕はリリスから、制服を受け取った。
「それで、最近の調子はどう?」
「絶好調です!」
「そうか、ならよかった」
「それでは失礼します。後、学校長から明日朝早くに来てほしいと手紙を渡されました」
そして、僕はその手紙をリリスから受け取って、折られているのをまた開いて見た。
(光悦君へ この前はありがとね、おかげでみんなが怪我がなかったよ、それに新しい制服も受け取っておくれ、それにコートも学校で渡すよ、白と黒のやつ)
あれ、これで制服が二枚になっちゃった。
(それで本題へ、今回君には生徒会に入ってもらうことになった。仕事内容は明日話す。だから、明日の六時半にはもう学校に来ていてくれ、それじゃあ明日会おう)
なんか、よく分からんし、なんで僕が生徒会に入らないといけないのだよ!
「爆ぜろ!」
僕はそう言って、手紙を地面に投げた。
そして僕は部屋から出てリビングに向かった。
「おぉ、叶夢兄ぃおかえりー!」
なんで兄ぃなんだ?
「あぁ、ただいま鈴」
僕を大きい声で迎えてくれた鈴は、学校ではもう有名らしい。
その前に指に入るほどの強さを持っているときから有名だよな。
「そういえば、神社は大丈夫なのか?」
そしたら、鈴が、
「大丈夫だよ、だって私の神社は学校の裏庭にあるし」
「えっ!」
僕は今日、鈴の神社がある場所を初めて聞いた。
それに何が大丈夫だよ。
「そうだったのか、どうりで鈴だらけの神社と思った」
そう、最初の入学試験日に裏口から出た場所の近くの神社があって、そこの神社の名前が麗風鈴神社という名だった。
まさかあそこの管理者が鈴だったとは。
「信じられん」
「何が?」
「なんでもない、これからお参りしに入っておこう」
一応、百円を入れておこう。
「おおきに~」
鈴が両手を合わせてそう言う。
そして、翌日。
僕は朝早くに起きて、学校に向かった。
現在学校門の前、とむはあまりにも静かな学校に好奇心を少し抱いていた。
「静かな学校!何があるんだろう!」
僕はそんな感じで校舎に入り、生徒会室の前に来た。
にしても、
「豪華な扉だな~」
生徒会室だけドアの木が違う。
コンコン、
僕は生徒会室のドアにノックした。
「どうぞー」
「失礼します」
これで二回目となる生徒会室に入った。
前は裏口から入ったので、本ドアからは入っていない。
「おはようございます生徒会長」
僕はドアを開けて、一礼した。
「あぁ、おはよう」
「この前はありがとうございました」
僕は入学試験の時に助けてもらった礼をした。
「いや、大丈夫だ。それにもうばれているでしょ」
そりゃそうだよな、何の変装もせずに思いっきり名前を呼ばれたのだからな、ばれて当然だ。
まぁ、少しは気持ちが楽になった。あとは謝るだけだ。
「まぁ、ばれてもそこまで気持ちが変わることはありませんでした。けど、少し楽になりました。ありがとうございます」
「そんなに礼を言われても困るな、それにその分文化祭で働いてもらうから」
文化祭、それはこの学校の祭りと部活紹介と学校案内が行われる日、この学校は一斉にこれを済ますらしい。
「あぁ、後君のクラスは水希と違うクラスだ。それに君の今の仲間が同じクラスだ。安心しなさい」(ふんすっ)
生徒会長が胸を張ってそう言った。
「ありがとうございます。で、文化祭はいつなんですか?」
「一週間後だ、それに君には手伝ってもらうだけではなく、生徒会に入って働いてもらう」
「ハァ?」
とむは目を丸くした。
「だから、君には生徒会に入ってもらい、警護調査部に入ってもらう」
しかもエリート部!
「な、なんで僕がそんなエリート部に入らないといけないのですか!?」
こんな罪人がエリート部に入っていいのか!?
この学校からの批判を結構受けると思うけど。
「なに、あれのどこがエリート部だ?」
あの部活は実技でいい成績を収めないと絶対に入れない部。
「いや、エリートでしょう」
学校外にも広まっているほどなんだから。
「あんな部より生徒会長のほうがエリートだぞ!」
ふんす!
何言ってんだこの人、僕が口を開こうとした瞬間。
「失礼します」
誰かがドアをノックしながら開けてきた。
「生徒会長、文化祭の書類を速く出してください。警護部もいろいろと作戦とか考えないといけないのですよ、なに・・・・・叶夢さん?」
きずくの遅いよ香奈さん。
「どうもです」
僕は頭を下げて一礼をした。
「あ、どうも・・・じゃなくて、なぜとむさんがここに!?」
そう香奈さんが言うと、
「今回から生徒会部の中の警護調査部に入部してもらうわ」
強制だけどな、僕から入ると言う一言も言ってないからな。
「へぇー、あのエリート部にねー」
そんなに見てあの人は何に思ってんだろうか、そんなのどうでも良いか。
「とりあえず私が警護部の部長です。これからもまた、よろしくね」
なんでウィンク?
「はい、よろしくお願いします」
僕はもう一度頭を下げた。ここではこの人は先輩、だから上の人としてみなければ。
「とりあえず、文化祭の用意が明日あるから頼んだわ。それに、水希は当分近づけないようにしとくから安心してださい」
確かに安心だな、
「けど、いずれは生徒会だとばれるかも知れません、特に文化祭は注意した方が身のためかと」
会長はそう言って、生徒会室を出て行った。
「さて、僕たちはどうしますか?」
「あぁ、そうね。確かここにあったはずなんだけど・・・あった!」
香奈さんが書類がいっぱい入っているファイルを取った。
「はい、これ仕事内容の紙。よく読んでね」
そう言い、香奈さんは僕に仕事内容が書かれた紙を渡す。
香奈さんが高い位置にある棚に持っていたファイルを戻そうとした。
出すときは棒とかで出していた様だけど、これは無理だな。
叶夢は他なの横にある少し長い棒を見て言う。そして僕は一度ため息をついて、
「貸してください」
そして、香奈さんからファイルを受け取り棚に戻した。
「ありがとう、この背の大きさで」
そう香奈さんが言った刹那、
「罪人のにおい」
一人の生徒が入ってきて、僕に魔法を撃とうとした。
「なにやっているの!?ここは生徒会室よ!魔法は禁止です!」
「罪人を殺せるなら別にいい!こいつは気にくわねぇ!」
ばれるのが早いな、何が原因だ!?
「それは無理だと思うが!」
僕は思いっきり三階にある生徒会室の窓から飛び降りた。
そして、着地した。
「やはり、来ると思った」
なら、早く対処していてくれたら・・・。
着地した先にいたのは会長だった。
「あの生徒から逃げないと危ない、何ここで突っ立ているのですか!早く逃げなさい!ここは私が引き受けます!」
生徒会長がそう言う。
「ありがとうございます」
叶夢は生徒会長に任せ、逃げた。
僕もものすごい殺気を感じた。確実に僕があの男に対抗していたら即死している。
それにもう入学式が始まっているのに、なんなんだあいつ!
僕は校舎のどこかがわからない場所に隠れた。
それから、少しした後生徒会室に向かった。
そして、生徒会室のドアを開けると金髪の少女が倒れていた。
「香奈さん!香奈さん!」
僕は必死で回復魔法を使い、香奈さんを回復させたが意識が戻らない。
「まだ死んでないはず!まだ!」
そしたら、ゆっくりとドアが開かれ、
「とむさん無事ですか?」
首を押さえながらヨロヨロと会長が入ってきた。
「会長!全魔力を使う!回復させよ!」
僕は二人の腕を持った。
「ありがとう、けど少し遅かった」
会長が涙をこぼしながら倒れた。
「会長!会長!」
そして、とむは下を向き声に出せないほど悲しんだ。
歯を食いしばるだけだった。
そして、またドアが開かれた。
「見つけた。さてと死んでもらうか!」
僕は振り落とされた剣を剣で跳ね返した。
「ちょうど良かった。こっちもおまえを探そうとしていた所だ。おまえを殺す!絶対に殺す!」
この時、また意識がどっかに飛んでいったと思う。
(殺す)と言った時に起こった暴風でそう僕はそう感じた。
「おぉ、さすが罪人の死神!そんな奴を僕は殺したかったんだよね!ファイヤーブロー」
「解除!」
僕は襲撃者の魔法を使えなくした。
「あらら、魔法が使えなくなった。そしたら接近攻撃しかなくなるねぇ~」
この時、僕は魔法を裏で発動させていた。
襲撃者の後ろでとんがったものが全部浮いて、襲撃者を狙っていた。
「解除!」
そして、僕は再びそう叫んだ。
「何も解除するものなんてヴッ!」
僕は生徒会室にあるとんがったもの全てを襲撃者に刺した。
貫通しているの物もあった。そこから少しずつ血が流れ出した。
僕は襲撃者の隙を見つけ、魔法で攻撃していた。
「この僕がぁ、この僕がやられると!?・・・嘘だ、嘘だ!!」
襲撃者はその場で倒れた。
「戦う相手を間違えたな」
そして、生徒会室に校長先生がやってきた。
「派手にやりやがったな、彼女二人を保健室に連れて行ってくれ、後は私がやる」
「はい、よろしくお願いします」
それから、僕は二人を保健室に連れて行った。
「あいつはいったいなんなんだ、急に襲撃なんかしやがって」
けど、あの時部屋の前に気配を感じていた時に対処してれば、こんなことに葉ならなかったのかもしれない、これは僕が悪い、油断をした僕が悪い。
僕はそう思いながら手を握り締めていた。刹那、
「あなたは悪くないよ」
僕の手に香奈さんが手を乗せてきた。
「か、かぁなさぁん・・・・僕は・・・・」
叶夢は鼻水をすすり上げながら、下を向き、声を上げて泣きそうになったのを抑えた。
「とむくんは自分を責めすぎているよ、私は君が悪いとは思っていないよ、だって君は私たちの治療もしてくれたし、それに戦ってくれた。私はその恩返しをするまで絶対死ねない、まだ死ぬ気もないし死にたくもない、だから私は生きる。それに何度も言うけど、ありがとう」
香奈さんがニコッと笑った。
その笑顔と同時に香奈さんの金髪がものすごく綺麗に感じた。
「髪、また戻したんだね」
「うん、そういえばあの時に入学の説明したっけ?」
そういえば会った時にそんな事言っていた様な。
「言ってませんよ本当に、本当にですよ」
僕は涙を拭いながら笑った。
その後、生徒会長も起きて、仕事に戻った。
「僕はこれで失礼します」
「あぁ、今日はありがとうございました」
生徒会長がそう言った。
「とむくん今日はありがとね、助かったよ」
引き続き、香奈さんもそう言った。
「いえ、僕の方からも礼を、ありがとうございました」
僕が頭を下げた後、目を合わせたら、
「あれ、いつの間に二人は仲良くなっていたの?はっ!つき合っていたりして!」
生徒会長がそんなことを言ってきたが、僕は無視して部屋を出て家に帰った。
「今日は散々だったな、もうあんな思いは嫌だし、どうにか対処する方法はないものか」
僕は自分の部屋にある椅子に座りながらそうつぶやいた。
「今日はやけに疲れているのですね」
そう言ってドアを開けて入ってきたのは、
「あ、リリス」
「すみません、ノックもせずに」
リリスが頭を下げた。
「いや、大丈夫だよ。で、どうしたの?」
とむは首を傾げながら言った。
「いえ、入学式の時に居なかった事と外から嫌な気配が感じられましたので、そのことについて報告をしようかと」
あの時のことだ。
「あぁ、説明しておこうか。まぁ、居なかったのは前説明した生徒会の仕事で出れなかったんだ」
「それで、あの気配はなんだったんでしょうか、少し血の臭いもしました。何があったのでしょうか」
叶夢は体を机の方に戻し、頭を下げた。
「あれは、生徒会の仕事の途中で襲撃にあったんだ。急な出来事で生徒会も僕も対処が出来なかった。あの時僕がしっかりと警戒しておけば、こんなことに」
その時、叶夢が歯を食いしばって、手をずっと握り締めていた。
また、自分を責めてる。
「叶夢君、あまり自分を責めないでください」
そう言って、リリスは叶夢の背中に寄りかかった。
「ごめん、癖になってしまって」
この人はいつも自分を責め、自分を少しづつ壊していく。そして、自分を壊しきったとたん、彼は本当に壊れるだろう。
私はそれが怖くてしょうがなかった。そんな彼の姿を見たくなかった。だから私が彼を支えてあげないといけない、今は水希さんもいない彼を。
「その癖をいつか私が直してあげます。それまでずっと離れませんし、直ってもあなたのそばに居ます」
私はニコッと笑いとむくんの背中に顔をそっと置いた。
「ありがとう、助かるよ」
叶夢はそう言い、リリスの頭を優しくなでた。
その後、リリスは部屋に戻り僕は寝た。
けど、夜中に起きた。
「まだ、日が昇ってない」
僕はそう言って起き上がった。
そして、部屋を出てベランダに出て夜空を見た。
「この世界にも、星は存在するんだな」
僕はそう小さくつぶやいて、空を見たり町を見たりした。
「綺麗だな」
現世もこんな事していたのかな、もう少し思い出したかったな前の世界でのこと。
僕が思い出したのは水希との思い出だけ、まだまだ僕にはいろんな思い出があるはず、ゆっくりでもいいから、いつかは全てを思い出したい。
そして、日の出。
太陽があがってくるのをずっと見ていた。
刹那、
「あぁ、起きていましたか」
朝早くから、リリスが部屋に入ってきた。
「おはよ、こんな朝早くからどうしたんだ?」
「とむさんの寝顔じゃなくて、着替えを置きに・・・」
今僕も聞き捨てならないような言葉を聴いたような。
「あぁ、ありがとう。今日は教室にいけるから」
そう言うと、リリスは暗い顔をした。
「まぁ、来ても何も変化はありませんよ、少し視線が強いですが」
何かはわかった。
「他のやつらはほっておいたらいいさ」
僕はベランダの風を浴びながらそう言った。
「そうですよね」
リリスはそう言いながらベランダに来て、朝日を見た。
「綺麗ですね」
僕も一緒に朝日をもう一度見た。
「そうだな」
これから始まる高校生活。いろんな感情が混ざり、色々と心配になっているが、大丈夫。僕には二人が居る。
今回もどうにか終りました。ふぅーとため息をつく毎日ですよ。楽しいと思う時は小説を書いている時とか友達と遊んだり喋っている時ですかね。最近はキャット&チョコレートをやっていました!物凄く面白かったです。つい最近はヒロインパズルの方の修正に執筆をやっていました。ここだけですが、この時にはもうヒロインパズルはもう最終章を書き終えています。現在修正作業をして降りますのでもう少しお待ちください。けど、今回の作品ではまた自分を責めるシーンがあったのですが、これは僕の癖です。なにかあったら、自分のせいにしてしまうのですよね。ま、全部自分のせいにしてしまうのですよね。
僕の場合、何かを自分のせいにされると逃げ場が無く仕方なく自分のせいに・・・。まぁ、怒られたりした分その後どうなるのか「うっへっへっへっへ」
まぁ、今回は許してやるで終るのがオチなんですが、小説を書いていると主人公と自分の性格が少し似ているところがあるんですよね。ペットみたい。だから、小説を書く時いつも、主人公が僕と同じ事をするたびに走馬灯のようにそのときの事が脳裏を過ぎります。
まぁ、そんないつもこんな感じです。今回も読んでいただきありがとうございます。今回で第十章、もうすぐでこの作品も最終章です。最後までがんばっていきたいと思います。今回は本当にありがとうございました。少しでも楽しんでいただけたら幸いです。それでは。
和泉しんご




