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第四百九十九話

 ユニハーズの活動拠点から、島の中央部に近い地点。地下数十メートル。

 アステルは、そこに隕石から漂う魔力が溢れていると判断した。


 アステルはユニハーズの中で最も鑑定能力が高く、さらに、情報的にそれらを見るので、調べないと分からないことがその場で分かるのだ。


 さらに電話した段階で、剣の精鋭とユニハーズはこの情報を共有している。

 思った以上に迅速に動いているが、だからと言ってどうするのか、という話はまだ出ていない。


 純粋に面倒なのだ。

 海中であれば。潜ればいい。

 だが、地中はまだユニハーズでも活動が及ばない領域だ。


 地下資源のことを意図的に無視しようとは考えていない。

 ただし、それを達成するためのコストが大きすぎるのだ。

 誰もやりたがらないほど、地下と言うのはまだ活動から距離が遠いのである。

 とはいえ、ユニハーズの場合は高志が興味がなかったらそれだけでもうほぼいかないことが確定するようなものだが。



 いずれにせよ、誰が行ってその実態を突き留めなければならない。


 誰が行くのかという話だ。

 行動力が最もある高志と来夏は不在。

 世界最高と言われている秀星も不在。

 もしも狙ってやっているとするならば、紛れもなくいやらしい性格をしていると言っていい。


 とりあえず、穴をほっていくしかない。

 敵は地中にいるのだ。別に出てくるのを待ってもいいが、海中に出現した壺から大量にクジラが出てきたことが沙羅から伝えられたので、放置するとまずいことになる。

 さすがに、自分が普段から活動する島がモグラの天国になるのは嫌である。モグラかどうかは知らないが。


 秀星がクジラを倒しまくっている間に、地中に行くためのメンバーも揃えられていく。


 それを決戦と呼ぶかどうかはともかく、地中への対処のため、人が集まっていた。

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