↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

204/1408

第二百四話

「ちょっと豪華すぎる気がするな」


 拠点の数は六つ。

 一つは秀星たちがやるとして、残る五つを誰が担当するのかを予想していた。

 秀星としては、何人か自分の知らないやつが出てくると考えていた。

 拠点の中にいるであろう敵さんの強さの目安はついているので、担当する場所を間違え無ければひどいことにはならない。


 秀星は拠点を見れば大体どんな強さの敵がいるのかが分かるが、とびぬけて強いのが二つだ。

 それらを秀星とアースーで担当することになるのは間違いない。

 というより、そうしないとどうにもならない。

 ただし、いざとなれば秀星が全て片付けるつもりで動く。

 そんなことをぐるぐる考えていた。


「公安と言う組織からすれば若干頭おかしいとしか言えない人選だよなぁ」

「秀星、さっきから辛辣だね」

「てっきり暇なのかと思ったくらいだからな。そりゃそうなるだろ」


 なんと、アースー、アレシア、アリアナ、ミラベルだ。

 全員少女に見えるがアースーだけは男である。

 で、拠点の数は六つあるのだが、四人しか来なかった。

 どのような班分けになるのかを予想し始めて、結論にたどり着いてぐったりした時に、アースーは嬉しそうに言い始めた。


「秀星もなんとなく分かっていると思うけど、五人目はデイビットだよ」

「だよな」


 それぞれのチームのリーダーとしては、王族三人とSPと公安トップとバカが担当する。

 あまりにも人材不足過ぎて世も末である、


「何か緩い感じだが、それでいいのか?」

「一応デイビットも納得してるよ。王宮で対応するメンバーのことを考えるとこれが最適解だってね」

「……人材不足だな」

「そうだね。この答えにたどり着いた時は涙が出たよ」


 確かに、それぞれ訓練を受けている組織はメンバーも強いだろう。

 何故かよくわからないが意欲があるのがエインズワース王国民だ。

 ただし、とびぬけているのかどうかと言われるとそれは微妙な分類であり、今回のように、圧倒的に強いと判断ができて、なおかつある程度の人数が必要となった時、この国は足りない。

 仕方がのないことだとは思う。

 エインズワース王国に喧嘩を売りすぎると、魔石の産出量が少ない先進国がうるさいのだ。

 そう言った事情もあり、最終的には他国に任せることが出来る。

 無論、その後の事後処理でその国に便宜を図ることになるだろう。

 ただし、別にその先進国としても、エインズワース王国ではなく魔石鉱山が目当てのものが多いので、過信できないというのが現状だ。

 重要なのは、先進国を相手にしたくないそんじょそこらの犯罪組織がエインズワース王国を狙わず、現場の人間が育たないということなのだが。


「とりあえず、どうにかするしかないのは事実だからな……」

「頑張ろうね」


 みんなからすれば大きな案件。

 ただし、秀星から見れば、相手はただの教材。

 一段落付いた時にどうなるのかが楽しみではある。

 とはいえ、現時点ではミラベルの『警報』はなんともなさそうだ。理不尽なことにはならないだろう。


(さーて、俺も最低限はやるか)


 教材呼ばわりするが、それを扱う教師としては、秀星には少々荷が重いかもしれない。

 が、いずれにせよ、秀星は自分が決めた最低限をするだけである。


 もちろん、良いパターンと悪いパターンがある。

 できれば、良いパターンになればいいと考えていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。