表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
この世界の頂点へ ~Shangrila War~  作者: 田中ももんが
1/4

第一章 1 シャングリラ

小説家になろう初投稿です。

気軽に読んでください。

タイトルはこの世界の頂点へ

(この世界のてっぺんへ)です。

キーン!!!

剣と剣がぶつかりあい、片方の剣が弾かれた音が、剣舞場に響いた。

「クソッ、もっかいだ!」

「今日はもうやめないか要?僕ももう疲れたよ。」

「チッ、そうか。一応今日も聞くが、今何勝何敗だ?」

「僕が127戦127勝で要はその逆だね。」

「そうか、陽また‥」

「明日もやるぞ、でしょ毎日そのセリフ聞いてるよ。」

「明日は勝つ!」

「要いい加減その剣使ったら?練習用の剣じゃ聖剣に勝てないって最初に教えられたでしょ?」

「うるせーな。俺も使えたら使ってるよ!」

「ん?使えない理由があるの?」

「なんでもねぇよ、ただ俺は聖剣なんかには頼らねえでお前に勝つそれだけだ。」

「そう、じゃあ帰ろっか。」

「なぁ陽?あと何日残ってんだ?」

「あと30日くらいだね…」

「そうか…もう二ヶ月たつのか…。覚えてるか?俺たちが出会った日の事。」

「忘れるわけないだろ…僕たちはあの日から…」





~二ヶ月前~


「じゃ行ってくるわ。」

「お兄ちゃん忘れ物!いいな~私が代わりに行きたいよ!」

「あぁサンキュ。やっべ遅刻する!じゃあな!」

「もう気をつけてね!」

妹に弁当をもらい、俺は玄関を勢いよく飛びだした。


俺の名前は御堂要(みどうかなめ)

今日から高校一年生だ。

中学の時、俺は受験に失敗した。それもそのはずだ。俺は中学の頃は勉強など微塵もしておらず、毎日遊んでいたのだから。

春休み。行くところがなく途方にくれていた俺の元に一通の封筒が届いた。その封筒には、


「御堂要。あなたは選ばれました」


と書かれてあった。最初は宗教の勧誘か何かだと思っていたが、なかみを見てみると、

「学戦都市シャングリラ入学のご案内」

と書かれていた。シャングリラ?ってなんだよと思いながら、封筒を母に見せると、

「何よこれ?シャングリラ…

ってシャングリラ!?嘘でしょ!なんであんたなんかが選ばれんのよ!いや、私はあんたはやればできる子だってわかってたわよ!。はぁ~どうしましょう今夜はパーティーね!」

これはよっぽどのものなのだろう。受験に落ちた日から落ち込んでいた母さんがいきなり笑顔になっていた。

「おいおいどうしたんだよ母さん!この封筒なんなんだよ!」

母さんは俺が呼びかけても全く反応せずただただその封筒を嬉しそうに眺めていた。

そんなにすごいものなのか?

【シャングリラ】

確かに今思えばどっかで聞いたような気がしてきた。

そんなことを考えていると、騒ぎを聞き付けたのか、二階から妹が降りてきた。

「どうしたのお母さん?あ、わかった!またお兄ちゃんがなんかしでかしたんでしょ!全くもう!お兄ちゃんは問題ばっか起こして!」

こいつは御堂美咲(みどうみさき)俺の妹だ。

「おいおい!俺はなんもしてねえよ。それよりお前【シャングリラ】って知ってるか?」

「そりゃもちろん知ってるよ!知らないのはお兄ちゃんぐらいでしょ。最近はみーんなシャングリラの話ばっかだもん!はぁ、私も選ばれないかなぁ…」

「あの~美咲さん?母さんが持ってる封筒を見てください。」

「なによ?これがどうかしたの?……ってお兄ちゃんがシャングリラに選ばれてるーーーーーーーー!!!なんで!?こんな勉強もせずずっとゲームやら遊んでばっかの人が選ばれんのよ!絶対なんかのミスよ!うん、そうに決まってるわ!」

「おいおい二人してどうしたんだよ?そんなにこれってすごいのか?」

「すごいに決まってるじゃない!ニュースみてないの!?多分今もやってると思うよ!」

そう言って美咲はテレビをつけた


「ニュースです。学戦都市シャングリラが今日、入学者の選考会を終了したことを発表しました。発表によると入学者は全世界で1000人おり、うち日本人は15名選ばれたそうです。選ばれた方には今日中に案内が届くそうです。いや~選ばれた方本当におめでとうございます!では次のニュースでs……」ピッ


「これでわかったでしょ?認めたくないけど、お兄ちゃんは全世界のなかのたった1000人にえらばれたのよ!わかったらとにかく案内を読みなさいよ!」

「はいはいわかったよ、読みます読みます。」

俺は大事そうに持っていた母さんから封筒を取り、説明を読んでみた。



なんだよこれ…最高じゃん…


読んでいただきありがとうございます!

これから連載する予定なので、次回も是非ご覧ください。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ