8/19
出発
『よし、行くよ!!』
『ベア、大丈夫…?』
秋の女王が心配そうにベアを見つめています。
『大丈夫!!』
ベアは、赤のポンチョに赤い長靴を履いています。
ポンチョは、前に春の女王がつくってくれたものです。
『…じゃ、行きましょう…。その前に、王様へ許可を取らないと…。』
『その必要はないわ。私達から、王様へ言っておくから。』
夏の女王が、青年へそう言いました。
『ありがとうございます。冬の女王にお話を聞いて頂けるよう、頑張ります。』
『気を付けて下さいね。』
『ベアの事、よろしくお願いします。私の大切なお友達だから。』
春の女王は、ベアを見ながらお願いをしました。
『分かりました。』
『早く行くよ!!』
ポシェットの中から、ベアの元気な声が聞こえます。
『…分かりました。じゃ、皆さん…行って来ます。』
『行ってらっしゃい。』
『冬の女王の事も、よろしくお願いしますね。』
『待ってるよ。』
3人の女王から見送りの言葉をもらって、青年はお城を出たのでした。




