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青年のお話を…
クリスは、塔を出てお城へ向かいました。
自分のせいで、雪の女王が出てこなくなってしまった理由を説明する為に…。
王様の所まで行き、説明をしようとしました。
『王様、冬の女王を…』
『あらっ、あなた…クリスさんじゃない…?』
クリスの言葉を遮ったのは、夏の女王でした。
『こらっ、夏の女王。今は、人が話しているだろう。』
王様は、夏の女王をたしなめました。
『ごめんなさい。クリスさんに、用があるんです。駄目ですか…?』
瞳をうるうるさせて、王様へお願いする夏の女王を見ながら、クリスは、この人…僕に一体何の用なんだろう…と思っていました。
『…良いだろう。クリスを困らせるんじゃないぞ。』
『はーい。』
クリスの方を見ながら、ニヤリと笑ってきた夏の女王。
そんな彼女を見て、この人…演技だったんだ…とびっくりしました。
『さっ、行きましょう。』
『…は…い…。』
クリスは、夏の女王の後をついて行く事にしました。




