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おふれと塔へ行く人

『おふれが出来たぞ。』


『私達が言っていた事も、入っているわ。』


秋の女王は、感心したようにそう言いました。


『じゃあ、お城の門の所に設置したらどうかしら…?』


夏の女王は、早く誰かに冬の女王を助けてもらいたいみたいらしく…ソワソワしています。


『そうしよう。』


王様は、家来を呼んでおふれが書いてある看板を設置させました。


そこには、こう書いてありました。


“冬の女王を春の女王と交代させた者には、好きな褒美をとらせよう。

ただし、冬の女王が次に廻って来られなくなる方法は、認めない。

季節を廻らせる事を妨げてはならない。”


早速、看板を街の人達が見ていました。

そして、誰が行くのかを話し合います。


『冬の女王を説得するって、どんな風に…?俺は、無理だな…。』


『女王様と話なんて、緊張するな。』


『…僕が行くよ。』


そう言ったのは、冬の女王を塔から出てこなくさせた本人のクリス。


『クリスなら、きっと説得出来るだろう。』


『クリスだったら、女王様も心を開くだろう。』


『皆、ありがとう…。』


クリスは、街の皆から慕われていました。


『早速、王様の所へ行くよ。』


『気を付けろよ。』


クリスは、お城へ入り家来へ冬の女王の件について言いました。

家来は、クリスを王様の所へ連れて行きました。


『あなたは、何という名前か?』


『僕は、クリスです。今回、是非冬の女王様をお助けしようと思い、お伺いさせて頂きました。』


『おおっ…。クリス…ありがとう。早速、お願いする。』


『かしこまりました。失礼します。』


王様も、クリスの評判は知っていたので一つ返事で塔へ行かせました。

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