心配
『王様、冬の女王はどうしたのでしょう…?』
そう話しかけたのは、秋の女王。
秋の女王は、ストレートの長い茶色の髪で、目も同じ茶色の人。
5ヶ月経っても出てこない冬の女王を、心配していました。
秋の女王は、冬の女王にとってお姉さんみたいな存在でした。
『何故か分からないが、出て来ないんだ…。
冬に入る時には、元気だったのに…。』
王様は、冬の女王が冬に入る前に見せていた笑顔を思い出しながら、そう言いました。
『春の女王は、塔へ行かれたの?』
そう問い掛けたのは、夏の女王。
夏の女王は、ショートカットでひまわりの様な黄色の髪で、緑色の目をした元気な女の子。
『それが、行っていないみたいなの…。この間部屋を訪ねたけど、元気がなかったわ。』
春の女王は、黄緑色の髪に黄色の目をした可愛らしい女の子。
水色の髪に水色の目をした冬の女王とは、正反対の女の子でした。
王様は、しばらく悩んだ後にこう言いました。
『…このままでは、国が危ない。作物も出来ず、皆凍えてしまう…。おふれを出そう。』
『おふれって、どんな内容なのですか?』
『うーん…。』
『皆で、考えようよ!!』と夏の女王の提案で、おふれの内容を考える事にしました。




