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はじまり
20XX年、ある中学校に背が高く目つきが悪い男子がいた。
名前は木越勇一
勇一は中1の頃に先生に反抗的態度をとったり、上級生と喧嘩したりしていた。
万引きで警察に捕まったこともあった。
勇一は先生や上級生から不良と呼ばれた。
しかし勇一のクラスメイトは不良とは呼ばなかった。
勇一は見た目は怖いが面白い人でクラスから人気があった。
勇一はそのクラスが好きだった。
だけどそのクラスの担任は嫌いだった。
担任の名前は木村
不真面目なことばっかやっていた勇一のことを嫌い他の生徒とは違う態度をとる最低な担任だ。
最初勇一は木村を気に入っていたが、
自分のやった悪事の理由に同情するのが嫌で、見るたび睨みつけるようになってしまった。
勇一のいる学校では2学年にあがるのにクラス替えをするので担任が変わる。
勇一にとって嬉しいことなのだがクラスの仲間と離れてしまうのが少し寂しかった。
中学校生活が一年たち、新しいクラスが発表された。
新しいクラス新しい仲間新しい担任。
それらの出会いが勇一の人生を大きく変えて行く。