NAO
私はただあなたの気持ちだけが欲しかった…
出会いは3月
ホステスの仕事にも嫌気を感じていた頃NAOに出会った
そこは先輩とよく行っていたホストクラブ。たくさんの男の子たちの中に彼はいた。
あまり面白くもない、でも一生懸命な同じ歳の男の子
なんとなくメールアドレスを交換してメールをやりとりするようになった
いつも無理して笑っている様で息苦しそうで、今にも心が壊れてしまいそうな所がとても自分と重なって見えた
そして自然と身体を重ねた。2人で抱き合っていてもお互いに自分に体温を与えてくれる人を求めているだけなんだと心のどこかで感じてた…
変わってしまったのは私なのか彼なのかはわからない…
彼の気持ちまで欲しくなったのは私
幾度身体を重ねてもお互いの体温を分けあう事はできてもお互いの気持ちを吐き出す事は一度も出来なかった…
愛しく思う度に切なくて、抱かれる度に苦しくて、流れる涙さえもあなたの体温と比べていたの…
日々移り変わる季節の様にこの気持ちも色褪せてしまうのかな?
でも移り変わる季節の中で私の中のもうひとつの命も元気に育っています
ナオ、あなたに伝えたい
心からあなたを愛していたの。この気持ちに迷いも偽りもないよ。ただひたすらにあたなだけを…私の言葉はもうあなたに伝える事は出来ないけれど、この気持ちが天国にいるあなたまでどうか届きますように……リナ
読んで下さる方がいらっしゃいましたら詳しい内容の小説を書きたいと思っています。