30話
「えっと…みんな揃った?」
ここは東第二エリアの村リンガル。
「「「うん(…)(…)」」」
「えっと、何かあった?」
「…私たち…」
「これまでの作戦が全く通用しなくなって…」
「…え?」
「……聖属性と闇属性がうまく噛み合わないのよね。」
「そうよ、スイケイ…」
「どうすればいいと思う?」
…いつのまにかずいぶん仲良くなってるな。
「…ソロ。もしくは全員でパーティを組む。」
「パーティて組んでみるのもいいと思うよ〜」
「仲間の動きが分かりますもんね。即席でどこまでいけるかですけど…」
「聖属性2人、闇属性2人、精霊属性1人…逆にバランスいいんじゃない?…えっと、次のエリアボスは…」
「アシッドフラワーです。」
「毒がめんどくさくて…キュアでMPが吹っ飛ぶというか…」
「闇属性に状態異常は効かないからまだマシだったけど…」
「攻略できたパーティは《ボスガチ攻略班》と《アナライズ検証団》だけです。たしか私たちが行動指針決める数日前に攻略されたとか…ちなみに東第三エリアのボスはマンドラゴラで、耳当てさえ買えば何とかなるらしいですね…なんで第二の方が面倒なんだよ…物量作戦にしても物資のクールタイムあるし…」
検証班って言ったら…幸田の光だな。
「…なら三つ目のクラン…というかパーティになろうか。クランはまだ設立してないしね。」
…そういえば検証団みたいなクランが真っ先に特殊職とか見つけそうなのに。
「…作戦を立てる。」
こう言ったのはスイケイ。
「まず、闇属性の私たちは肉弾戦。毒の状態異常にかからないからね。」
「「「「うん。」」」」
「で、よっぴーさんには」
「よっぴーでいい。」
「…あっ、はい。よっぴーには中衛、後衛の支援をお願いします。状況によってはアタッカーに参加してもらうと思います。」
「了解〜」
「で、残りの聖属性の2人は後衛。光、聖属性を使わないようにうまく攻撃・支援してくれ。」
「…僕は前衛に行く。」
「えっ?」
「よっぴーでも2人を守るのは物理的に厳しい。2人を同時に守るのは本来後衛の魔導士が担うべきではないと思う。で、闇属性の攻撃は…《双王貸借》で属性ごと借りればいい」
「…合理的だね。」
「「いいと思う。」」
「…じゃあそれで行こう。」
「よし…じゃあ。」
そして一息開けて全員で声を上げる!
『行こうか!』




