第21.5話「侍に落ちる」
ロバート・チェンの人生には、「最悪な朝」と「もっと最悪な朝」の二種類しかない。
この日は後者だった。
午前九時十五分。
東京・渋谷区のホテルの朝食会場。ロバートはコーヒーを飲みながら、ラップトップでメールを確認していた。シリコンバレーのオフィスから何件か技術的な問い合わせが来ていて、それに返信しながら今日のスケジュールを頭の中で組み立てていた。
午前中にオフィスで確認作業。午後に成田から帰国。
完璧なスケジュールだった。
そこへ、デイビッド・マクナマラが現れた。
白髪交じりの短髪。仕立ての良いスーツ。いつもの表情のない顔で、朝食のプレートを持ってロバートの向かいに座った。
"Morning."
(おはよう)
"……Good morning."
(……おはようございます)
ロバートはコーヒーカップを下ろした。
デイビッドの朝の挨拶は短い。でも今日は何かが違う。眉の位置が、ほんのわずかに上がっている。あの人の「何か考えがある」サインだ。ロバートは二十年の経験でそれを知っていた。
そして、嫌な予感は当たる。
"Robert. I want to walk around Shibuya today."
(ロバート。今日、渋谷を歩きたい)
ロバートの指が止まった。
"……Shibuya?"
(……渋谷、ですか)
"Yes."
(ああ)
"……For inspection?"
(……視察ですか)
"Walk."
(散歩だ)
"Shibuya is interesting."
(渋谷は面白い場所だと聞いた)
誰から聞いたんですか、とロバートは思ったが、声には出さなかった。
"But…… our afternoon flight——"
(あの……本日、午後のフライトが——)
"I changed it."
(変えた)
"……You changed it."
(……変えた)
"Tomorrow."
(明日にした)
ロバートは一度ラップトップを閉じた。
窓の外を見た。渋谷の朝。人が動き始めている。
それから、コーヒーを飲み干した。
"……Understood."
(……わかりました)
これが「最悪な朝」の正体だった。
午前十一時。
ロバートは渋谷のスクランブル交差点の前に立っていた。
デイビッドが隣に立って、交差点を眺めている。人が四方八方に流れていく光景を、腕を組んでじっと観察していた。一言も喋らない。ただ、見ている。
観光客の視線がデイビッドに集まっていた。
そうなる。185センチの白髪の外国人が無表情で交差点を睨んでいれば、誰でも少し怯む。
"Organized."
(統率されている)
デイビッドが言った。
"……It's a crosswalk."
(……交差点、ですよね)
"Look at the flow. Nobody collides."
(流れを見ろ。誰もぶつからない)
"Japanese people are…… used to it."
(日本人は……慣れているので)
"Not instinct. Training."
(本能ではない。訓練だ)
ロバートは「交差点の渡り方を訓練と呼ぶ人間は初めて見ました」と思ったが、声には出さなかった。
デイビッドが歩き始めた。
ロバートがその後ろをついていく。
渋谷の街は四月の昼で、人が多かった。ショッピングビルの前で立ち止まる人。スマホを見ながら歩く人。コーヒーカップを持って談笑するグループ。
デイビッドはそのすべてを等分に観察しながら歩いた。まるでドキュメンタリーフィルムのディレクターみたいな目つきで。
"……Where are we heading?"
(……どちらに向かわれますか)
"No destination."
(目的地はない)
"I walk until something catches my eye."
(何か目に留まるものがあるまで歩く)
それが「視察」の正体か、とロバートは理解した。
ため息を飲み込んで、ついていく。
センター街を抜けて、大型のビジョンが並ぶエリアに出た。
四月の渋谷。看板と映像と人混みが密集している場所だ。
ロバートはデイビッドの斜め後ろを歩きながら、今夜のホテルのディナーをどこにするか考えていた。
そのとき、デイビッドが止まった。
"Robert."
"Yes."
"What is that."
(あれは何だ)
ロバートはデイビッドの視線を追った。
大型のビジョン。
そこに映っていたのは——五人の男性だった。
黒と金のステージ衣装。精緻な振付。体幹が強く、動きにまったくブレがない。カメラが引くと五人全員のフォーメーションが見えて、それが完璧に揃っている。映像のクオリティが高い。プロモーション映像だろう。
テロップに「AURUM」と書かれていた。
ロバートは一拍置いてから答えた。
"……A Japanese idol group."
(……日本のアイドルグループです)
"Idol."
(アイドル)
"Male. A popular group."
(男性の。人気グループです)
デイビッドが黙って映像を見た。
ロバートは次の発言を待った。
"……Is there something that caught your attention?"
(……あの、特に気になる点などございましたか)
"The movement."
(動きだ)
"……The movement."
(……動き)
"No waste. Clean transitions. Look at the center."
(無駄がない。繋ぎが綺麗だ。センターを見ろ)
ロバートは映像のセンターを見た。
黒い髪の、背の高い男性。動くたびに体の軸がまったくブレない。確かに、ダンスとして見ると相当なレベルだった。
そこで——ロバートの記憶が、ひっかかった。
あの顔。
センターパートの黒髪。切れ長の目。人より頭一つ分高い背丈。
……どこかで。
秋葉原。あのアニメグッズ店の床に散らばった商品を、無言で拾ってくれた青年。変装していたが、英語が流暢だった。「You too」と笑った声。
まさか。
ロバートはもう一度映像を見た。
ステージ衣装を着て完璧な動きをしている。あの日の黒いシャツとキャップ姿とは全然違う。でも——目が同じだった。落ち着いた、静かな目。
ロバートは口を開きかけて、閉じた。
"……They're idols, though."
(……アイドルですよ?)とロバートは言った。一応。確認する手段が今はない。
"I know."
(分かっている)
"But look at the control."
(だが体の制御を見ろ)
"That is not learned in a few months."
(数ヶ月で身につくものではない)
デイビッドが腕を組んだ。
"Years. Many years."
(年数だ。長い年数だ)
"From when they were young, most likely."
(おそらく幼い頃から)
ロバートは言葉を失った。
アイドルのプロモーション映像に対して「鍛錬の年数」を読み取る人間を、ロバートはこれまでに一人も見たことがなかった。
"Trained people are beautiful to watch."
(鍛えた人間は、見ていて美しい)
デイビッドが静かに言った。
"This is why I respect martial artists."
(だから私は武道家を尊敬する)
"Same principle."
(同じ原理だ)
ロバートは映像をもう一度見た。
確かに——見ようによっては、そう見えなくもない。
でも。
でも、アイドルですよね。フリフリの衣装着てますよね。
"……David."
(……あの、デイビッド)
"What."
"Idols are…… they sing and dance——"
(アイドルというのは、その、歌とダンスを——)
"I know what an idol is, Robert."
(アイドルが何かくらい分かっている、ロバート)
"……Yes."
(……はい)
"I'm talking about the discipline."
(鍛錬の話をしている)
"Discipline can exist anywhere."
(鍛錬はどこにでも宿りうる)
映像の中で、五人がフォーメーションを変えた。次の瞬間には全員の姿勢が揃っていた。
デイビッドが、低く言った。
"Samurai."
(侍だ)
ロバートが止まった。
"……Sorry?"
(……は?)
"Modern samurai. Robert, this country is interesting."
(現代の侍だ。ロバート、この国は面白い)
"Discipline takes this form here."
(この国では、鍛錬がこういう形を取る)
ロバートは三秒ほど固まった。
その三秒間に、四つのことを考えた。
一、侍とアイドルを結びつける人間を今まで一人も見たことがない。
二、デイビッドは本気で言っている。
三、この件を誰かに話したら確実に信じてもらえない。
四、私はオタク趣味を二十年間隠し続けているのに、なぜCEOが先にアイドルに言及しているのか。
四番目が、一番頭から離れなかった。
"Robert."
"……Yes."
(……はい)
"Do you know the members' names?"
(メンバーの名前を知っているか)
"I…… don't."
(知り……ません)
"Find out."
(調べろ)
"……Now?"
(……今ですか)
"Yes."
(今だ)
ロバートはスマホを出した。
検索した。
「AURUM メンバー」。
黒瀬綺羅、白石奏斗、橘悠真、東條理人、朝倉玲央の五人。
ロバートは読み上げた。英語で。
デイビッドは一度だけ頷いた。
"The center one. What position."
(センターの人間。ポジションは)
"……Leader and center. Kira Kurose."
(……リーダー兼センターです。黒瀬綺羅さん)
"Center and leader."
(センターでリーダー)
"Makes sense."
(なるほど)
デイビッドが映像から視線を外した。
歩き始める。
ロバートはその後をついていきながら、スマホの検索履歴に「AURUMメンバー」が残っているのを確認して、静かに消した。
昼食はデパートの最上階のレストランだった。
窓際の席。渋谷の街が一望できる。デイビッドは窓の外を見ながら、和食を静かに食べていた。
ロバートは向かいで、天ぷら定食を食べながら、今朝のシリコンバレーからのメールに返信していた。
沈黙が続く。
デイビッドが、ふと言った。
"Robert."
"Yes."
"That young man yesterday."
(昨日のあの青年)
遼のことだ、とロバートはすぐ分かった。
"Ryo Hiiragi."
(柊遼くんですね)
"He has the same thing."
(あの人間も、同じものを持っている)
ロバートが顔を上げた。
"……The same thing as AURUM?"
(……AURUMと同じもの、ですか)
"Discipline."
(鍛錬だ)
"The way he talks about his work. No ego. Just precision."
(仕事の話をするときの彼の言い方。自我がない。ただ正確だ)
"That is not natural. That is trained."
(あれは生まれつきではない。鍛えた結果だ)
ロバートは少し考えた。
遼が面談で話した言葉を思い出す。「配線の引き回しから。ソフトウェアより先に」。「コードを直しても根本が変わらない」。答えに装飾がなかった。質問に対して最短距離で答える、あの話し方。
"……I see."
(……なるほど)
"He doesn't know he's rare."
(あの青年は、自分が希少だと気づいていない)
"The performers this morning probably don't know either."
(今朝のパフォーマーたちも、同じだろう)
"That's the most interesting part."
(それが一番面白いところだ)
ロバートはしばらく黙った。
デイビッドが窓の外を見ながら、天ぷらを食べている。
この人は、本当に「本物かどうか」しか見ていない。
肩書きでも売上でも知名度でもなく——ただ、本物かどうか。
アイドルも、エンジニアも、同じ目で見ている。
"……David. Can I ask you something?"
(……デイビッド、一つ聞いていいですか)
"Go ahead."
(どうぞ)
"After we get back…… are you going to get AURUM's footage?"
(帰国後に、AURUMの映像を取り寄せたりしますか)
デイビッドが少し間を置いた。
"Possibly."
(あり得る)
"……For research purposes."
(……研究のために、ですね)
"Of course."
(もちろんだ)
ロバートは天ぷらを食べながら、「これは誰にも言えない」と思った。
二十年来の仕事仲間が、日本のアイドルを「研究」しようとしている。
誰にも言えない。絶対に。
昼食が終わり、ホテルに戻る途中だった。
渋谷の大通りからビルの中に入り、エレベーターホールを通りかかったとき——
声が、聞こえた。
正確には、複数の声が。
廊下の先から、若い男性たちの話し声。それと、スタッフらしき人間の声。
「少し休憩しましょう。次の移動まで十五分あります」
「了解です」
「玲央、水飲んで」
「飲んでますよ!」
角を曲がったところで、ロバートはその集団を視認した。
五人の男性と、数名のスタッフ。
男性たちは全員、同じデザインのジャケットを着ていた。黒地に金のライン。イベント帰りの衣装のまま、移動の途中らしかった。
リーダーらしき男性が、スタッフと何か話している。スマホを確認して、短く返答する。
切れ長の目。センターパートの黒髪。背が高い。
ロバートの足が止まった。
止まらざるを得なかった。
今朝のビジョンで「あの顔に見覚えがある」と思った瞬間の記憶が、一気に重なった。
秋葉原。フィギュアとマンガが床に散らばって、ロバートが膝をついていたとき、黙って商品を拾い始めた青年。「You too」と言って店を出て行った、あの静かな目。
あれが——この人だ。
ロバートは額に手を当てた。
(変装していたとはいえ、なぜ気づかなかった……)
いや、気づけるはずがない。あの日の彼は黒いシャツにキャップ、マスクで、AURUMのロバートが知っている顔ではなかった。
(そもそも私はAURUMを知らなかった)
(そして彼は、あの日、秋葉原のアニメグッズ店にいた)
ロバートの頭の中で、いくつかの情報が静かに整列していった。
デイビッドも止まっていた。例によって、足が自動的に止まったように見えた。
ロバートは横目でデイビッドを見た。表情は変わっていない。いつものデイビッドだ。でも——目が、違った。今朝、映像を見ていたときと同じ目。分析している目。
AURUMの五人がこちらに気づいた。
スタッフの一人が「あ」という顔をした。外国人の来客かと思ったのだろう。
黒瀬綺羅がロバートを見た。
一瞬——目が、止まった。
ほんの一瞬だけ。それから、完璧な所作で会釈した。
ロバートは反射的に頭を下げた。
デイビッドは頷いた。
その三秒ほどの交差の間、ロバートは確信した。
黒瀬も気づいている。
あの日、秋葉原のアニメグッズ店で一緒にフィギュアの箱を拾った外国人が目の前にいる、と。
互いに、何も言わなかった。
AURUMが先に動いた。スタッフが「行きましょう」と声をかけて、五人が奥に消えていく。
去り際、朝倉玲央だけが振り返って「外国の方だ……」と小声で言っているのが聞こえた。
橘悠真が「シー」と言った。
それも聞こえた。
その一行が見えなくなってから、デイビッドが言った。
"Robert."
"……Yes."
(……はい)
"That was them."
(さっきの彼らだな)
"……Yes. Most likely."
(……そうです。おそらく)
"Their posture."
(姿勢が)
"Even off-stage."
(ステージの外でも)
"Still there."
(まだある)
ロバートは一言も言えなかった。
"That is real discipline."
(それが本物の鍛錬だ)
"It doesn't disappear when the camera is off."
(カメラが切れても消えない)
デイビッドが歩き始めた。
ロバートは後に続きながら、頭の中でいろいろなことが整理されていく感覚を覚えた。
昨日の面談で、遼が「緊張しているか」と聞かれて「別に」と答えた瞬間を思い出す。カメラの前でも、カメラの外でも、変わらない。デイビッドが「本物」と呼ぶのは、そういう人間のことだ。AURUMも、柊遼も——同じ棚に並んでいる。
この人の目から見ると、世界はそういう風に見えているらしい。
ロバートは少しだけ、デイビッドの後ろ姿を尊敬した。
ただ同時に、もう一つのことも頭から離れなかった。
秋葉原のあの青年が、AURUMのリーダーだった。
変装して一人で来ていた。アニメグッズの店で。
あの日「You too」と言ったとき、彼はロバートのオタク趣味に気づいていた。そしてロバートも、彼の袋の中身を見た。
つまり——互いの秘密を、知っている。
ロバートは空を仰ぎたい気持ちを抑えた。
私はオタク趣味を、二十年間、死ぬ気で隠してきた。
それなのに。
なぜCEOが先に、アイドルに本気の眼差しを向けているのか。
しかも秋葉原で秘密を共有した相手が、そのアイドルのリーダーだったのか。
順番がおかしくないか。いろいろと。
翌日の帰国便の中。
デイビッドは目を閉じて座っていた。
寝ているのか考えているのか、外からは分からない。
ロバートは隣の席でラップトップを開き、滞在中のレポートをまとめていた。
柊遼との面談について。「条件付き保留」の経緯について。今後のスケジュールについて。
一段落したところで、デイビッドが目を開けた。
"Robert."
"Yes."
"Send me the group's performance footage."
(あのグループのパフォーマンス映像を送れ)
ロバートは手が止まった。
"……AURUM?"
(……AURUMですか)
"Yes."
(そうだ)
"Official footage. High quality."
(公式の映像で、高画質のもの)
"……What for?"
(……何のためにですか)
"Study."
(研究のためだ)
デイビッドが迷いなく答えた。
"I want to understand the training system."
(あの鍛錬の体系を理解したい)
"Japanese idol training must be rigorous."
(日本のアイドルトレーニングは、おそらく相当なものだ)
"I want to know the details."
(詳細を知りたい)
ロバートは三秒かけて、心の中でいろいろな感情を整理した。
"……I'll look into it."
(……調べてみます)
"Should I include it in the report?"
(報告書に含めますか)
"No."
(いや)
"Personal interest."
(個人的な関心だ)
ロバートは頷いた。
"……Understood."
(……わかりました)
「個人的な関心」という言葉を、ロバートは胸の奥で復唱した。
個人的な関心。
世界的企業のCEOが、日本のアイドルグループに、個人的な関心を持った。
これは墓まで持っていく情報だ、とロバートは思った。
絶対に。
機内が落ち着いた頃。
デイビッドが端末を取り出し、娘のアリアにメッセージを打った。
"Saw a Japanese idol group. Something samurai-like about them. Interesting country."
(日本のアイドルグループを見た。侍に通じるものがある。興味深い国だ)
送信して、端末をしまった。
返信は二分後に来た。
"Dad, what are you talking about lol"
(パパ、何言ってんの笑)
デイビッドはそれを読んで、わずかに表情を動かした。
正確には、口の端が一ミリ上がった。
ロバートがそれに気づいて、「また笑った」と思ったが、声には出さなかった。
CAがドリンクのサービスにやってきた。
"Coffee, please."
(コーヒーをください)
デイビッドがいつもの声で言った。
ロバートも同じものを頼んだ。
機内に、ゆっくりとエンジン音だけが戻ってくる。
成田を離れた飛行機は、太平洋の上を西から東へ進んでいく。
ロバートは窓の外を見た。
雲の上。
下には日本がある。東京がある。渋谷がある。昨日通った交差点があって、大型ビジョンがあって、AURUMが映っていた。
そして柊遼が、今夜もどこかでプログラムを書いているはずだ。
ロバートはラップトップを閉じた。
代わりにイヤホンを取り出して、スマホに繋いだ。
プレイリストを開く。
ホーム画面に、消し忘れていた検索履歴が残っていた。
「AURUMメンバー」。
ロバートはそれを一秒見てから、静かに削除した。
イヤホンから流れてくる音楽は、今回の出張で手に入れた限定版のサウンドトラックだった。
日本のアニメのサウンドトラック。
それを、世界的企業のCTOが、太平洋の上空一万メートルで聴いていた。
渋谷のビルの廊下で、黒瀬綺羅の目が一瞬止まった瞬間を、ロバートはまだ覚えていた。
あの目は「覚えています」と言っていた。
声には出なかった。出るはずがない。でも、確実にそう言っていた。
秘密は、二人だけのものになった。
誰にも言えない話は、世界にまだいくつもある。




