第十九話 別離
学──
久しぶりに相談へ来た幼馴染。髪も……服装も……変わってしまった。
ニコニコした表情だけど、以前の幼馴染とどうしても重ならない……声も顔も、一緒なのにな……。
「あのね。彼氏にね。クリスマス一緒に過ごせないかって言われたんだ」
もう大丈夫だって思っていたはずなのに、心が殴られた気分。
レバーブローって……こんな感触なのかな……。
「おめでとう、なのかな?楽しく過ごせるといいな?」
「うん!」
幼馴染が笑う。でも表情が以前と重ならない。
だからかな。余計な一言が口から出てしまった。
「……なぁ、あいつとはうまくいってるんだよな?」
「うん」
ニコニコしてる幼馴染。わからない。じゃあなんで俺のところに来たんだ……。
「なにか心配なことがあるのか?」
「え~、特にはない……かなぁ?」
指を顎に当て、首を捻る。幼馴染がよくやる癖だった。
「なら、もう大丈夫だな……がんばってな……」
「そうかも!ありがとうがっくん、いつも相談に乗ってくれて!」
真理愛──
久しぶりにがっくんへ会いに来た。
避けられちゃうかなって少し考えた。
でも、優しいがっくんはいつも通りに私を迎えてくれた。
暖かいミルクティを淹れてくれて、部屋に迎え入れてくれた。
他愛もない相談?雑談?をした。
でもね、がっくん……。
がっくんは、もう止めてくれないんだね……。




