表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/25

第9話 結婚式当日

最強の叔母の

協力で


時間はかかったけど

なんとか

愛の両親も

しぶしぶではあるが


ふたりの結婚を

認めてくれる事と

なった


本当にここまで

よくこれだけの

事を乗り越えて

来たなぁ〜って

思うぐらいに


最強の叔母の

後ろ盾によって

最愛のココロの

助言の数々によって


その他

友人の力添えに

よって


なんとか

ここまで来れた事に

ほっと

肩を撫で下ろした

愛だった


明日は

いよいよ

『結婚式だ』


と思いにふけている

今の時刻は

深夜の2時

正確にはもう

今日なのだ


朝また早いから

そろそろ

寝なきゃと…

床につく愛


わぁ〜

あれやこれやと

ほんと忙しい…。

花嫁と言うのは

ほんとに

慌ただしい…。


天斗が

心配して

控室に来てくれた


『愛…めちゃめちゃ

きれいだよ』

天斗は

愛の可愛さに感動して

幸せで

いっぱいだった


一方…愛は…


『なに?これ』

『どういうこと?』

『何がどうなってるの?』

愛自身…

突然のことで

頭がいや、心が

テンパって

しまった…


ココロ…

これどういうこと?


さすがのココロも

答えられなかった


それはそのはず

目の前にいるのは

正真正銘、

天斗自身…。


だけど

愛とココロには

別人に感じている


一体?

何が起きたのだろ?

現実的には

天斗そのものなのに


愛とココロは

どうしても

天斗だと認識が

できない


あんなに

天斗と寝る間も

惜しんで

来る日も

来る日も


頭を下げたり

ののしられても

耐えて

耐えて

ぐっと我慢して


ひたすら

ふたりが『結婚』

できるために


天斗は

転職もしたのに


転職も

物凄く大騒動が

あったり…


昨夜まで

ふたりで会った時

ここまで

本当によくがんばって

きたよねって

ハグしあって

感動を分かち合った

のに…


なんで?

一晩で

こんなことに

なってしまって

いるんだろ?


なんか他人事のように

結婚式も

披露宴も

いつの間にか

終わってしまった


ふたりの家に

帰ってきて


愛は天斗に

今の素直な気持ちを

話した


天斗は

愛が

言っていることが

よくわからないよ


愛…

変だよ…。

疲れてるのかな?


確かに

誰が聞いても

変…。

疲れて思考が

おかしくなっている

そう思うだろう


でも…

これは本当に

いま、愛の心の中で

確実に起きている

事実なのだ


心の中のことだから

真実になって

しまうのかも…

だけど…


これは

とんでもないことに

なってしまったぞ


これから

明るい

幸せな人生が

訪れるはず

だったのに…


なんで?

なにをやっても

こんな風に


何かに

また邪魔を

されるように

なるんだろう?


不安で

いっぱいの

心は灰色の

結婚スタートに

なってしまった


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ