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第6話 ひとつになる

天斗は17歳

愛は18歳

高校生と会社員の

組み合わせの2人で

付き合いを

スタートした


たった

一歳違いとは言え

学生と社会人は

もっと

いろんなことが

違った


愛も

社会には大人の男性が

沢山いるし

学生とは違う

広がった世界を

感じていた


愛は天斗と

付き合う時に

言った言葉通り


なかなか…

天斗の事を

ラブに思えないことに

葛藤していた


天斗も

そんな愛の気持ちを

感じていて

不安な気持ちで

いっぱいで


ついつい焦って

愛を急かしてしまい

しょっちゅう

愛を怒らせてはを

繰り返していた


愛も

高校生の天斗が

益々、子供に見えて

イライラしていた


愛は天斗のことは

かけがえのない

存在とは分かっていても

心は実に

正直なもので


親友以上の感情に

育つことが

出来なかった


さらに

愛の母が

天斗との付き合いを

大反対して


2人の仲を

壊そうと…


あの手この手を

使って

どんどん

追い込んで来ては

別れさせようと

してきた


それでも

ふたりは

離れなかった

いや…

離れられなかったのだ


ふたりが付き合って

2年経った頃

天斗から

手紙が送られてきた


天斗はよく愛に

ラブレターを

くれるひとで


時には

オリジナルの詩を

書いてくれたりして


とても

ロマンチストでもあった


愛は手紙を開けて

ゆっくり

読みはじめてみた


『大好きな愛へ』

愛の最初の相手が

僕で本当に

いいのかな?



天斗は優しく

愛の気持ちを

気遣いながら

素直な気持ちを

たくさん

書いてくれていた


愛は

天斗の

優しい愛情たっぷりの

気持ちを感じることで

天斗にラブの

愛情が芽生え始めた


ふたりは

それから1年かけて

やっと

結ばれて

ひとつになることが

できた


しかし…

ここからが

ふたりの本当の意味での

カルマメイトの

試練の

始まりだったのです






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