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第2話 人間不信

ココロと出逢って

10年が経ち

愛は高校生になった


今日は入学式


あぁ〜あ。

また雨だ…。


私って

〜式とか行事のたんび

降らせてしまうのよね…


そんな一人

心の中でつぶやきを

していると…


『雨やだね…』

って隣のイスに

座っている女の子が

話しかけてきた


今まで

全く

会ったことも

話したことも

ないのに


前からの知り合い

みたいに

その女の子と

話が弾み


友達ができた


『楽しい高校生活』

になれそう


愛はワクワクする

気持ちで

いっぱいだった


ココロとも

学校、友達との話で

盛り上がって

楽しい時間を

過ごす毎日



まさか???

な出来事が起きた


それは新緑が芽を

出し始めた

とある朝…


愛が友達に

いつものように

笑顔で

『おはよう』

とあいさつをした


しかし…

友達は何も

言ってくれなかった


ん?

なんで?

わたし、なにかした?


あたまの中で

ぐるぐる

ぐるぐる

何度も

何度も


問いかけてみたものの

わからない


もしや

聞こえなかった

だけなのかも


勇気を出して

また声をかけてみた


しかし…

友達は首を横に振り

プイとした


愛は

悲しくて

たまらなくなった


ねぇ…

ココロ〜

ココロ〜

これどういうこと?


その日から


友達だけでなく

なぜか?

クラス全員から

徐々に

シカトされるようになり


愛は初めて

自分以外の

人を

信じれなくなって

しまった


あんなに

笑顔で明るかった

愛の表情も

どんより

曇り空


そんなとき

誰よりも

愛の心に

寄り添ってくれたのは

ココロただひとり


ココロはそんな

元気のない愛に

時に

こんな

助言もしてくれた


『愛ちゃん』

学校は

勉強するだけの為に

行って


新しく

居場所を作ると

いいよ


う〜ん

イバショ…。


そうだ!

アルバイトしてみよ!


早速、母に

アルバイトしたいの

って

お願いしてみた


案の定…

母は即答で反対した


母はいつだって

お願いすることには

反対するひと


それも理由らしきものを

言っても

くれずに

ただ

ダメ!っていう


そんな

あきらめかけた愛に

ココロが

優しく少し強めの

問いかけを

してくる


愛の思いは

その程度なの?


ドキッとした

ココロは

そんな弱い心を

お見通しなのだ


こんなことで

あきらめるのは

私じゃない


わたしは

わたしのために

勇気をだす


わたしを守って

あげれるのは

わたしだけ


段々…

心の中から

愛は力が

わいてきた


母には

「高校3年間の交通費」は

自分でアルバイトをして

払うからと言って


損得勘定の母の特性に

ノックすることで

なんとかねばって

交渉して

アルバイトの許可を

もらった


『やったぁ!!』

と心の中で

ガッツポーズ


ココロにも

『やればできるね』

ってほめてもらった


どんな職場なんだろ?

愛は

少し不安な気持ちで


『はじめまして』

というと


職場の人たちは

とても

穏やかに受け入れてくれ

ほっとした。


よし!

この二刀流で

高校生活

やっていこう


愛の中で

初めて


自分を

信じることを

知った
























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