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きっかけ5

プロローグだけで5話も使う物語があるって?全く…どこだの誰だよそんな変態的なやつを書いている奴は。

 私でーーーーーーーーーーす!!!!!!


ただいま必死で書き上げたためテンションがおかしくなっています。

 「つきましたよ」

 「は、はい」

 

 私は今緊張の絶頂にいる。なぜならすごく立派な建物が目の前に建っているからだ。この建物に入れるだけの資格なんて私にはあるのだろうか。


 「すごいですね」

 「ありがとうございます。これからサナ様が訪れる予定の場所は地下1階です。行きましょうか」


 響さんはいつも通りクールなままだった。いつも本社に通っているのかな?






 ≪地下の廊下にて≫


 「ようやく来たね、サナちゃん」


 そう言い、壁に寄りかかって居た女性はがこっちに来る。急に来られても困るんですけど!?


 「ああ、すまない、私は君専属のエンジニア、八雲銀河やぐもぎんがだ」

 「あ、よろしくお願いします」


 八雲さんは白衣を着ていた。身長とかは150いってるか怪しいぐらいの高さでちゃんと食べてるのか不安になる。


 「サナ様と八雲さん、早く行きますよ」

 「はい「あいよ」」


 響さんがなんだか保護者のように見えてきた。困った顔をしてるなぁ、そんな顔しないでほしい。


 「あの、お二人に聞きたいのですが、なぜ地下に?」

 「それはあと少しでわかりますよ」


 なんだかさっきから誤魔化されている気がする。気のせいかな。でもさっき響さんが言ってたな、なんだっけ。『ここでいっても理解できない』だっけ?どういうことだろう。


 白塗りの廊下を3人で歩いていると、八雲さんと響さんが立ち止まった。


 「ここです。中はコードが多いので気を付けてください」


 響さんについていくとそこには想像の斜め上を行く部屋だった。


 「へ?……な、なんですかこれ…」


 新しく用意されたであろう部屋には、なにやらどでかいカプセルが置いてあり、それの3方向を囲うようなブロック型の何かが置いてあるのだ。これだけで恐らく部屋の半分が埋まっている。

 さらに言うと、その横に椅子と机とパソコンが置いていて、モニターは5枚壁に埋まっている。


 「おーい、サナちゃん?どした?」

 「八雲さん、サナ様は理解が追い付かないようです。説明して差し上げてください」

 「ちょい、君は説明していないのかい。これは君の役目だろう?」

 「私が説明しても更に混乱させるだけでしょうから、これはプロに説明してもらおうと思いましてね?」

 「…君、良い性格してるじゃないか」


 前で二人が何やら楽しそうにしているが、何も聞こえない。

 

 「え…っと、説明、してもらっても?」

 「八雲さん、お願いしますよ?」

 「まったく、響クンは困った子だなぁ…で、そうだった。コイツの説明だね。コイツの名称は【先進フルダイブ試作1号だよ。非公式愛称は【10桁のカプセル】。試作で大丈夫かって?大丈夫だよ。試作であるコイツを開発するだけで計画の予算の8割消し飛んだからね。使い心地は保証するよ」

 「名称だけで頭がこんがらがってきた。…続けてください」

 「まず座ろうか。そっちのほうが楽だしね」


 八雲さんが椅子を出してくれた。ふかふかだ。


 「で、コイツの凄いところなんだけど、処理速度がすごく速いんだ。コイツを使ってゲームをすると、グラフィックがきれいになるだけじゃなくて、音や匂いとかもすごくわかりやすくなるんだ。味覚がクリアになることも利点だね。で、次、これは利点でも欠点でもある。触覚が現実より敏感になる。風が当たる感覚、空気が震えることも肌で感じられるんだけど、切られたりするとありえないぐらい痛いんだ。でも、サナちゃんがするのは『モップ』でしょ?なら痛覚設定ができるから利点だけでつかえるね」

 

 すごく話してくれてるのは分かるんだけど、何を言ってるかわからない。ええと、利点だけでこのフルダイブ機器を使えるの?

 そ・れ・で・も・! これだけは聞かなきゃ。


 「あの!なんでこんなに大きいんですか?てっきり被るやつかと思ったんですけど」

 「あ、それかぁ。言っちゃうと、キャンペーンには一言も『ヘッドセット型フルダイブセット』とは言ってないんだよね。ただのフルダイブセットとしか言ってないからね」

 「あ、あぁ、そういうことですか。いろいろと話がつながりました」


 経緯はこんな感じ?


1:新型のフルダイブ機器を開発しようとする。

2:開発用の予算がほとんど底をつき小型化に失敗。

3:そんなときにモップの開発が完了。いよいよ売り出しへ。

4:このまま使わないのはもったいない。どうしよう…あ、そうだ、モップの勢いに乗っかってレンタルさせよう

5:キャンペーン開始

6:当選

7:しかし商品がでかすぎるので説明しなければ。DMだと理解できるのか?という仮説から直接会い、直接説明しないと


 こんなところか。


 「分かりましたが、ここちらのパソコンはどうしたんですか?」

 「さすがに上は大事なお客様一人でプレイさせるのは心配らしくさ。あとは普通にパソコン無いとコイツ起動しないからね。ちなみに私はお客様の健康を監視して、異常があれば上に報告する役目を任されたからね。あとプレイ状況を見ておけと」

 「だからモニターが多いんですか。ちなみに何をするか聞いても?」

 「いいよ。5個あるうちの一番左から、仕事用、プレイ状況、バイタル、脳波、ネットを見るようだね」

 

 なるほど、そのために役目を分けているんだ。


 「ありがとうございます。あ、もうこんな時間。響さん!車お願いします」

 「ん、あ、はいっ!直ちに!」

 「なはは!響クン寝ちゃってたかぁ」

 「すみません、そろっと帰らないと親が心配しますので帰らせていただきます」

 「おけーい、じゃね~サナちゃん」

 

 八雲さんは結構おしゃべりで笑うんだなあ、エンジニアって笑わないで黙々と仕事をこなしてそうなイメージだったから、色々とイメージが変わったな。


 「サナ様、用意できました、お乗りください。助手席も空いていますのでどうぞ」

 「ではお願いします、響さん」


 地上に戻り、車に乗り込み、車が発進する。












 「サナちゃん、完全に()()種族とそっくりだったなぁ。よし!我が社はサナちゃんに全面的なサポートをしなくちゃだよね。作ってあげますか。専用種族。…なはは!」


 吹雪たちがいった後の本社で狂ったようにプログラムを組む銀河が見られたとかどうとか。

           



 

前回、金、土、日に投稿するといったな。

 あれは嘘だ。


まぁ、嘘というより明日が忙しくてかけないというほうがあってるんですけどね。


予定では次回やっとログインします。 あくまで予定です。

 私のことですから次回もリアル回です。おそらくね。ははは…






8/2 8桁のカプセル→10桁のカプセル


 流石に万で済むスペックには思えない


 

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