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きっかけ2

2話目です


 「んんぁ…あ、あぁ、寝てたんだ」

 モデルプラネットについて調べていたらいつのまにか眠ってしまったようだ。


 「分かったこと、忘れる前に書いとこ」


 昨日調べて分かったこと、

・すごく綺麗なグラフィック。

・マップがとても広い、具体的な数値は出てきていないけど、とにかく広い。

・種族が選べる。

・掲示板が開設されている。

・推しのアーティストさんが参加している

・種族が選択できる

*今のところは『人間ヒューマン』 『エルフ』 『小人ドワーフ』『サラマンダ』 『ウィンディーネ』


「こんなところだね」


 種族に関してはもう少し増えそうな気もするが、これからの報告を見ていればわかるだろう。


「あ、もうこんな時間、急がないと」

 

 急いで支度をして家を出る。

 高校は歩いて15分程度のところにあるが走れば10分程度で着く距離にある。


 





 何とか学校にたどり着き、教室に入る。


 「瑠璃、おはよ」

 「お、吹雪じゃん、今日は遅かったね」

 「モップ調べてたら遅れちゃった、思ったよりも楽しそう」


 自分の席に着きながら昨日調べたことを瑠璃に話す。


 「吹雪も早くやりたくてしょうがないんじゃん、仲間だね♪」

 「ふふっ、楽しみだなぁ」


 「あ!、そうそう吹雪、公式の発表見た?」

 「なにそれ、どんな発表?」

 「1名様に最新フルダイブセットのレンタルっていうやつ!」

 「あー、あれね、見た見た、当たる気がしないけど参加しといたよ」

 「ほんとね、私も参加したけど、最新機種はもうもってるんだよね、当たっても吹雪にあげるよ」


 とんでもないことをさらっと言う瑠璃に驚きを隠せない。最新のフルダイブ用VRは安くても30万以上はするというのに流石と言うべきか、お金持ちだなと実感させられる。


 「まぁ、その時は頼みたいけど、3日で30万回拡散されたんでしょ?さすがに当たる気しないよ」


 本当に当たる気がしない。私の家系はこういう確率に弱いのに、数が増えてさらに当たる確率が下がっていく。結果発表の日には170万とか行っていそうだ。


 「当たらなければお誕生日で買ってもらいましょ!」

 「簡単に言うなぁ…でもすごい高いでしょ?昨日お父さんに聞いたんだけど、『できないことはないが、良いのは買ってやれんぞ、』って言われてさ」


 そう、夕飯の時にさりげなく聞いたらああ言われたのだ。でも、さすがに30万もするものを子供に渡すのは怖いと思う。そう自分は納得した。瑠璃にもらった券も、特典と値段が釣り合わないと言われた。


 「そう…じゃあ私がプレゼントするね♪吹雪には最高の環境でプレイしてほしいから」

 「…………え?…」


 この子ガチで言ってる?30万だよ?うんまぁーい棒3万本買える値段を友人とはいえ、あげられるものなの?


 「…え、いいの?」

 「いいよいいよ、吹雪と一緒にモップやりたいし」


 これはもう当選するしかない。瑠璃に買わせてしまったら私が保とうとしてる一線が崩れ落ちそうな気がする。


 「うん、わかった」

 「よろしい!」


 めちゃめちゃかわいい笑顔で席に戻っていった。


 (可愛すぎるっ!)









 学校が終わり、帰宅する。自分の部屋に行き、着替える。

 

 スマホに通知が1件届いていた。


 「あ、公式だ。【当社が開発していたAIが、開発当初想像していた性能を遥かに超えたので、モンスターの学習能力が大幅に上昇し、戦闘がより難しくなりました。】いいじゃん、その分やりがいがあるってことだし。あ、まだ続きがある、【NPCに搭載されているAIもより良い性能になりましたので、特殊な行動を起こせるようになりました。】…特殊な行動ってなんだろ」


 ま、楽しくなるならそれでいいよね。

書き溜めがないので不定期更新です


 8/7 推しの絵師さんからアーティストさんへ

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