表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
19/19

17 ダンジョン攻略 2

思ったよりも早く書き終われたかな?

 「【血液生成】、【血液操作 形状変化:槍】!フッ!」

 「『来たれ火!』【火球(ファイアボール)】」


 針の時よりも太く大きくなった槍のようなものを投げ、洞窟蛇を壁に固定する。大きな洞窟蛇は動かない状態だと格好の的で、すぐにコウの魔法で倒された。


 ≪洞窟蛇Lv:3 を討伐しました。EXP20獲得≫

 ≪【血魔法】がLv:3になりました≫


 今は一番最初に倒した蛇から10分ほど進んだところで現れた洞窟蛇を難なく倒したところだ。


 「コウちゃん、レベル上がった?」

 「いえ、まだです。そろそろあがっても良い頃なんですけどね…」


 そんな雑談を交えながら深部へと歩いていく。先ほどの蛇と戦闘する前に、入り口のほうで足音と声のようなものが聞こえたので恐らく人がもう来るような時間になったのだろう。ただ、足音などは一定のところまで行ったところで引き返したのか遠くなっていったのだが。


 「それにしてもこのダンジョンってほんと、蛇しかいないですよね」

 「ほんとそうだよね、洞窟なんだから蝙蝠くらいいると思ってたよ」

 「蝙蝠がでても、図体が小さいから攻撃はあてずらそうですけど、蛇だけじゃいずれ飽きそうですよね」


 まだ2体しか蛇とあっていないのだが、そう感じられるほどこの洞窟は生き物の気配がないのだ。そのせいもあって、かなり不気味に仕上がっている。耳にはコウの話す声、自分達の足音、たまに這う音が入ってくる。蝙蝠一匹すら居ないので、糞が落ちているということもないのが嬉しく感じる点でもあるのだが。


 「洞窟って、普通どれくらいで一番奥にいけるんですか?」

 「そりゃ、洞窟にもよると思うけど…旅行で行ったことのある洞窟は10分、15分くらいだった気がするなぁ。そろっと奥に着きたいよね」


 もうそろそろ奥に着くことを祈って、気持ちを入れ替えたところで、視界に()()が映った。


 「「…っ…」」


 コウも見えたようで瞬時に杖を構え、いつでも戦えるように警戒する。それは自分も同じで…目を凝らして現れたものを見れば…

 スライムだった。


 「サナさん!警戒してくださいッ!普通のスライムじゃありません!」


 スライムのような形が定まらないフォルムは健在だが、どこか透明っぽい外見は、岩のようなゴツゴツしたような外見になっていた。拾った小石を投げてみたが、そのいかにも物理攻撃が効かなさそうな殻のようなものにはじかれて効いたような手ごたえがなかった。


 いや、硬すぎでしょ。さすがに。


 「サナさん、このスライムは物理攻撃と、斬撃に耐性があるみたいです!倒すなら魔法攻撃がいいと思います!」

 「ありがとう!試してみるね」


 【血魔法】のレベルが上がったことで、新たな技能が手に入った。


 「【血液生成】。【血液操作、形状変化:網】」


 投網のようなものに形状を変化させ、攻撃できる機会をうかがう。

 スライムはようやくサナたちを認識できたのか、小石を勢いよく発射してくる。


 見切れる程度の速度だからあんまり警戒しなくてもいいのかな?


 「…よい、しょっ!」


 掛け声とともに網を投げると、良い感じに広がってスライムに覆いかぶさった。

 このままつぶすように攻撃することも出来なくはないのだが、そんなことよりも今は【血魔法】を試したい。


 「『血よ滾れ その意を以って敵を焼き尽くせ』【焼血(しょうけつ)】」


 スライムにかかっていた網がまるで蝋のように溶け出し、同時に紅に染まった炎が静かにスライムを包む。

 さらに、スライムの頭上に何やらマークのようなものが出現した。

 【焼血】は相手に熱ダメージを与えるだけでなく、【呪血】というHPを徐々に減らすデバフを掛ける技である。


 「やったか…?」

 「サナさん…それはだめですよ!」


 スライムは技が食らったからか、先ほどよりも元気じゃない。ただ、生きていた。


 「もう一回!【血液生成】【血液操作 硬化】」


 生成した血液が地面に落ち、飛び散る前に硬化させて、大きな石のような塊を作り上げた。


 「よいしょ!」


 4~5キロほどの重さを感じつつ、身体のバネを利用して血塊を投げる。


 ゆるゆると放物線を描いてスライムへと向かう血塊。ついに血塊とスライムが接触し、いくら物理攻撃に耐性があろうとも、素材自体の強度もあるわけで、スライムから「ゴッ…バキバキ!」という音が鳴るのが耳に入ってしまった。


 ≪ロックスライム Lv:2 を討伐しました。EXP60獲得≫

 ≪【血液操作】が Lv:4になりました

  【投擲】がLv:5になりました≫

 ≪『ロックスライムの鉱石』がドロップしました≫


 戦闘が終了したことを知らせるウィンドウが出たことでひとまず安心したサナ達。

 そこにコウが歓喜の声を上げた。


 「サナさん!レベルアップしました!」

 「ほんと!?おめでとう!」

 「ちなみに何に振るの?」

 「もちろん魔法火力のINTに全振りですよ!」


 レベルアップした喜びはコウの表情からもこれでもか、というほどに読み取ることが出来る。


 それにしても、よく喜びながら灯りを消さないで居られるんだね。もしかして、並列思考できる人だったりするんだろうか。コウちゃんが一般人じゃない説が出てきそうだ。


 「行きましょうサナさん!」


 「うん」

コウがスライムに攻撃しなかった理由は、攻撃すると明かりに割く集中が無くなっていきなり光源を失うからです。

ただ、最後に矛盾点がでてきちゃいましたねぇ。

果たして、私はどうやってその矛盾を正当化できるのでしょうか

8/5 ロックスライムの鉱石がドロップ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ