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13 なぜ?

13話になって今更ですが、私が書いてるこの話、何の前触れもなく話が書き換えられたりします。

そこまで大幅には変えるつもりはないんですが。話が変わっていても、ああ、なんか変わってる程度に思っていてください。

これからは変えたときに、追記で知らせるようにします。

 クエストを探すと意気込んだはいいものの、どう探せばいいのかさっぱりわからない。なぜなら…


 「すみません、お時間ありますか?お困りのことがありましたらお手伝いさせていただきたいのですが…」

 「なんだい君たちは。困っていることがあっても君たちにできるとは思わんな。ほら、さっさとどっか行って」


 話しかけてもそこから話が進められないからだ。


 「コウちゃん、クエストってどうしたら受けれるの?」

 「そこらにいる人に話しかけて、何かお手伝いできるようなことがあれば引き受ける。そうすることでお金だったり、まあ、報酬がもらえるんですよ」

 「報酬かぁ…確かに、この装備で攻略が進められるとは思わないよね」

 「そうですよねえ」


 何回目かわからない同じやり取りを交わしながらゾンビのようにふらふらと歩く。

 探すと言い出してからもう1時間だ。道行く人たちに話しかけても無視をされるか罵倒されるので、会話が成立しない。ただ無駄な1時間が過ぎているように感じて、本当につらかった。


 「…これで125回目だよね…これほんとにわたしたちクエスト受けれるのかな…はは」

 「そうですよね…いっそのことこの町ぶっ壊します?」


 物騒な言葉が出始めたところで、停止していた脳が再び動き出した。


 「そうだ、町の外に行かない?クエストとかもう適当にポーンって忘れてさ」

 「そうですね…気分転換と行きましょう」


 どんよりとした空気なことには変わりないが、この空気を変えるためには外に出ることも必要だろう。

 というわけで外に向かう。相変わらず視線が痛いことに変わりないが、無意味な時間を過ごすよりかははるかにましだろう。






 さっきの門に戻ってきた。門番はさっきとは違う人で、めんどくさそうに門の前で立っていた。


 「じゃあ行こうかコウちゃん」

 「はい」


 門をくぐろうとすると、門番に止められた。


 「その嬢ちゃんたち、君たちみたいなのは町の中にいたほうが安全だぞ。引き返すなら今のうちにしとけよ。ことが起こってからじゃ遅いからな」


 優しい…さっきの態度とだいぶ違うようだが…何かあったのだろうか。


 「大丈夫です。危険だろうと、そこに何かがある限り私たち旅人は進み続けるので」

 「その通りです。狭い世界にこもり続けるのは私たちの生き方に合いませんし」


 私たちの押しに負けたのか、門番は申し訳なそうにして。


 「すまなかった。君たちのその熱意、確かに受け取った。危険があればすぐに逃げろよ?死なれたら寝覚めが悪いからな」


 と、謝罪してくれた。相変わらず姿勢はめんどくさそうに立っているのに、意外と仕事に対する情熱は持っているらしい。


 「サナさん、【臆病者】に対する態度って人によって変わるんですかね?」

 「まあ、変わるんじゃないかな?この世界の人たちは高度なAIが積んであるらしいからそういうこともあり得ると思うよ」


 門から出た私たちに門番は姿勢を正して敬礼してくれた。


 「そういえば、どこに行くんですか?」

 「あ…」


 まずい、何も考えていなかった…どうしようかな。


 「町には行ったから、あのダンジョン…なんだっけ…そう、始まりのダンジョンに行かない?」

 「いいですね。宝箱にはお金が入ってるかもですから、行きましょう」

 「どうする?走る?」

 「いいですよ、看板のところまで競争しましょう!」


 そう言った瞬間にコウちゃんが走り出してしまった。やっぱり早いなぁ…


 「ちょ…待っ…はぁ…【加速】【重ね掛け】!」


 でも、負けたくはない。







  ≪【加速】がLv3になりました

   【重ね掛け】がLv3になりました≫


 この世界は残酷だ。なぜならスタミナポイントなるものがないからスタミナはリアルでの体力がゲームに影響されるからだ。

 普段から運動をしていないサナにとってはこの競争は過酷極まりないものだった。


 「はぁ…はぁ…っ…っはぁ…」


 看板に着く頃にはサナの息が絶え絶えになっていて、コウが心配して声をかけてくれる。


 「サナさん、大丈夫ですか?」

 「はぁ…っ大丈夫だ、よ…はぁ」

 「大丈夫じゃないやつですよねそれ」


 ログアウトして家に帰ったらお父さんにランニングマシンほしいって言っとこ。でも、まずは呼吸を落ち着けないと…


 「私は【スタミナ】っていうパッシブスキルがあるのでそこまでひどくはならないですが、切り替えて無効にしときますね。私だけズルしてる感じなのは気が引けるので」

 「ふぅ…大丈夫。私もズルしてるようなものだし」


 流石にスキルチケット使ってまで作ったスキルは見せびらかしたくない。


 「もう少し休憩してから出発しましょうか」

 「そうだね」


 息が落ち着くまで休むことにした私たちに何かが近づいてきたのをコウちゃんが気づいた。


 「サナさん、何かきますよ」

 「対処。お願いできる?」

 「もちろんです」


 姿を現したのは、オオカミだった。それもかなり大きいやつ。


 「ヒッ…」


 ログイン直後のトラウマが刺激されたのか、コウの顔が恐怖に染まり、足が震える。

 その間にもオオカミはじりじりと距離を詰めていく。


 「コウちゃん落ち着いて、魔法は当てられるときに当てなきゃ意味がないよ」


 しかし私の言葉と聞いて、だんだんと落ち着きが取り戻されていく。


 「そ、そうですよね、当てられるときに当てなきゃいけませんよね」


 そう告げると、杖を胸の前で構えた。


 「『来たれ火』!【火球(ファイアボール)】」


 杖の先から頭一つ分ほどの煌々と輝く火の塊が発射された。

 火球(ファイアボール)は真っすぐ飛んでいき。隙を狙っていたオオカミの頭に正面から衝突し、爆ぜた。


 「よし、やりましたね」


 ウィンドウが現れたらしいコウの様子を微笑ましいものを見る目で眺めていたサナが、ふと何かに気づいたように聞く。


 「なんで私のところにも経験値とかが入ってこないんだろう?一緒に居たのに」

 「あっ…」


 コウが、やってしまったという雰囲気を全開にして、話す。


 「…ごめんなさいサナさん…パーティー組むのを…忘れてました…ッ」

 

【スタミナ】

走るとき、歩くときに疲労がたまりにくくなる。

たまりにくさはスキルレベルによって変化する。

_______________________________


自分で考えておいてこれ、なんか、何とも言いづらいですねこれ。



更新頻度上がるかなあ?

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