011 ひと時の会話
最近ギター始めてですね、更新が落ちるかと思いますが温かい目で見守ってください。
それと、今執筆している部屋エアコンがなくてですね、さらにPC自体の発熱がすごすぎてまともに操作できないんですよ。それもあってほんとにやばいっす。
《本社オフィスにて≫
大量の機械が置かれている部屋は、あわただしく動く人によって凄い熱気に包まれていた。
そこから離れて会議室的な部屋に人の姿があった。
「部長、もうログインしている人がいますよ」
「そうか、その人たちはスキルチケット配布に来なかった人たちなのだろうか?さすがに来てから帰ってログインということはないだろう?」
「そうですね…ログインしている人全員がスキルチケット1枚……じゃないです」
部長と呼ばれる人物と話している人物が何やら端末を確認して、驚いていた。
「なんと、それは素晴らしい。そのプレイヤーの情報を教えてくれ」
「名前はサナ。種族は…は?…」
「おい、どうした。なにか問題でも起こったか」
困惑する社員に部長は問いかけるが、帰ってきた答えは予想をはるかに超えるものだった。
「み、見て下さい部長。見たことも聞いたこともないですよ。【吸血鬼】なんて」
「き、吸血鬼だって?そんなのつくった記憶なんてないぞ。いまある種族は5種類だろう?」
「その通りなのですが…次のアップデートで追加予定の種族にもこんなものないですよ」
「チートの類ではないだろうな?」
チートを疑う部長だが…実のところこのゲームはチート、バグ対策にかなりの金をかけている。正式サービス開始前に、どこかのハッカーチームがサイバー攻撃を仕掛けてきたのだが…見事なセキュリティで守り切ったのだ。
「チートを使った形跡はないんですよ。そこが不思議で、さらに種族スキルなんてものもついているのでチートなどではなく、…おそらくここの会社の誰かがやったのでしょうね」
何やら難しそうな画面とにらめっこしている社員と部長だが、双方何やら考えがまとまったようで、端末を操作する。
「もしもし…八雲か、内山だ」
『あー、もしもし部長サン』
「部長、スピーカーにできますでしょうか」
「ああ」
端末を操作し、スピーカーにし、机に置く。
『で、どうしたのさ、私、サ…こほん、【当選者】さんのチェックで忙しいんですけど』
「八雲、単刀直入に聞こう。【吸血鬼】をつくったのはお前だろう?」
『んー、まあ、そうだと言ったらどうするつもりなんだい部長サンや』
急に声色を冷たくした八雲の圧力に内山は冷や汗をかく。
「別にどうこうするつもりはない。しかし、一人だけ特別な種族でいるとプレイヤーからの不満を買いかねないぞ。そこはどうするんだ」
『大丈夫だよ。そのていど私でもわかる。私だって今数が限られている種族の作成に忙しいんだから』
「勝手につくられても困るんだが…はぁ、上には私からはなそう」
『ありがとう部長サン。お礼に今作っている種族について教えてあげよう』
「まあ、秘密裏に追加されるより事前に聞いておいたほうがいいか…いいぞ」
部長はもう精神的に疲れているようだが、プレイヤーのためと思い、八雲に聞く。
『2種類作っていてね。【天使】と【悪魔】を追加する予定だね』
「天使と悪魔か…いいと思うが…環境は壊しすぎるなよ?ただでさえ次のアップデートで種族が追加されるのだからな」
『…わかってますよ、というか、もともと使える種族だって使い方次第でかなり強くなるじゃないですか』
八雲はなにか心当たりがあるのか一瞬黙ったが、何事もなかったかのように話をつづけた。
『で、そうだ。あなた方がサナさんのことを聞いてきたってことは他のプレイヤー達もログインしてるってことでしょ?スキル生成チケットはどんな使われ方をしたんだい?』
「それについては僕が…3割の方が【飛行】だったり、【飛翔】です。さらに1割が【浮遊】です」
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【飛行】 必要スキルポイント:27
空を翼で飛びたいと願ったものに与えられるスキル。
背中の肩甲骨あたりを意識すると半透明な羽が出現する。
飛行可能時間はスキルレベルによって変化する。
飛行速度はスキルレベルによって変化する。
【飛翔】 必要スキルポイント:45
【飛行】と同じく翼で空を飛びたいと願ったものに与えられるスキル。
願ったときに、速く飛びたいと強く願うとこちらのスキルになる。
飛行可能時間はスキルレベルによって変化する。
飛行速度はスキルレベルによって変化する。
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『相澤さんか…まあ、だいたい予想通りな感じだね。ちなみにあなたが気になってるスキルは?』
「僕が気になっているスキルですか…コスモスさんが獲得した【宇宙魔法】が一番ですかね、初期に持っているスキルポイント98も使うスキルなのですごく興味があります」
「私は先ほどのサナというプレイヤーが持っている【重ね掛け】というスキルが一番だな。可能性と汎用性にあふれている気がするからな」
『プレイヤーの意思によって自分だけのスキルが作れるって、脳波やらなんやらをギアが読み取るってことだから、かなり難しいシステムだったんじゃないのかい?』
「どれだけこのゲームにお金をかけているか八雲さんはご存じないのですか?」
この会社はモデルプラネットにかなりお金をかけているが、イメージとしては、このゲームが売れなかったら倒産していた可能性があるほど金をかけている。
『んーお金はあんまり興味ないんだよね。生きて興味に没頭できる空間があれば私はそれでいいから』
「…はぁ、あなたはそういう人でしたね。13桁以上の金をこのゲームに突っ込んでいるんですよ?いってしまえば、その程度の開発など余裕です」
『ん、わかった。じゃ、私は作業があるからこれで』
「すまなかったな八雲。では」
『気にしてないよー』
随分と疲れた様子で仕事にもどっていく様子の部長とその部下。その姿はいつもの数倍疲れていたそうな。
まだネタバレは避けたいのでね、他の人のスキルは出しませんよ。
8/2 10桁→13桁
ほんとに開発費ってどんな感じなのかわからないです。ほとんど予想ですよ。




