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十話、安土桃山時代編其の一

 こんにちは。


 お久しぶりです。今回は、安土桃山時代を取り上げてみたいと思います。俗にいう「戦国時代」ですね。この時代で有名な人物といったら、まずは武田信玄や上杉謙信に織田信長でしょうか。

 ちなみに武田信玄は本名が武田晴信と言いました。信玄は出家してから、名乗るようになったと言われています。

 正妻は三条の方でした。彼女は京の都のさる公家の出身の姫君です。父は右大臣まで務めた人物でした。

 三条の方との間には三人の息子と二人の娘が生まれています。この内、私が知っているのは長女の黄梅院ですね。黄梅院は、わずか十二歳で北条家に嫁いでいます。三条の方はさぞかし心配だったろうなと思いますね。


 側妻には諏訪の方もとい諏訪御寮人がいました。彼女が生んだのが後に信玄の後を継ぐ勝頼です。勝頼は武田家最後の当主であり、悲しい最期を迎えますが。これは割愛させていただきます。


 また、麻阿(まあ)の方も側妻であったとか。記録によるとですが。

 信玄は、なかなかに勇猛果敢な武将として有名でした。ことわざに「敵に塩を送る」というのがありますね。これも信玄が宿敵であった謙信が困った際に本当に塩を贈ったという故事から由来しています。


 次は上杉謙信についてになりますが。この人は生涯独身であったと言われています。そのせいか、女性説が出るくらいには謙信に浮いた話はなかったようなんですね。彼も信玄に負けず劣らずの武将でした。

 ちなみに現在は、謙信に仕えていた家臣の手記から男性であったことが確定になっています。私も何年か前にテレビのニュースで知ったんですがね。学者の先生も手記が有力な証拠になるとおっしゃっていました。

 謙信も出家後の呼び名です。本名は景虎と言いました。


 織田信長はあまりにも有名ですね。彼は幼名を吉法師と言いました。幼い頃は、女児に間違えられる程に綺麗な顔立ちだったとか。まあ、女装は嫌がったとは思いますが。(当たり前)

 信長は成長すると、悪友達とつるんでは戦の真似事をしていました。ちなみにかの前田利家は信長の子分で後に家臣になっています。

 地元では「うつけ者」と呼ばれていましたが。意味は「バカ者」と言われていますね。けど、実際の信長は非常に頭の回転が速くて切れ者と言えました。智略を巡らせるのもできたんでしょうね。後に父の信秀が亡くなると信長は織田家の当主になります。最初こそは、苦難の連続でしたが。徐々に頭角を信長は表し始めます。

 幾多の戦いを勝ち抜き、四十歳頃には天下人にまで上り詰めました。彼は向かうところ敵なしの状態と言えます。


 ところが、晩年に差し掛かると信長の暴挙は朝廷にまで及びました。天皇でなければ、変えたりすることを禁じられていた暦にまで手出しをしたのです。これには公家方が黙ってはいません。じわじわと家臣であったかの明智光秀に圧力を公家方は掛けます。主君と朝廷の板挟みに光秀は大いに悩みました。けれど、結局は光秀も圧力に屈します。


 これにより、起きたのが世に言う「本能寺の変」でした。光秀は本能寺に火矢を放ちます。信長も応戦しましたが。部下達は次々に討たれて信長も最中に命を落とします。享年は四十九歳でした。


 本能寺の変の後、知らせを受けた妹のお市の方は非常に驚いたことでしょう。彼女は織田家に身を寄せていましたが。信長が亡くなったことにより、再婚しました。相手は兄の忠臣であった柴田勝家です。娘達と共にお市の方は柴田家へと行きました。

 そんな彼女も羽柴秀吉が勝家の居城を奇襲した際、夫に殉じます。享年は三十七歳でした。


 いかがだったでしょうか。何だか、最後は女性にスポットを当てましたが。これくらいにしますね。

 それでは失礼します。

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