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またいつか君と  作者: mame
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2

0歳と1日目にして大きな壁がある事に

私は、気がついた

両親が…周りの皆んなが何を話しているのか

分からない。


えっ!?

チート能力0!?


転生って言ったら自動翻訳機能付いてるもんじゃないの?

でも、幾ら記憶を辿っても神にあった記憶さえない

ゆえに、チート能力などあるわけ無いのだ


あるのは前世の乙女ゲームの記憶のみ


私は両親や皆んなが何を話しているのか分からず日々を過ごす。

でも半年もたつと、何となく言葉が理解出来てきた

赤ん坊の能力は本当に凄い


今母様が話している事と言えば


「本当に可愛いわぁ、ずっと見てても飽きないわ

そう思うでしょ、アリサ」


アリサとは母様の専属メイド

灰色の髪に茶色の瞳

スカートの中には短剣がある

戦えるメイドなのだ。


なぜ知っているかと言うと

母様と私が寝ようとベットへ向かおうとした時

何者かの襲撃を受けたらしく

アリサがスカートから短剣を出して

私達を守ってくれたの


私は恐怖に怯えたわ、だって私が住んでいた所は

襲撃を受ける事も、剣を見る事も、無かったはずだから

記憶が曖昧ではっきり覚えてないけど

多分無かったはず…


怖くなって母様を見ると母様はずっと笑顔だった。


「リザ、大丈夫よ。

この屋敷の中には余程の者しか入ってこれないわ

もし、入ってここに来たとしてもアリサには勝てないわ

そして、わたくしにもね」


なんて私に向かって言うのよ


えっ!?

この家、これが日常?って目が遠くなった記憶がある


そして、この襲撃は実は昨日の事である。


「そうですね。奥様!リザ様は天使です!今や私たちメイドの癒しでございます」


「そうでしょ〜リザは本当に天使なの」


昨日襲撃を受けたにも関わらず

朝から二人は何も無かった事のように話している。


まぁ、母様やアリサは置いといて

私、この世界の事、本当何も知らないな

まぁ生まれたばかりだから仕方ないんだけど


早く大きくなって学びたいものだ

そして!転生と言ったら魔法!

この世界は魔法があるのか聞きたい

あれば学びたい

あぁぁ…早く成長したい


私はワクワクした気持ちで毎日を過ごす。


でも、何も知らないはずなのに

どこか懐かしいっと思うこの感情に

戸惑い、見て見ぬふりをして。

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