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異世界転生~女神からもらったギフトを使い失われていく世界を救う~  作者: マーラッシュ
第四章 帝都学園入学編
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第六話 帝都学園合格発表

 帝都学園入学試験の翌日。

 合格発表の日がやってきた。


「シア、準備は出来た?」

「お兄様もう少しお待ち下さい」


 俺はシアと一緒に、合格発表を見に行く約束をしている。


「お兄様お待たせしました」

「弟くんお待たせ」


 シアの後ろからシャル姉が現れた。


「お姉ちゃんも二人のお祝いを一番に言いたいから一緒に行くよ」


 シャル姉は俺とシアが落ちているとは微塵にも思ってないらしい。


「じゃあ三人で行こうか」


 俺達は帝都学園へと向かった。


「今年の試験問題は難しかった?」

「筆記試験は比較的簡単だったと思います。私の方は問題なく終わったのですが、お兄様は大変だったようです」

「何かあったの?」

「実技試験の担当試験官がアレス先生でした」

「そ、それは大変だったね」


 シャル姉は苦笑いをしている。


「手加減をしてくれていましたけど、気が抜けない試験でした」

「お兄様。他にもありますよね」


 シアが指摘したきたので魔法試験の件を話す。


「アハハ、さすが弟くんだね。周りの人達は呆然としてたんじゃないの」

「お兄様はやりすぎです。私は加減して魔法を使いましたよ」


 そういえば試験会場で火魔法と水魔法の凄い使い手がいると言っていたけど、シアともう一人は誰だったんだろう。


「魔法試験の時に水魔法が得意な娘がいたみたいだけどシアは誰か知っているか」

「いえ、私も見ていません。お噂だととても可愛らしい方だったとしか」


 水魔法の使い手か。俺も水魔法は得意な方だから、どんな魔法を使うかワクワクする。


「その娘に会うのが楽しみだ」

「お兄様は可愛いお方がお好きですからね」


 何を言っているんだシアは。


「僕は純粋にその娘がどんな魔法を使うか楽しみなだけだよ」

「弟くんは可愛い娘と仲良くなるのが得意だからね」


 シャル姉も同意してくる。

 どこかのラブコメの主人公じゃあるまいし、そんなことはないだろう。


「そうですね。今まで仲良くなった方もアルテーシア様、ルイセ、フローラさん、サラ様、アンジェリカ様と可愛い方もしくは綺麗な方ばかりですものね」


 確かに皆可愛らしい娘ばかりだけど、その中に人妻のアンジェリカさんを入れるのはやめてくれ。


「シアちゃん。弟くんが変な娘に捕まらないように見ていてよ」

「任せて下さいシャルお姉ちゃん」


 何を言っているんだか。


「お兄様は大袈裟だと思っているかも知れませんが子爵に就任した時のことを思い出して下さい」


 子爵になった時?あの時は娘の紹介をする貴族の親達が多くて大変だった。


「お姉ちゃんもお友達や学校の知り合いから紹介してくれって言われて大変だったんだから」

「勿論私もです」


 シアとシャル姉がヒートアップしている。

 試験の話をしていただけでなんでこんなことになっているんだ。


「いいですかお兄様。お兄様は子爵家の次男で、十歳で御自分も子爵を叙勲される凄い人なのです。お金もレストランのアドバイザーをしていて多く持っていますし、容姿もカッコいいです。後は妹にもう少し構っていただけたら文句の付けようがないと思います。そんな男性を周りの女性達が放っておくわけないです」


 一つだけ自分のことが入っていなかったか。


「お姉ちゃんもそのとおりだと思う。ただ一つ付け足すとしたらお姉ちゃんにもっと構うって所かな」


 シャル姉も自分のことを入れてきた。


「だから所構わずフラグを立てるのをやめてくださいね」

「はい」


 二人の圧力に俺は頷くことしかできなかった。


 けど二人のことだったら俺も言いたいことがある。


「僕は逆にシャル姉やシアの方が心配だよ」

「弟くんどうして?」

「この前のサラさんのように、二人は可愛いから変な人に付きまとわれないか心配だよ。そのときは僕が護るから言ってね」


 ユートの言葉にぽっと頬を染める。


「あ、ありがとうございますお兄様」

「ありがとう弟くん」


 二人は照れてそう答えるのが精一杯だった。


 しばらく歩いていると帝都学園が見えてきた。

 確か校舎の前に掲示板があってそこに合格者の番号が貼られているはずだ。


 掲示板の前は人で溢れ返っているため、番号を確認することができない。


「二人共番号はいくつなの」

「お兄様はA-7番で私はB-11番です」


 シアは俺の番号を覚えているのか。


「二人共あったよ!おめでとう」


 シャル姉が俺とシアを抱き締める。


「ありがとうシャル姉。けどよく見えるね。僕は人が多くて見えないよ」

「私もです」


 シャル姉の身長は僕とほぼ同じだから見えないと思うけど。

 まさかスキルか。


「だって二人の名前は一番上にあるもの」


 一番上?

 俺とシアは掲示板の一番上に目を向ける。


 帝都学園入学試験

 男子

 首席:ユート・フォン・シェフィールド

 次席:アラン・フォン・エルスリード

 三席:シグマ・フォン・リッテンハイム


 首席!

 しかも次席はアランで三席はシグマだ。

 シグマの名前が変わっている。

 準男爵を叙勲して貴族になった時、アレス先生の苗字を付けたのか。


 そして女子の掲示板に視線を移す。

 女子は首席が同率で三人いるみたいだ。


 帝都学園入学試験

 女子

 首席:アルテーシア・フォン・サイラス

 首席:シア・フォン・シェフィールド


 三人目の名前に目を向けたとき、不意に後ろから声をかけられた。


「お久しぶりです。ユートさん」

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お読みいただき有難うございます!
現代が天界、魔界と繋がった世界~バハムートという組織に入れられ、異能や魔法を駆使して事件を解決し、天族や魔族と仲良くなる~
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