表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/2

妹は今日も兄が大好き!

これはよくある兄妹の日常の物語……のはずである。


「兄さん! 結婚してください!」

「朝から飛ばしてるな、今日はいつにも増してアレだぞ」

 妹の瑠亜がちょっと愛の重い挨拶をしてくる、ちなみに俺たちは実の兄妹だ。別に兄妹的な関係とかそう言うのではない。

「兄さんのこと愛してるからですよ。何が悪いと言うんですか?」

「そういうところだぞ」

 俺は希望、中学生だ、妹の瑠亜はちょっと兄のことが好きなだけの妹……である。

「もう、兄さんは恥ずかしがりですね、そんなとこも好きですよ」

 聞いちゃいないようだ。

「まず兄妹なのを思い出そうか」

「大事なのは愛ですよ、愛。だいたいそれさえあれば許されるんです」

 何のマンガだよ!?

「兄妹愛ってやつか?」

「恥ずかしいですね、みなまで言わせないでください……」

「法律って知ってるか?」

「法律なんて感情の前では揺れ動く蜃気楼波の存在じゃないですか」

 おっと法治国家否定がでたぞ。

 落ち着け、俺たちは兄妹、兄妹だ、血もつながってる、よし。

「さあ学校行くか」

「そうですね、一緒に登校しながら二人の爛れた関係を道行く人に見せつけましょう」

「不穏な関係性をねつ造しないでくれ」

 こうして俺たちは今日も学校へ通うのだった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ