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 80話: けだものフレンズ!

「時の女神の力失われているって……?

 だ、だって……!?」


 光治は、そこまで呟いてから、

 銀子を見た……


「んー……」


 銀子は、ぱっと見、いつも通りの様子で、

 とても、力が失われているといった感じには見えなかった……


 そもそも、少し前だって、

 ヤミリンとの戦いで、光治の足止めのために

 銀子は時間停止の魔法を使っていたではないか……?


 光治がそんなことを考えながら、銀子のことを見ていると、

 銀子は、光治の視線に気付いて……


「え……な、何です?」


 銀子はそう言って、小首を傾げてから……


「み、見んといて……下さい……

 先輩……やです……

 何や、恥ずかしいわ……」


 何やら、顔を赤らめて、

 恥ずかしそうに、うつむいてしまった……


 その様子に、光治はドキリと来る……


(こいつ……こんなに可愛かったっけ……?)


 女神ノルンだったころの、ツンツンしていたノルンを思い浮かべ……

 それと比べて、恥ずかしそうに顔を赤らめている今の銀子が、

 まるで別人のように思えて来た……


 そして、そうやって、光治が銀子に見惚れていると……


「あんたらさあ……盛った犬かよ?

 この非常時に、ラブコメしないでくれる……?

 外、見たでしょ?

 真面目にヤバイ状況なんですけど?」


 フレイアが、ジト目で、光治達に抗議して来る……


「そ、そうだったな……」


 光治は、言われて急に恥ずかしくなって来て、

 その照れ隠しのように、早口でフレイアにこんなことを尋ねる……


「そ、そんなことより!

 こいつ、さっきも、ちゃんと時間停止能力使ってたぞ?

 女神の力が失われたなんて、嘘なんじゃないか?」


 光治がそう言うと、

 フレイアは、あからさまにバカにしたような目で光治のことを見て来た。


 それから……


「いや、時間停止なんて、その程度のもの……

 女神の力のごく一部みたいなもんだし……

 私が言ってるのは、時間遡行の話!

 この能力は……

 今のノルちゃんからは、完全に失われているの!」


 フレイアは、真剣な表情でそう言った……!


 その表情から、嘘は言っていないように思えたが……

 光治には、どうもこの女神の言うこをは、信用できなかった……


「大体、何でそんなことになった?

 女神が力を失われるとか、おかしくね?

 大方、お前が何かしたんだろ?」


 光治が、少しカマをかけて、そう言うと……


 フレイアは、光治から視線を逸らしてしまう……?


「おい、何で視線を逸らす……?」


「い、いやあ、今回は、

 色々と不幸が重なってしまって……ね……」


「不幸……?」


 光治が、眉をひそめてそう言うと、

 フレイアは、視線を泳がせながら、言い淀みながら弁明する……


「い、いや、そもそも!

 神様が下界に降りるのってさあ……

 すっごい違法行為なのね?

 ノルちゃんさあ……

 この間、地上に降りて、

 少年と陣風毬愛を引き合わせたじゃん?

 あれが、天界で問題になっちゃってさあ……」


「おい、それ、お前が計画したことだと

 ノルンに聞いたぞ……?」


 光治がそう言うと、

 フレイアは一瞬『うっ……』と小さく呻いた後……


 何事なかったかのように、話を続ける……


「しかも、ノルちゃんさあ……」


「おい、俺の話は無視か……?」


「しかも、少年と抱き合って、

 男女の間違いを犯す寸前だったじゃん?

 神様が、人間とそういうことするのは、タブー中のタブーなのよ!」


「それも、お前の渡したセーラー服のせいだって

 ノルン言ってたぞ……?」


 光治がツッコミを入れたが、

 フレイアは、顔中に汗をかきながらも、話を続ける。


「で、下界に降りた罪と、人間とイチャコラした罪!

 ノルちゃんは、主神様に、このダブルの罪を問われちゃって、

 記憶と女神の力の一部を奪われてしまったの!」


「いや、どっちも、お前が原因じゃん……!?」


「チッ……」


「今、舌打ちした!?」


「でも、それだけならまだ、何とかなったの……!

 記憶も、女神の力の一部を奪われても……

 時空エネルギーの満ちている【時の狭間の世界】なら、

 時間遡行の魔法をつかうことはできた……!

 だから、もし間違って、少年が世界崩壊を引き起こしてしまっても、

 【時の狭間の世界】にノルちゃんがいれば、

 世界崩壊前に、時間遡行だけはできる手筈だった……!

 ところが……! ところがよ!?」


「ところが……?」


 光治がオウム返しに尋ねると、

 フレイアは、拳をつくって、何やら悔しそうな素振りを見せながら

 こんな話をする……


「一方ね……?

 同じく、下界に降りた罪を問われて謹慎処分中だった私は、

 月影魅夜に復讐がしたくて……

 どうしても、地上に降りたかった……!」


「おい、何か、話が脱線してないか?

 てか、嫌な予感がするんだが……?」


「でも、また私が地上に降りちゃったら、

 今度はどんな罰があるかわかったものじゃない!

 もしかしたら、ノルちゃんよりヒドイ目に遭うかもしれない!?

 でも、魅夜のメスガキには、復讐したいじゃない!?

 じゃあ、誰かを手駒として、地上に送ろう!

 そう思った私は、

 ノルちゃんが記憶喪失なのをいいことに、

 下界送りして……」


「おいい!? 全部、お前のせいじゃねえか!?

 やっぱ、お前が黒幕で合ってるんじゃねえか!?」


 光治がそう言って、フレイアに

 激しくツッコミを入れる……!


「ち、ちが……!?

 そもそも、元凶は、あいつじゃん!?

 ヤミリンとかいうメスガキじゃん!?

 あいつが発狂しなければ……!」


「だけど、世界崩壊した時の予防策

 潰したの、お前じゃん!?」


「うっ!」


 光治にツッコマレて、フレイアは何も言えなくなってしまう……


「どうすんだよ、お前!?

 世界が崩壊したら、お前の責任だぞ!

 お前が余計なことをしたせいなんじゃないか!」


「だーかーら!?

 世界崩壊をさせないために、

 少年の力が必要なの……!」


 フレイアは、ムスっとした態度で

 口を尖らせながら、光治の方へゆっくりと近づいて来た……?


「どういうことだよ……?

 てか、何で近づいて来る……?」


「つまりはね……?」


 そう言いながら、

 フレイアは、何故かガシッと光治の肩を掴んで来た?


「え? なに?」


 フレイアの突然の行動に、

 光治は戸惑う……


 というか……何やら嫌な予感がするのだが……?


「ふふふ……

 ねえ? もう気付いてるかも知れないけど、

 少年のおちん●んってさあ……!

 【時の女神の力】が付与されているのね?」


「え……?

 うん、何か、そうらしいな……?」


「でも、その力は、せいぜい時間停止程度の能力で、

 時間遡行をするには、女神パワーが不足しているの……!

 知ってた?」


「え、そうなのか?」


 光治は、そう言いながら、

 彼のチンの方を見る……


 しかし、チンは何も語って来なかった……?


(あれ? おい、どうした? 相棒……?)


 いつもは聞いてもいないことを

 勝手に喋って来るチンが、無言を貫いていることに

 光治は、何やら不安に思えて来る……


「でもね?

 そのおちんち●に、女神パワーを与える方法が

 一つだけあるの……!

 それが何だか、わかる……?」


「いや、わからんけど……?

 あ、ちょっと待って……?

 何か、嫌な予感がするんだけど……!?」


 光治は、フレイアが

 彼の肩を握る手に、力を込めて来たのを感じ……!

 何やら、不安……というか、恐怖すら感じ始める……!?


「な、なあ!? 何か、お前、怖いんだけど!?」


「うふふふ……!

 うひひひひひ!」


 フレイアが、気味の悪い笑い方をしたかと思うと……?


「えい♪」


 急に手に力を込めて、光治を押して来た……!?


「うお!? 何……!?」


 突然、肩を押されて、身体のバランスを崩した光治は、

 そのまま後ろに倒れる形で、倒れてしまう……!?


「いててて……!?」


 光治は、尻もちをついた……


「何すんだよ!? この糞女神!?」


 そう言って、光治が見上げると……?


「じゅる……! うひひひひ!」


「ひ、ひぃ!?」


 そこには、飢えた狼が……!?


 もとい、目をケダモノのように爛々と輝かせたフレイアが

 舌なめずりをしながら……!

 光治の身体の上にまたがるようにして、そこに居た……!?


「うひひ! 非常事態とは言え……!

 こ、こんな……!

 こんな若い子と、ヤることになるなんて……!」


「え!? ちょ、ちょ……!?

 何やってんの、お前……」


 光治の肩は、フレイアにガッチリと抑えつけられていて、

 光治がどう動こうとも、逃れられなかった……!


「お、おい……!?

 冗談はやめろ……!?

 さっき、非常事態だとか言ってたじゃねえか!?

 な、何遊んでるんだよ!?」


 しかし、フレイアは、

 光治の上で、ヨダレを垂らしながら、目を輝かせて

 こう答えるだけ……


「ごめんね、少年! じゅる!

 でも、もう、これしかないの! ごくっ!

 世界崩壊前に、時間遡行するには……!? はあはあ……!

 私とえっちして、君のちんち●に

 女神の力を注入するしか……! じゅるるるる!」


 フレイアは、まるで、

 飢えた狼が、ご馳走の羊を目の前に

 我慢しているような目で、ただひたすらに光治のことを

 見つめて、ヨダレをすすっていた……!


「ちょ……!? おま……!?

 ね、ねえ? じょ、冗談だよね……?

 そう……だよね……?」


 光治は、恐怖に震えながらも、

 フレイアに尋ねるが……


「うひひひひ!」


 フレイアは、ゆっくりと首を横にふるだけだった……!?


 フレイアの後ろでは、

 銀子が『この!? やめや!?』とか『糞ババア!?』とか叫びながら

 フレイアのことを叩いたり、蹴ったりしていたが、

 まるでびくともしない……!


「ごめんね……? 少年……?

 本当にごめんね……? じゅる!

 私だってね、本当は、こんな年端もいかない少年を

 レイプなんてしたくないのよ? 本当に!

 だって! 完全に事案じゃん! うへへへへ!」


「絶対嘘だろ!? お前!?

 目が本気だぞ!?」


「大丈夫! せめて痛くないようにしてあげるから!」


「やめ……! やめて! 本当にやめて!?

 いやああああああああ!?

 犯されるううううううううう!?

 誰か!? 誰か助けてえええええええ!?」


 光治は、ありったけの力を込めて

 叫び声を上げるが……!


 現実は非常である……


「いただきま~す! じゅる!」


 そう言って、フレイアは、

 器用に足だけをつかって、自らの下着を脱ぎ始めた……!?





「いやああ……いやだああ……!?

 ぐすっ……ぐすっ!」


「やっべ! ショタが泣き叫ぶのって興奮するわ!

 友達の女神が『ショタ最高!』とかキモイこと言ってたけど……

 今ならよくわかる……! ギャハハハ!」

せや姉「また、こういう系の女神出すんやな……」

作者「せやね」

せや姉「おい、台詞……」

作者「いや、だってさあ! 元からこういう女神じゃん、こいつ……!

   何か、クレームがあったから自粛して、

   なるべく登場しないようにしてたけど、むしろ平常運転っていうか?」

せや姉「何や、クレーム気にしてたんか……」

作者「うん、だって、読者の意見だもん」

作者「でもさあ……何か、自粛してみて思ったんだけど、

   何か、この女神の登場が少ないと、

   話がマイルドになり過ぎちゃうんだよねえ……

   普通のラブコメって感じで……」

せや姉「普通でええやろ!?」

作者「ダメだね。

   私はねえ、自分でわかってるけど、

   恋愛経験の少ない私が、普通のラブコメ書いても

   絶対つまらないものしかできない!

   恋愛経験が少ないから、説得力っていうか現実味がないんだよ!

   現に、マイルドな頃って、PVとか激減したじゃん?」

せや姉「せやね」

作者「というわけで、読者に『フレイア気持ち悪い』と言われて

   自粛していたわけですが、もう最後近いし、

   やりたいことやっちゃおう!

   というわけで、解禁しました!」

せや姉「いい加減やな……」

作者「まあ、実を言うと、直前の直前まで、

   今回の話では、フレイアが光治に土下座して

   エッチしてくれるように頼むという

   もう少し抑えめな表現をする予定だったんだけど、

   何か、それだと盛り上がんないなあ、と思ってね!w」

せや姉「はじめは、土下座の予定だったんか……」

作者「うん、『先っちょだけ! 先っちょだけ!』とか言わせてね!w

   で、光治が『下品なことやめろ! 警察呼ぶぞ!』とか言ってね!w」

せや姉「まるで、男女が逆転しているようや……」

作者「はーい! というわけで、残りの話もこんな調子で

   セオリーも、体裁も度外視で、

   作者のやりたい放題やって

   ラストスパートかけていきますよ~?

   もうオサレラブコメ路線は捨てるわ、私!w」

せや姉「そもそも、オサレラブコメて何やって話なんやが……」

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