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 68話: 運命の悪戯

(おかしい……! 今、物音すら聞こえなかったぞ!?

 こんなやつ、いつから居たんだ!?)


 ヤミリンは、心の中で呟いた……!


 そう、光……もとい、謎のパンティ仮面は、

 突然出現したかのようにヤミリンの背後に現れた……!?


 まるで魔法のような現象に、

 ヤミリンが訝しんでいると……


「ヤミリン! お前に勝負を申し込む!

 俺……もとい、あたいが勝ったら、その子を解放してもらおう!」


 謎の覆面女は、ヤミリンに、

 ビシッと指差すと、そう言い放った!


 言われたヤミリンは、やや面喰って、

 目を丸くしたが……


 やがて、理不尽なことを言われたと感じたのか、

 怒って、パンティ仮面に向かって言う!


「は? 何勝手なこと言ってんの!?

 じゃ、じゃあ、あんたが負けたら、

 あんたが代わりに脱いでくれるの!?」


「もちろん、脱ぐ!」


「へえ、言ったね!?

 今しっかり聞いたからね!」


「俺……いや、あたいが、ヤミリンなんかに

 負けるわけないけどな……!」


「じょ、常套じゃない!」


 パンティ仮面は、自信があった……!

 かつて、ヤミリンのファンであった頃に

 彼女のプレイの癖、陥りがちなミスの傾向など

 ほぼ完全に把握していたのだ……!


 それらの知識をフル活用すれば、

 ヤミリンを攻略することも難しくない!

 そう判断した!


 ヤミリンは、お面の奥で、悔しそうに顔を歪ませるが……

 努めて、明るい声をつくると……


「じゃあ、早速プレイしよっか?」


 そう言って、

 【ダンスダンス・オブリビオン】のシートの上に立った……


 だが……?


「待て!

 その前に、一言言わせろ!」


 パンティ仮面は、手の平をヤミリンに向けると

 そう言って、ゲーム進行を制止した……!?


「は? なに?」


 ヤミリンが、少しイラっとして、そう尋ねると、

 パンティ仮面は、激怒した口調で言い放つ!


「そもそも、彼女は、何だ!?

 何で、その銀髪の子は素顔を晒している!?


 そう言って、パンティ仮面は、

 銀子を指差した……!


「こういうネット配信では、素顔を晒さないように配慮するのが

 常識じゃないのか!?

 プライバシーの侵害は、犯罪行為だぞ!?」


 銀子は、床に手をついて、すんすん泣いていた……


「くっ!」


 痛いところを突かれたと、ヤミリンは小さく呻く……!


 だが、そんなことでは負けじと、

 パンティ仮面に言い返した……!


「う、うるさい……!

 それでも、皆に受けているんだ……!

 現にPVが上昇しているじゃないか……!?」


 ヤミリンがそう言うと、

 パンティ仮面は、大きなため息をしてから、

 こんな話をし始める……?


「お前……本気で言ってるのか?」


「は?」


「コメントがさっきからついていないのには、

 気付いたか……?」


「え……そ、それは……

 不思議に思っていたけど……

 PVは上がっているし……

 これでいいんだと思って……」


 ヤミリンが、しどろもどろになりながら、そう言うと、

 パンティ仮面は、大きく首を横にふり、

 それから、落胆したように、ガックリと肩を下ろした。


「ね、ねえ……?

 な、何、その態度……!?」


 ヤミリンは、パンティ仮面の態度に、苛立ちを覚え

 ついヒステリックに尋ねると……?


「なあ、ヤミリン……?

 あたいさあ……あんたのファンだったんだ……」


「はあ?」


 パンティ仮面の突然の告白に、ヤミリンは目を丸くする……

 『こんな変態が、しかも女が、あたしのファン……?』と、

 そんなことを心の中で思っていたが……


 すぐに『ファンなら何故あたしのやることを邪魔するんだ?』

 そういう疑問が湧いて来た……


 そして、そんなことを考えているヤミリンの心の中を

 見透かしたように、パンティ仮面が言って来る……


「ヤミリン……!

 元ファンとして、あたい、心を鬼にして言ってやるよ!

 あれはねえ……コメがつかないのに、PVが上がってるのは……

 あれは、皆、引いているんだよ!?

 引いているから、コメできないんだ!」


「はあ!?

 だ、だって……!? PVが……!?」


「炎上でもPVはあがる!」


「え……で、でも……」


 ヤミリンは、言葉に詰まる……

 否定したい気持ちは勿論あった……!

 これは……このPVの上昇は、

 自分の実力の成果だ、と言いたかったが……


「おい、この配信を視聴してるお前ら!?

 お前らは、いいのか!?

 あの天使だと思っていたヤミリンが

 こんなことしていて、悲しくならないのか!?」


 パンティ仮面が、カメラに向かってそう叫ぶ……


 すぐには、何の反応もなかったが……


 やがて、ポツリポツリと

 視聴者のコメントがつき出した……?



『ごめん、そいつの言う通りだ……流石に引いてた』



 そして、ついたコメントを読み上げて、

 パンティ仮面は言う……!


「見ろ、ヤミリン……

 これが俺達……いや、視聴者の本当の気持ちだよ……!」


「う、嘘でしょ……!?

 だって、あたしは……皆が楽しんでると思って……!」



『ごめん……流石にキツい……どうなるんだろうと思って見てたけど』

『お前もか……? どっかで冗談で済ませるんだと思ってたんだが……』

『うん、またどこかで、いつものノリに戻すのかと期待していた……』

『すまない、やめてほしかったけど、

 何かそういうこと言い出しにくい雰囲気だったから……』



 すぐに、凄い勢いでコメントがつき出した……!

 しかも、そのほとんどが、

 今のヤミリンに対しての批判に溢れていた……



「う……そ……?」



 ヤミリンは愕然としていた……


 何だかんだと言いながら、

 どんな配信をしようとも、

 視聴者の皆だけは味方になってくれていたからだ……


 どんなバカなことをしても許してくれたし、

 人には否定されそうなことでも

 笑って肯定してくれて……


 現実が辛くても、心の拠り所として

 ネット配信の視聴者を頼っていたのに……


 それなのに……?



『なあ、ヤミリン、もうやめちまえ、今回の配信……

 気持ち悪いんだよ……今のお前……』



 最後に、そのコメントが目についた……


「き、気持ち悪い……?」


 ヤミリンにとっては、裏切られた気分だった……

 信じていた友人に裏切られたような……


 そう……あの時の……

 魅夜が病院で、やった許されない行為を

 思い起こされて……


「ぐすっ……!」


 ヤミリンは泣いた……

 お面のお陰で、表情こそ他人に晒していなかったが……


 彼女は、肩を下ろすと、こぶしを握って……

 ぷるぷると震えて、泣いていた……


 そんなヤミリンに……

 パンティ仮面は、努めて優しく声をかける……


「ヤミリン、あたいさあ……

 あんたが、本当に楽しそうにゲーム実況するのが

 好きだったんだよ……

 いつも面白いこと言って……

 皆を喜ばそうと、努力していて……!

 頑張って、配信を面白くしようとしているのが伝わって……!

 それがキラキラ輝いているようで……!

 だから、皆、お前のこと好きだったんだよ!」


 そこまで言ってから、パンティ仮面は

 ため息を吐く……


 そして、ただただ……残念そうに……


「こんなイジメみたいなことして

 数字を稼ごうとするヤミリンなんて……

 見たくなかった……」


 ヤミリンはもはや、何も言い返せなかった……


「うぅ……ぐすっ……」


 ヤミリンは泣いた……

 泣いて反省していた……


 数字を稼ぐ余りに、

 大事なことを見失っていた……

 何だか、取り返しのつかないようなことを

 してしまったかもしれない……?


 そんなことを考えて、ヤミリンは、

 自分のやったことを恥じた……


 だから……


 そのまま、何事も起こらなければ、

 彼女は、改心して、

 その後は、ハッピーエンドとは言えないまでも、

 まだ丸く収まったかもしれない……?


 だが……?


「すん……すん…………ん?」


 だが、運命の神は……


 どうやら、そんな簡単には、

 事態を終わらせたくは、なかったようだ……?


「え……?

 こ、これは……!?」


 そこで、ヤミリンは、ふと、気付いた……?


 どこからか……

 心地よい……あの人の匂いがすることに……?


 一体どこから……?


 そう思って、ニオイの元を探すと……?


(な、何で……こいつから……?)


 ニオイは、パンティ仮面の服からするようだった……?


(コ、コイツ……!?

 何故だか知らないけど……

 コイツの身体から、コウちゃんの匂いがする……!?)


 そう思うと、ヤミリンは、

 キッとした目つきで、パンティ仮面を睨みつけ、

 大きな声でこう言う!


「あ、あんた!? 昨日、もしかして……?

 誰かと一緒に寝たのか!?」


 突然、そんなことを言われ、

 パンティ仮面は面喰ってしまう……


「いや、そんなことは……」


 と、パンティ仮面はそこまで言いかけて……?


 今朝、間違って、銀子のベッドに入り込んだことを思い出した……


「そういや、昨日……ベッドで……」


「なっ!?」


 パンティ仮面が全て言い終わるよりも早く、

 ヤミリンが驚きの声をあげる……!?


 そして……


「お、お前……!?

 ま、まさか……!?」


 ヤミリンは、後ずさりしながら、そう言った。


 だが、そう言いながらも

 心の中で『そんなはずない!』と思い続けた……!


 そもそも、そんなこと……!?


 ピンク髪の師匠が見せてくれた映像にはなかった……!?

 盗撮したらしい映像の中には……!


 だが……!?


 どうしても、パンティ仮面の服から……身体から……!

 光治の匂いがして来て……!?


「……ロス……」


「は?」


 ヤミリンが、ぼそりと呟くので、

 パンティ仮面が聞き返すと……?


 ヤミリンは、凄い気迫で、パンティ仮面を睨みつけながら、

 こう叫んだ……!?


「お前、ブッコロす!

 お前のことは、絶対許さねえ! この泥棒女!?

 お前も、あの女と同じように呪ってやる!?」

作者「すげー! すげー! 大興奮!w」

せや姉「どした?」

作者「とある……まあ、パワースポットみたいなとこに

   行って来たんですよー!w」

せや姉「そいで?」

作者「そこで、意識を集中させて

   霊的パワーを高めました……」

せや姉「何か、ヤバイ感じのこと言っとるんですけどぉ!?」

作者「まあ、仰々しく言ったけど、ただの瞑想です」

作者「そしたら!

   前よりも意識して白いのが見られるようになったわ!w」

せや姉「何や怖いんやけど!? やめて欲しいんやけど!?」

作者「しかも帰りには、白いのによく似た

   金色のが見えた!w

   こう……ふわぁって、空に飛んでいくの!w

   超興奮したわ!w あれは!w」

せや姉「な、何やの? その金色のって?」

作者「さあ? 何だろうねえ……?

   まあ、最近、葬式やったところだからねえ……

   人魂かな……?」

せや姉「ちょ……!?」

せや姉「ホンマ、やめーや!? そういうの!?

    怖いの、やめや言うとるやろ!?」

作者「えー……オーバーだなあ……

   そもそも、この話自体、作者の勘違いかも知れないじゃん?」

せや姉「自分で言うなや!? ホンマ根性ババ色やな! あんた!?」

作者「でも、まだなんだよなあ……

   な~んか、あと一歩足りない感じ……

   そんな、白いのとか金色のとかじゃなくて、

   もっとハッキリ見たいんだよなあ、こちとら」

せや姉「もう、いややあ……」



作者「何か、お昼にイートインしてたら、

   窓の外から写真撮られた……」

せや姉「は?」

作者「いや、たぶん、お店の写真撮っていただけ……

   そう思いたいんだけど……」

作者「何て言うか、その時、何となく外を見たら

   何か、知らないオッサンが、ガラケーのカメラを

   こっちに向けてたの……!w」

作者「思わず、手で顔を隠してしまった……!w

   いや、我ながら、ちょっと自意識過剰かなと思ったけど……」

せや姉「うわあ……」

作者「作者、冗談半分で、顔いいと言ってるけど、

   顔面偏差値でいうと、平均よりちょっと上ぐらいだと思うんだけどなあ……」

作者「いやあ……それにしても、いい気分ではなかったね……」

せや姉「せやね」

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