63話: チンの正体!?
「め、女神の力だって……!?
お前……!? 俺のチン……相棒じゃなかったのか!?」
光治が、自分の股間に尋ねると、
彼のチンチ●は、静かにたたずんで語りだす……
『フッ……
実は、チンはチンであって、チンではないのですチン……』
「お、お前……!? な……何を言って……!?」
というか、傍から見れば、
自分の股間に真剣に語りかけている光治の方が
何を言ってると言わざるを得ない状況であるが……
しかし、チンは、光治の問いには答えず、
質問を質問で返して来る……?
『そもそも、ご主人様は不思議に思いませんでしたか……?
チンが何故、ご主人様から独立して思考し、
そして、喋っているか……?』
「そ、それはそうだが……」
光治は、思春期にありがちな妄想が聞こえたのかと思っていたのだ……
魅夜の写真を見ていると、
彼女が語りかけて来る妄想をよくするし……
『ご主人様……?
ご主人様は気付いてないでしょうが……
チンは……いえ、
貴方は、チンを通して、
【時の女神】の力を受け継いでしまっているのですチン……!
だから、チンはご主人様と話ができるのです!』
「ど、どういうことだ?」
「話せば少し長くなりますが……あ、チン」
それから、チンチ●は、
光治に、自らが女神の力を得た理由について、
話し始めた……!
言うまでもなく、明らかなことであるが……
光治と魅夜は、セックスをすると
世界を崩壊させてしまう力を生み出してしまう……!
そして、光治は、その力に吹っ飛ばされる形で
時の女神ノルンのいる、時の狭間の空間に辿り着いていた……
『しかし、世界崩壊の力は、図らずも、
チンに集中したのですチン……!
チンが、魅夜様の……チョメチョメ……に侵入することで
世界崩壊が起こったが故に……!
チンが、世界崩壊の中心点となったのですチン……!』
「お前が中心点……!?」
『そうです……! そして……
それ故に! 女神様の力は、チンに収束していったチン!』
「な、何だって……!?」
時の女神ノルンが、時空魔法をつかって時空を遡る際、
崩壊の中心点となった光治のチンに、
一番多く【時の力】が集中した……!
世界の時を遡るために、まずは、崩壊の中心点から
どうにかしないといけなかったからだ……!
『そして、ご主人様が、何度も何度も時間遡行を繰り返しているうちに、
チンの中に女神様の、時の力が蓄積していき……!
いつしか、チンには……!
時の女神様の能力が宿ってしまった……チン!』
それを聞いて、光治は妙に納得がいった……
「だから、お前は、独自に話したり
エロいこと考えたりしていたのか……!?
つまり、女神の力でパワーアップしたとかか!?」
通りで、光治が思い付かないような……
思い付いても口に出すのがはばかられるような
ダークでエロイことを言えるわけだ、と光治は思った……
『ええ……パワーアップ……
そのようにとっていただいて、結構ですチン……
しかし、チンの恐るべき力は、お喋りだけではないですチン……
そんなもの、今時、ペッパー君でもできますチン!』
「ど、どういうことだ……?」
光治は、自分の股間を見つめながら、
恐れおののき、そう言った……!
『チンの真の能力……!
それは、女神様の力……!
このご主人様のピンチにおいて、
その片鱗を今こそ、お目にかけましょうチン……!』
彼のチンチ●が、そう言うと、
光治のズボンの、股間のところが、
まばゆく光り始めた……!?
「うおおお!? こ、これは……!?」
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
一方、少し時を遡って、銀子は……
「ん? 女神……?」
銀子は、ヤミリンのPCを見て、
そのモニターに浮かんでいた、
【女神】というコメントに、何やら反応した……
何か、記憶の奥底を
呼び起こさせるような感じがしたのだ……?
まさか、自分のことを女神だなんて自画自賛するようなことはないが、
その単語に、何やら懐かしいような……?
そんな気持ちを抱いてしまうのだ……
銀子は、それが何なのか、一所懸命に思いだそうと、
懸命に、銀子のことを『女神様だ』と言っているコメントをおって
その内容を読んでいた……!
しかし、銀子が
そうやってコメントをじっと見ていると……!?
「そぉれぇ!」
突然、銀子の制服のスカートが、後ろから……!
思いっきりめくりあげられた……!?
「きゃああ!?」
銀子は、大きな悲鳴をあげてしまう……!?
「何すんのや!?」
すぐさま、ふり返って、
そこにいる人物を思いっきり睨みつける……!
それは、ウサギのようなお面を被ったヤミリンだった……!
「いやあ、無防備だから、つい、
おしっ子ちゃんのスカートめくっちゃったよん!
おしっ子ちゃんみたいなカワイイ子を見かけると、
ヤミリン、ついつい悪戯したくなっちゃうんだよね!
あ、そうそう!
視聴者の皆さん! 純白でしたよん!」
ヤミリンが、そう言いながら、
画面の視聴者に報告する……
画面の中では、視聴者によるコメントが
すごい勢いでついていった……!?
『ヤミリン、てめえ……GJ!』
『まったく、けしからん!』
『それでこそ、俺達のヤミリンだ!』
そして、ヤミリンは、上がって行くPVに満足した後、
銀子の方をふり返りもせず、ぼそりと呟く……
「……に乗んなよ?」
「ん?」
銀子は聞き返そうとするが、
ヤミリンはそれを、するりとかわすようにして
次の話題にいってしまう……!
「はいはーい!
それでは、ゲーム勝負の方いってみましょう!」
そう言って、ゲーム機とコントローラを
テーブルの上に取り出して来た……!
「対戦するゲームは……
ずばり『暁のタコヤキ・オブ・ザデッド』……!
簡単言うと、タコ焼きをつくるゲームね?」
銀子に向かって説明しながら、
デモンストレーションとして、
ヤミリンはゲームをプレイし始める……
コントローラを器用に操作して
画面の中のたこ焼きを丸めて、焼いていくのだ……?
「ほう……
料理をつくるゲームなんやな……」
銀子が、ヤミリンの手際の良さに感心して言うと、
ヤミリンは、無言で首を横にふった。
「ん?」
「ただし、ゾンビが徘徊し、砲弾吹き荒れる戦場の中を
屋台を滑走させながら、たこ焼きをつくらなければ
いけないんだけどね!」
「ちょ……!?
何や、そのアホな設定!?」
銀子が驚いて、ツッコミを入れると、
ヤミリンは、くすっと鼻で笑って言う……
「え? これぐらい、今時当たり前じゃない?
でね?
たこ焼きは、じっとしてないと作れないけれど、
あまり一か所に留まって作っていると、
ゾンビが来てタコ焼きを盗もうとしたり、
砲弾が来て、屋台を破壊されちゃうの!」
そうやって説明しながらプレイしているうちに
ヤミリンの操作していた、たこ焼き屋台は、ゾンビの群れに突っ込んで
『GAME OVER』と表示されてしまう……
「何ちゅう無茶苦茶な……」
「はい、じゃあ、説明も終わったところで
このゲームで勝負しようか!」
「できるかー!?
うち、やったことないんやけど!?
さっきのプレイ見ていると、そもそもタコヤキ作るのすら
難しそうだったし!」
銀子は見ていたが、ヤミリンは微妙な操作をして
キレイにタコヤキを丸めていた……
(うち……見ただけでわかったわ……!
あの動き……すぐに真似できるもんやない!?)
しかし、銀子を無視して、
ヤミリンは、とんでもないことを言い始める……?
「はーい、そして、三本勝負の予定でしたが……!
おしっ子ちゃんのまさかの人気で、
ヤミリン、気が変わっちゃった!」
「ん?」
「脱衣ルールで勝負しましょう!
対戦で勝負して、負けた方は、
服を1枚ずつ脱ぎます!
そして、最後まで裸にならなかった方が勝ち!」
「は?」
一瞬、銀子の時が止まった……!
作者「たまには、17歳のJKらしいことを言おうと思う」
せや姉「何か寝言言うとる……」
作者「こんばんわ☆ 作者わぁ17歳のJKでーっす!w」
作者「最近は、コンビニのスィーツ漁りがマイブームでぇ~っす!w
でも、すぐ太っちゃうから、1週間に1~2回程度しか
やりませんけどねえ!w ふふ!w」
せや姉「キショイわぁ……」
作者「てか、他に17歳の頃何やってたかなあ……思い出せんわ……」
せや姉「もうボロ出とるやんけ……」
作者「な~んか、17歳の頃、世界史の授業でさあ……」
せや姉「うん」
作者「もう、何か、すごい勢いで教科書を丸暗記していた記憶がある……」
せや姉「何やっとんの?」
作者「でも、ほら? 試験って教科書から出るじゃん?
ってことは、教科書の文章を丸暗記してれば
問題の答えも自ずとわかるわけだよ?」
せや姉「ほんまけ?」
作者「いや、実際には、教科書とちょっとでも言い回しを変えられたりすると、
『う~ん?』と悩んでしまうんだよね……
作者、アドリブに弱いから……」
せや姉「いや、わかれや、それぐらい……」
作者「でもさあ、大学ではもっと無茶やったんよ?」
せや姉「おい、JK設定どこいった?」
作者「あれ、前期のテストの範囲が、分厚い教科書1冊分とかだから
流石に教科書丸暗記とかの力技はつかえんのよ……」
せや姉「そもそも、高校の段階で気付きなさい」
作者「そこで私がとった対策……!」
せや姉「何したん?」
作者「先生の板書を写したノートを丸暗記した!」
せや姉「おい、結局それかい!?」
作者「でも、お陰で大学の成績は、一番上の【優】だったんよ!w」
せや姉「アホなのか、頭いいのかわからんな、あんた……」
作者「ノートにまとめるのが上手かったのかもよ?」
作者「先生が黒板に写したことだけじゃなく、
口頭で喋ったことも、可能な限り写してたからね!w」
せや姉「うわあ、その頃は真面目やったんやな……」
作者「え? 何それ!w
まるで今が真面目じゃないみたいな言い方して!w 笑えるw」
せや姉「え?」
作者「え?」
作者「で、その後、何かの噂になったらしく、
私のノートをコピーするのが流行ってさあ……
いやあ、何か、知らない人がコピーを持ってたりした……」
せや姉「ふーん」
作者「いやあ、ちょっと怖かったよ……?
同級生だとはわかるんだけど、知り合いでもない人が
自分の書いたノートのコピーを持っているの見かけたりするの……」
せや姉「まあ、そうなるわな……」




