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 49話: 独占インタビュー!

 魅夜と毬愛の“決闘”は……

 1時限目の国語の時間から始まっていた……!


「月日は百代(はくたい)過客(かかく)にして、

 行きかふ年もまた旅人なり……」


 教師に、教科書を読むよう求められた魅夜は、

 教科書を机に置いたまま、空で言い始めたのだ……!?


 ざわ……ざわ……


 ついに最後まで教科書を読まずに、暗唱し終えた魅夜に

 教室は、ざわめきだす……!?


 どうやら魅夜は、教科書を暗記して来たらしい……?


 そして、誰もが呆気にとられているところで、

 毬愛が『はい! 先生!』と手を挙げて、大きな声で言う!?


「は、はい……? な、何ですか?

 陣風さん?」


「先生! 次の箇所を是非!

 わたくしに、読ませて下さい!」


 毬愛が、いつも大人しい彼女からは、想像できないぐらい熱心に

 そう言うもので、

 その国語教師は圧倒されて、

 毬愛に、次の文章を読むように指示をする……


 すると……?


「舟の上に生涯をうかべ、馬の口とらえて老いをむかふる物は、

 日々旅にして旅を(すみか)とす……」


 何と毬愛も、魅夜と同じように

 教科書を机に置いて、目を閉じて言い始めたのだ……!?


「す、すごい……!?」


 毬愛が、暗唱を終えてすぐに、

 魅夜と毬愛、二人に教室中が拍手を送る……


 二人は、お互いを意識して、

 バチバチと火花が散るような激しい睨み合いをしていた……!?


 ……


 さて、それから後の授業も、

 二人の凄まじい競争は続いた……!


 数学や英語では、競い合うように、手を挙げて答えるし、

 理科の実験では、いかに手早く正確に実験を終えられるか

 競っているようだった……?


 競争のしようがない社会科の授業では、

 ノートにびっしりと、授業中の先生の喋ったことを

 一字一句書き込んで、その正確さで張り合っていた……!


■ ■ ■ ■ ■ ■ ■


 そして、放課後……


「ね、ねえ、日吉君!?

 ヤ、ヤバイって!? あれ、絶対ヤバイ!

 あの二人、ヤバイよ!?」


 由良がそんなことを言って、

 掃除当番が終わり、帰りの準備をしている光治のところへやって来た……?


「君、一体何かしでかしたの!?

 これ、絶対、流血騒ぎになるよ!?

 早く謝った方がいいよ!? マジで!」


「し、知らねえよ!?

 あと、不吉なこと言うなよ、お前!?」


 光治は、由良の問いに、即座にそう答えた


「だって!

 体育の時も、二人とも点の取り合いがすごかった!

 バレーの試合、もう二人の独壇場っていうか……

 バレー部ですら、ついてけないんだよ!?

 な、何か、気迫がすごいの!

 ヤバイよ、あれ……!?」


 由良は興奮気味に、光治の机に両手をついて

 光治に身を乗り出すように、そう言った……!


「あれは、相当対抗心燃やしているね……!

 きっと、どっちが日吉君の真の恋人に相応しいか、

 争ってるのよ!?」


「な、何で、そんなことになるんだよ……?

 俺の恋人って……

 そんなの、魅夜に決まってるじゃないか……?」


 光治がそう言うと、

 由良は肩をすくめた後、ジト目で光治のことを見た……?


「な、何だよ……その目?」


「べっつに~?

 とにかくさあ……

 君がどう思っているか、知らないけれど、

 彼女達は、二人とも、日吉君の恋人みたいに思ってるんだよ……!」


「な、何で……!?」


 由良は、思わず、鼻で笑う……


「大方、君がどっち付かずな態度とったんじゃないの?

 それで、月影さんだけでなく、陣風さんの恋心にも火をつけちゃったとか?

 知らないけどさあ……」


 そう言って由良は、腕組みをすると、

 光治のことを冷やかな目で見る……?


「だから、何だよその目……?」


「べっつに~……!」


 由良は、そう言って、

 ぷいっと横を向いてしまう……?


「何だよ……? わけわからんやつだなあ……?

 大体、どっち付かずな態度って何だよ……?

 確かに、昨日、毬愛にキスしちゃったけどさあ……

 でも、あれは事故だし、あんなことで勘違いとか……

 あ……」


 光治は、ついうっかり口を滑らしたこと気付き、

 心の中で『しまった!?』と思うが、もう時は既に遅し……!?


「何ですと!?

 今、聞き捨てならない単語が聞こえたんですけど!?

 ちょと! そこんとこ詳しく!?」


 由良が、身を乗り出して、光治に顔を近づけて訊いて来た……!?


「顔、近いって……!?」


 顔を近づけて来る由良を、手で押しのけて、そう言うと、

 由良は、頬をぷくぅっと膨らませて言う……?


「細かい男だなあ……!?

 何、恥ずかしがってるの!?

 私と君の仲じゃん?」


「いつから、お前とそんなに仲良くなった……?

 てか、そもそも、新聞部のお前に話したら、

 新聞にされて学校中に晒されるじゃねえか!?」


 光治がそう言うと、

 由良は、一瞬驚いていたが、

 すぐに「ぷっ!」と吹き出して笑い出す!


「あははは! 何言ってんの?

 こんなゴシップ、新聞にできるわけないじゃん?

 あれだよ? 学校の新聞って、顧問の先生の検閲入るんだよ?

 絶対OKもらえないわ! 個人情報過ぎて!」


 そう言って、由良は、腹をかかえて大笑いする……!


 光治は、由良が笑っているのを……

 はじめこそ普通に見ていたが、

 段々に嫌な気分になり始めた……


 何だか、バカにされているような気分になって来たのだ……


「じゃあ、いいだろ? 俺の話なんて聞かなくても……

 どうせ新聞にできないんなら……」


 そうやって、半ば不貞腐れたように言うと、

 由良は、真顔に戻って、光治に言う。


「いやあ! ブログにしようかと思って……!」


「新聞にされるより性質悪いじゃねえか!?」


 だが、光治がそう叫ぶと……!?


 由良が再び顔を近づけて……っていうか、

 額を光治の額にぴったりくっ付けて叫ぶ……!


「PV稼がせてよ! もう少しで広告収入が上がりそうなの!

 こういうゴシップは皆好きなんだよ!?

 特に、中学生の恋愛とか受けがいいんだって!」


「知るかよ、お前の都合なんて!?

 あと、顔をくっ付ける、やめろ!?

 何でお前、そうやってベタベタしたがるの!?」


 そして、光治が思いっきり大きな声で

 そう言ったところで……


「ぐすっ……!」


「え……?」


 突然、由良が身体を引いて

 光治から顔を遠ざけて……?


「えぐ……ひどいよ! えっぐ……日吉君!」


「え……」


 何やら、由良が突然泣き始めた……?


「ひどいよ! 日吉君! ぐすっ!

 私だって、君のこと……!

 もっと知りたいのに……!」


「え……?」


 そして由良は、うつむきながら涙を流し……?


 いや、何やらもじもじしながら

 言いにくそうに、ぽつりぽつりと話し始める……?


「君って、女の子の気持ち……

 意外と、わかってないよね……?

 私の気持ち……

 いつか気付いてくれる、って期待していたのに……」


「は? は?」


「それなのに……

 恋人を名乗る女子が現れたと思ったら……

 浮気相手やら愛人やら次から次と……!

 女の子はべらせて……!

 もうホントに! 一体何人たらし込んだら気が済むの!?」


「お、お前? さっきから何を……?」


 光治は、そう言いながら……

 彼女の言いたいことを察していた……


 いや……?

 察していながら『そんなはずない!』と頑なに疑ってかかっていたのだ……

 『こいつに限って、それは絶対にない!』と……


「はぁ……」


 だが、光治のそんな気持ちが伝わったのだろうか……?


 由良は、何やら悲しそうな表情をしたかと思うと……?

 自分の胸に手を当てて、こんなことを言い始める……!


「日吉君……?

 君とは、小5の頃からクラスが一緒だったけど……!

 私、この4年間……ずっと君のことがね……!」


「え……?」


 ……と、その時だった。



 バンッ!



 突然、廊下の方から大きな音がした……!?


 光治と由良が驚いて見ると……?


「あらぁ……?

 何だか、つい力入れてドアあけちゃったあ!?」


 教室の出入り口には、魅夜がいて

 ドアに片手をつきながら、にこにこと……

 張り付いた様な、明らかな作り笑いを浮かべていた……!?


「み、魅夜……!?」


「コウくぅ~ん?

 女の子と、教室に二人きりで楽しかったぁ……?」


「ち、違……!?」


 光治が、魅夜に何か弁明しようとしたどころで……!


「何やら、楽しそうにお話していましたけど、

 お邪魔でしたかぁ……!?」


 後ろから声が聞こえた……?


 光治が、背中に嫌な汗をかきながら、後ろを振り返ると……?

 そこには、にこにこと笑顔の毬愛がいた……


「ひぃ!? い、いつの間に後ろに!?」


 毬愛は笑顔だが、目が笑っていない……!?


 毬愛の背後から、何やらどす黒いオーラのようなものが

 湧き上がっているように見えた……?


「ま、毬愛……ち、違うんだ!」


「さ、さあてと……明日の準備しなきゃ……!」


 由良がそう言って、

 そそくさとその場から立ち去ろうとし始める……!?

 魅夜や毬愛に視線を合わせないようにしながら……!


「お、おい、由良!?

 こら、逃げるな!」


 光治は、懸命に、由良の肩を掴んで逃すまいとした!?


 だって、置いてかれたら……!?

 魅夜と毬愛に何かされるかもしれない……!?

 光治は、そう思ったのだ!


「は、放してよ!? 巻き込まないで!?

 きょ、今日は、妹のお守しないといけないの!

 ゲ、ゲームの約束してて!?

 は、早く帰らなきゃ!?」


「お前、一人っ子だろ!?

 い、行くなよ!? ちょっとだけ!?

 ちょっとだけでいいから、もうちょっと居ろよ!?

 お、お前が今、いなくなったら俺……!?」



 バンッ……!



 光治の後ろから大きな音がした……!?

 恐る恐るふり返ると……?


「ふふふ……光治様?

 女子に、無暗矢鱈にふれていると……

 セクハラを疑われますわよ……? ふふ……ふふふ!」


 毬愛が、光治の後ろの机に両手をついて、

 にこにこ笑いながら、そう言っていた……!?

 どうやら、さっきの大きな音は、机を叩いた音らしい……!?


「で、いつまで、触れている気ですか……!?」


「ひぃ!?」


 毬愛の穏やかながら、身体の芯に響くような声が聞こえ、

 光治は思わず、手を放す……!?


「や、やた! 手が放れた!?

 じゃ、じゃあ!? 私はこれで!?」


 由良は、肩を掴まれていた光治の手が離れると、

 顔を挙げずに、手だけ振って、その場を去ろうとして……!


「いいのですよ?

 お話の続きをされていても……?」


 毬愛に、そんなことを言われ、

 由良は、びくんと立ち止まる……!?


「い、いえ! もう話は終わりましたから!?」


 だらだらと額に汗をかきながら、由良は言った。


 すると、今度は、前の方から

 つかつかと、誰かが、腕組みをしながら歩いて来る……?


「そういえば、由良さんは……

 コウくんに、特別な感情でも持ってるの?

 何だか、そんな感じの話が聞こえて来たようだったけど……?」


 魅夜だ……!?

 魅夜が、すごい笑顔で、由良に近寄って来ていた……!?


「ひぃ!? 違います!

 ごめんなさい、泣き落としのつもりでした……!

 情報(ネタ)が欲しくて……!

 日吉君の、人の良さにつけ込もうとしました!

 はい、ただそれだけです!

 日吉君のことは、いいお友達としか思ってません! はい!」


 そう言って、由良はダッシュで廊下へ逃げ出す……!


「お、おい!?」


「日吉君!? ガンバ!」


 由良はそう言って、両手で親指を立ててサムズアップして

 光治にエールを送ると……


「それじゃあ、あとは若い御三方で……!

 ごゆっくり~!」


 そう言って、全速力で走り始めた……!


 ……


 そして……


「さて……コウくん?」


「ひぃ!?」


 由良が行ってしまったことを確認すると、

 魅夜は、光治の机に手を置いて、

 微笑みながら、話しかけて来る……?


 光治が、恐怖のあまり、立ちあがりそうになると……?


「少し、お話したいことがございますの……」


 毬愛がそう言って、光治の両肩に手を置いて

 立ちあがらせないように、力を加えて来る……?


「な、なんでせうか……?

 魅夜さん……毬愛さん……?」


 前門の虎……後門の狼……

 前からは魅夜が……後ろからは毬愛が

 光治を逃すまいと、圧力をかけており……


 光治は、絶体絶命のピンチを、肌に感じていた……!?

作者「そういや、昨日のアブさんの引退宣言で思い出したけど……」

せや姉「うん」

作者「作者の知り合いにもゲーム実況者いたわ、昔……」

せや姉「そか」

作者「声優で、ゲーム実況してて……」

せや姉「ふーん、多芸やな?」

作者「そんでリストカッターで、よく左手に包帯捲いてた」

せや姉「まてい!?」

作者「何か?」

せや姉「何でイチイチ落ちつけるんや、あんたは!?」

作者「いや、落ちをつけてたわけじゃなくて、

   本当にリストカッターだったんよ……

   いやあ、リストカットって、

   ああいう傷跡が残るんだなあ……って

   ある意味、勉強になったわ」

せや姉「勉強にすな……」

作者「で、モンハンの実況をやってた人だったんだけど……

   ある日、パッタリと更新しなくなったんだよねえ……」

せや姉「うわあ……」

作者「リストカッターだから、更新がパッタリ止むと

   流石に心配になるよねえ……」

作者「とはいえ、作者も孤立していた時代の知り合いだから

   連絡先とか知らないし、生存確認できんのですが……」

せや姉「やめよ……今日の話題は生々し過ぎる……」

作者「うん、作者もそう思う……」

せや姉「せや! その人、声優やったんやろ?

    何の役やってたか、わかったら、そこから追跡できへん?」

作者「うん、ダメなんだ……

   何か、脇役ばっかりやってたみたいで、芸名で調べてもヒットしないの……

   あとは、エロゲーの声やってたと聞いたけど、そっちはまた

   別の芸名名乗ってたみたいで、ますますわからない……」

せや姉「そか……」



作者「おお!? もう終わってしまったけど、

   今日の21:00~21:30で、小説家になろうのラジオやってたんだね!w

   聴けばよかった!」

せや姉「せやね」

作者「どんな放送だったんだろ?w

   無職転生がどうとか、事前のネットで話題になってたけど

   ラジオドラマやったんかな?」

せや姉「どやろか?」

作者「しかし、なろうをラジオにするとか

   ホント無謀なことするよなあ……」

せや姉「おい、いらんこと言うな……」

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