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 45話: 下着ながめて、君を想う……

「これ、どうしましょう……?」


 毬愛は、自分のパンツを手にとって自室で悩んでいた……


 光治から返してもらった、

 ピンク色のウサギ模様のパンツ……


 光治には「異性が鼻をつけた下着なんて捨てます」と宣言していたが、

 現物を目の前にして、

 毬愛は、捨てるに捨てられなくなっていた……


「ま、まったく、困ったものです……」


 別に特に大切にしていた下着でもない……

 こんなものなら、いくらでもあるのだから

 本来ならば簡単に捨てられるはずなのだ……


 だが……



『だ、大丈夫だ!?

 洗剤の匂いしかしなかったから、洗いたてだと思うぞ!?』



 毬愛は、光治の言葉を思い出し、

 顔を真っ赤にしてうつむいた……


 まったく、何故そういう変態行為をするのか、

 毬愛は理解に苦しむ……


「というか……これ……

 光治様の鼻が触れたわけですわよね……?」



 毬愛は、固唾をごくりと呑み込むと、

 その下着を、じっと……

 穴が開くほどじっと見つめてから……

 それに自分の鼻をつけようと……


「いえいえいえ!?」


 寸でで思い止まって、毬愛は、

 ぶんぶんと頭をふる……!


「ダメよ、毬愛……!?

 そんなことしちゃダメですわ!

 下着に鼻を近づけるなんて、絶対ダメ!

 人として、それだけはダメです!

 人間の尊厳を失ってはいけないですわ……!」


 ……


 一方、その頃……


「へーくしょっ!」


 魅夜は、くしゃみをしていた……


「誰か、噂してるのかなあ?

 ふふふ、コウくんだったりして……!?」


 そんな風に笑いながら、魅夜は

 白いブリーフに鼻をつけ、胸いっぱいに深呼吸する……


 『最近ちょっと匂いが薄まったなあ……』などと、

 『今度新しいの盗……借りようかな?』なと思いながら……


 ……


 さて、話を戻そう……


 毬愛は、自分の下着を両手で持ちながら

 思い悩んでいた……


「わたくし……何なのでしょう……?」


 そう言って、毬愛は、ため息を吐いた。


「光治様と魅夜様をくっつけようと思っているのに……

 何で、こんなに……

 あの方のことが……」


 毬愛は、自分の心臓がドキドキと

 強く鼓動を打っているのがわかった……


 光治のことを考えていると、胸が高鳴る……

 だが、それと同時に、とても切なくなってしまう……


 光治の気持ちがよくわからないのだ……


「好き……? それとも嫌い……なのですか?」


 魅夜のことはハッキリと愛していると言うので、

 では、毬愛にその気はないのかと思えば、

 そうでもなさそうだ……?


「はぁ……」


 ため息を吐きながら、自分の下着を見つめていると……?


「お、お嬢様……!?」


 毬愛の背後で、声がした……!?

 慌てて、毬愛がふり向くと……?


「恵理子さん……?」


 そこにはメイドの恵理子がいて……

 「あわわわ……」と慌てふためいていた……!?


 すぐさま、毬愛は、

 自分が、愛おしそうに自分の下着を眺めていることに気付き、

 そのパンツを枕の下に隠した……!?


 メイドは、毬愛の行動から察して、

 即座に深々と頭を下げた!


「おおおお、お嬢様!

 し、失礼いたしました!?

 わ、私、何も見ていないし!

 お嬢様の秘密を漏らす気はありませんから!?」


 そう言ってメイドは、毬愛に背中を向けた!


「ち、違います……!

 こ、これは……その……!?」


 そう言って毬愛は、パニックになりながら

 言い訳を懸命に考える……!


 そうしていると、メイドが背中越しに

 慌てた様子で話し始める!


「失礼いたしました!

 ノックを何度も致しましたが……!

 お返事がないので、何かあったのではと思い……!

 慌ててお部屋に入った次第で……その……

 ま、まさかお楽しみの途中とは思わず……!」


「お楽しみって何ですの!?

 そんな変なことしていません!?」


 毬愛が顔を真っ赤にして言うと、

 メイドは、毬愛の方を向いて言う……


「そうなのですか……オナ……いえ、

 下着の匂いを嗅いでらっしゃったのかと……?」


「そそそ、そんなことしてましぇん!

 光治様が触れたから気になってたとかありえませんから!?」


 毬愛が懸命にそう言うと、

 メイドは、ほっと胸を撫で下ろす……


「はあ、よかった……

 お嬢様が、ご自分の下着のにおいに目覚めてしまったのかと思い、

 心配いたしました……!

 お嬢様のパンツは、フローラルな香りがしますけど、

 流石にご自分でご自分のパンツを嗅がれるのはいかがかと……」


 メイドがそう言うのを聞いて、

 毬愛は、頭を抱えてしまう……


「あの……

 もう黙っていただけます?」


 毬愛は、頭痛を感じていた……


 もしかして、このメイドはいつも

 洗濯の度にそんなことを……?



 ……いや、深くは考えないことにしよう。


「ところで、

 お嬢様、お電話です……」


 毬愛が『そっちを優先させなさい!』と思いながら

 メイドに尋ねた……


「どなたからですの?」


「月影魅夜です……」


 その名を聞いて、毬愛は一瞬考える……


(一体何の件でしょう……?)


 今日の騒動の件か……それとも別の件……


 考えこもうとして、毬愛は、

 あれこれ考えるのをやめる……


 考えたって仕方ないことだ。


 そう思って、毬愛は、

 メイドから電話の子機を受け取った……


 メイドは、毬愛の耳に口を近づけると、

 ひそひそと何やら言って来る……?


「気をつけて下さい……

 あの女、何を考えているか、わかりませんよ?」


 忠告だ……

 確か、以前情報収集をした時も

 月影家の長女だから警戒した方が良いとか何とか

 そんなことを毬愛に忠告していた……


 だが、毬愛は、そんなメイドの心配など

 一蹴して言い放つ……


「あの方は、そんな方ではありません……」


 そう言って、受話器を受け取った……


(むしろ、何考えているのか、わからないのは

 わたくしの方ですわ……)


 そんなことを考えながら……


 それに、毬愛にとっても丁度よかったのだ……

 魅夜に話したいことがあった……



『もしもし?

 お電話代わりました、毬愛ですわ……』


『あ、もしもし、毬愛?

 早速、本題なんだけど、

 今度の日曜のことでさあ……』


『ちょうど良かったですわ……

 わたくしも、そのお話をしたかったのです』


『え? そうなの……?』


『あのですねぇ……

 魅夜様……今度の日曜は、

 光治様と二人きりで行って来て下さいまし……』



『は?』


■ ■ ■ ■ ■ ■ ■


【今日のオチ】


『ご主人様チン! チン、ちょっと思ったんですがチン』


「お前、まだいたの?」


 ベッドで今日の出来事を考えていると、

 光治は、幻聴が……自分の股間が語りかけて来る声が聞こえて来た。


『思ったんですがチン……

 魅夜ちゃんとセックスすると、世界が崩壊するなら、

 アナルセックスすればいいんじゃないでしょうかチン?』


「うん、もう、お前だまれよ」


 光治は『最近の俺の股間が、どんどん邪悪になって困る……』

 などと考え、ため息を吐いた。


『何でですかチン!?

 試してみる価値あると思いますチン!

 ワンチャンあると思うんですがチン!?』


「バカか、お前!?

 仮にそうだとして、どうやって魅夜に提案する!?

 『世界崩壊させないためにアナルを試させてくれ!?』

 とでも言う気か!? どう考えても変態だ!」


『間違いなく嫌われますね……チン

 いや、徐々に馴らせば……でも、それだと……チン』


「というか、清楚な魅夜のことだから

 アナルなんて言い出した日には、絶交されるだろう……

 もしかしたら、

 気味悪がられて近付くことさえ嫌悪されるかもしれない……

 そうなってみろ……俺はきっと生きていけない……」


『まあ、魅夜ちゃんに汚物を見るような目で見られたら

 それはそれで興奮しますけどね……チン』


「何でやねん……」


『まあ、魅夜ちゃんも性欲あるでしょうから、

 案外、ご主人様の下着でオナニーするとか

 アブノーマルな趣味を持っているかもしれませんよチン?』


「魅夜はそんなことやらない! ふっざけんなよ、お前!?」

作者「すごい……」

せや姉「どした?」

作者「えーと、何と言ったらいいか……

   実は作者、血液型A型特有の

   ものを捨てられない性格なんですね?」

せや姉「せやね」

せや姉「もう使えなくなった財布も

    思い出がどうたらで捨ててないものな……」

作者「うっさいわ……」

作者「捨てられるわけないでしょ……大切なものだし……」

せや姉「何か、重い……」

作者「で、その捨てられない性格が災いして、

   セクロスの没ネタを削除できずに

   没ネタ集としてストックしてたんですわ……」

せや姉「うわあ……」

作者「そしたら、ついに、セクロスの没ネタが

   1話まるごと書けるぐらいたまってしまいました……」

せや姉「うわあ……」

作者「でも、これ、もったいないけど、

   使えないんだよなあ……

   没ネタだから、本編にいまさら組み込むと

   話がおかしくなるし……」

作者「よーし、いつか、セクロス没ネタとして

   活動報告の方で盛大に発表しよう……」


作者「あ、ところでさあ……?」

せや姉「ん?」

作者「作者の捨てられない性分を示すのに、

   オブラートに包んで、財布の話題出してくれてありがと!w」

せや姉「は?」

作者「いやあ! だって!w

   作者もっとすごいもん、捨てられないでいるもの!w」

せや姉「え?」

作者「たとえば××××××とか、×××とか

   貰ったはいいものの、手をつけられず、今だに封すら解いておらず……」

せや姉「ちょ……おま!? そんなもん早よ、捨てなや!?」

作者「いやあ、流石に作者も捨てたいんだけど、

   も、もう、中身確認するのが怖くなっちゃって……!?」

せや姉「だれかー!? 誰か、助けて!? こいつヤバイわ!?」

作者「まあ、昔は、実験につかったピペットとかも置いてたから

   まだ片付いた方かなあ……

   ピペットは流石に捨てたし」

せや姉「いや、それの比にならないぐらいヤバイものなんやけど!?」

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