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 34話: 魅夜様を裏切ることにならないでしょうか?

 光治は、電話越しに、

 大きな声でまくし立てるように話す!


「と、とにかく、だ!

 どうしてこうなったかはわからないが、

 お前のパンツなら返したいんだが!?」


 毬愛は、それを聞いて『何を仰っているの?』と

 唖然としてしまう……


「か、返すと仰られましても……

 光治様……その……

 パンツの匂い、嗅がれたのですよねぇ……?」


「あ、ああ……

 悪いと思ったが、使用済みだとすると、

 色々とマズイ事態になると思って……」


 毬愛は、光治の言葉に、頭が痛くなって来る……


 『何でわかってくれないの!?』と

 叫びたくなるのをぐっと堪えて、話を切り出す。


「光治様? 考えてみて下さいまし?

 貴方は、他人が……というか、異性が鼻を近づけた下着を

 はきたいと思いますか?」


「え?」


「え……何です、その反応?」


「い、いや!?」


 光治は、もしも毬愛が自分の下着の臭いを嗅いでいたとしても、

 自分なら、全然OKだと思った。


 汚いというのなら、洗えばいいだけじゃないか……!


 むしろ、毬愛みたいな美少女が鼻を近づけた下着をはくというのは、

 逆に興奮するような気すらする……?


 だが、そこまで考えて、

 そんなことを言ったら、毬愛に絶対引かれると思い、

 何も言わなかったのだ……


 というか、そんなことはどうでもいいんだ!

 重要なことじゃない!


 今、光治にとって、性急に何とかすべきは、

 今、毬愛のものと思わしきパンツを所持しているということ!


 こんなものの存在が家族(姉や母親)にバレたら、

 ヤバイことになるのは、火を見るより明らかだ……!?

 下手すりゃ、どこから盗んで来たのかと疑われ、家族会議ものだ!?


「と、とにかく! 俺、このパンツの処分に困ってるんだ!

 返させて欲しい!

 切り刻んで捨てるとかも考えたが、

 うちの家族、妙に勘がいいから気付かれそうだし!

 かといって、そのまま置いておいたら、

 何かの拍子に使ってしまいそうで……!」


「え? 使う?

 どういう意味です?」


「い、いや!? こ、言葉のあやだ!?

 とにかく、このパンツを返したいんだ!?

 だから、明日、学校で……

 いや、学校はダメか……魅夜に絶対気付かれる……!」


 魅夜に気付かれたら、絶対問い詰められる……!

 問い詰められたら、魅夜は、自分が納得のいく説明を求めて来る……!

 そんな、納得のいく説明なんてできるわけもないわけだから……


 うわああああああ!?


 光治は、絶叫を上げる……!

 心の中で……!


 魅夜に怒られるぐらいならまだ良いが、

 泣かれた場合、地味にキツい!?

 きっと生きた心地がしないに違いない!?


「じゃ、じゃあ、放課後!

 明日の放課後、二人きりでお前に会いたい!

 なあ、いいだろ?」


 光治は電話越しで顔が見えないにも関わらず、

 受話器に向かって、拝むように頼み込んだ……!


 だが、毬愛は、光治の言葉に

 別の意味で固まっていた……


(ふ、二人きり……?)


 毬愛は、思わず、固唾を呑んだ……!


(そ、そんな……そんなことしたら……

 魅夜様を裏切ることにならないでしょうか……?

 日曜日に、三人で遊びに行く約束しているのに、

 そ、それを裏切って、光治様と二人きりで、なんて……)


 そもそも、その三人で行く約束だって、

 魅夜が、光治と二人きりになりたがっているのを

 結果的に邪魔した約束なのに……


 それを、毬愛は、光治と二人きりだなんて……

 そんなこと……許されるわけが……


(こ、断わりましょう……お友達を裏切るわけには……)


 毬愛はそう思って、言葉に出そうとしたところで……


「毬愛! 頼む!?

 お前だけが頼りなんだ!?」


 毬愛の中で『お前だけが頼りなんだ!?』という言葉が

 何度も何度も、エコーがかかったように木霊する……!



 ずっきゅーん!



 その時……

 毬愛の中で、何かが弾けたような音がした……?


「い、いいですよ……!」


 気が付くと、毬愛はそう言っていた……!?


(ええええ!? 何申してますの!? わたくし!?)


 頭で考えていることと正反対のことを

 言葉で言っていた……!?


「明日の放課後、時間をとりましょう!

 でも、そんなパンツ、返されても捨てますけどね!」


「助かる!

 パンツは、お前のものだ、自由にしてくれ!

 まだはけるパンツなのに、もったいない気もするけど、

 俺にとやかく言う資格はないし!

 とにかく、返させてくれれば、それでいい!」


 そういうことになった。


 ……


「ど、どうしましょう……?

 光治様と二人きりの約束をしてしまいました……!」


 電話を切った毬愛は、

 まるで信じられないといったような表情でそう言った。


「お嬢様、おめでとうございます……」


 すぐさま、メイドが淡々とした口調で祝福した。


 毬愛は、そこで初めて、

 自分が独り言を、結構大きな声で呟いたことに気づいた……!


「あ、いえ……ちが……!?」


 これではまるで、

 デートの約束をしたと報告したみたいではないか!?


「マリア! デートですカ!?」


「あ、いえ、マシュー先生!?

 ち、違うのですよ!?

 デ、デートではなくて、二人で会う約束を……!」


 毬愛が慌てて、そう言うと、

 マシューは、ゆっくりと首を振ってから、こう言う。


「隠さないんでいいんですヨ!

 日本女性は奥ゆかしいですネ!

 すぐに謙遜しマース!

 でも、マリア!

 恋は積極的にいきなサイ!」


 そう言って、マシューは、メモに何か書き、

 それを毬愛に渡して来る。


「え? 何です、これ?」


 どこかの地図のようだが……?

 それがどこなのか、毬愛にはわからなかった。


「ラブなホテルの場所ネ!

 いいところだって評判デース!」


「ブッ!?」


 毬愛は、思わず吹き出す!


「教え子に、何てもの教える気ですの!?」


「私だって負けませんよ!?」


 メイドが鼻息を荒くして言った。


「あの、恵理子さん……?

 張り合わないでいいですからね……?」


 毬愛は、頭を抱えながら、そう言ったが、

 メイドはまるで聞いてないようで、

 どーんと胸を叩いて言う!


「お嬢様、当日の服装はおまかせ下さい!

 バニーなガールでいきましょう!

 男ならイチコロですよ、きっと!」


 そう言いながら、メイドは鼻血を流していた……


「それ、貴女が、わたくしに着せたいだけですよね!?

 もう! 皆様、他人事だとお思いになって!?

 いい加減に下さいましぃ!?」


 陣風の館では、ご令嬢の叫び声が響くのだった……

作者「ああ……何か今日は、書くこと思いつかないわぁ……」

せや姉「せやね」

作者「直前まで、作者の演奏できる楽器のこと語ろうと思ってたんだけど

   何かそういう気分じゃなくなった……」

せや姉「おい」

作者「何か雑談でもする?」

せや姉「せやね」

作者「何か訊いて? それに答えるから」

せや姉「(めんどくさ……)じゃあ、犬と猫、どっちが好きや?」

作者「どっちも好きじゃないかなあ……嫌いでもないけど」

せや姉「会話終わっとるんやけど!? 質問させておいてそれかい!?」

作者「いや、昔は、犬が好きだったんだけど、

   小学生の頃、犬に噛まれたところからアトピーが発症しちゃって

   それから、何とも微妙になった……」

せや姉「そか……」

作者「ちなみに、作者の弟は昔、野良猫に触っていたら

   結膜炎になった」

せや姉「そか……」

作者「話ふくらませろよ! もう終わっちゃったじゃん?」

せや姉「(やかましな、こいつ……)じゃあ、犬は、そない思い出あるなら

    しゃーないとして、猫にはそういう思い出ないんやろ?

    猫が好きでええやん?」

作者「猫は……っていうか生き物飼うの、めんどくさい」

せや姉「ダメや、こいつ……」

作者「ちなみに、作者、このように動物が別に好きじゃないが

   【上級バイオ技術者】っていう糞の役にも立たない資格持ってる」

せや姉「はあ!?」

作者「【認定カウンセラー】【英検三級】と共に、作者の持ってる資格って

   ホント糞みたいな資格ばっか……何故とったし!」

作者「ちなみに、英検三級は中二の時にとって、

   何か知らんが周りに恨みを買われるきっかけになった忌まわしき資格……」

せや姉「ちょと待て!?

    資格の話の方がよっぽど、話ふくらませられたんとちゃう!?」

作者「あ、そか……」

作者「でも、もう字数稼げちゃったから、今回はもういいわ!w」

せや姉「ずこー」

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