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 30話: 謎の転校生!?

作者「今回の内容には、

   お食事中の方には若干不適切な内容が含まれております」

作者「ご了承の上読んでいただくか、ブラウザバックお願いします!」

作者「さあ、今回もはりきって!

   サービス! サービス!」


――それで、ですねぇ……二人きりになりたかった件なのですが……


――え? それって、私の秘密をバラすぞって脅しじゃなかったの?


――もう、魅夜様……そんなことでお呼びするわけないでしょう……?


――よく言うよ……で、何が話したかったの?


――ええ、実は……相談したいことがありまして……光治様のことで……


 ……


 …… ……


■ ■ ■ ■ ■ ■ ■


「ふぁ~……」


 光治は、教室の窓から外を眺め、

 退屈そうに欠伸をした……


 陣風毬愛の自殺を止めた、あの日……

 自殺を食い止めたことで、一連の騒動があったわけだが……


 あれからもう、一週間が経っていた……


(あの日は、本当に大変だったな……)


 毬愛の自殺を止めたと思ったら……

 ノルンが現れて……

 気がつけば陣風の館に居て……

 魅夜に襲われ(未遂)て……


 思えば、本当に濃い内容の一週間だった……

 まるで1ヵ月ぐらい時が経ったかのような印象すらある……



 しかし、全てが終わって、平常な日常を取り戻してみると、

 あの時のことが懐かしく思える……

 大変だったが、楽しかった……

 だって、魅夜とまた、この世界で再会できたのだから……


 というか……

 魅夜ともう一度会いたい……


 会ってもう一度話がしたい……


 光治は、そんなことを考えて、

 窓辺に立って、黄昏ていた……


 ……


 あの事件の後……

 陣風の館を離れる際に、

 魅夜に、LINEや連絡先を聞こうとした……


 せめで、メールアドレスだけでも聞きたかったのだが、

 陣風毬愛に、半ば追い出されるような形で

 帰されてしまったのだ……


 何でも、魅夜と毬愛の二人で

 女同士で話がしたいとかで……?


 いや、メアドぐらい、

 もっと強引に聞いてもよかったかも知れなかったが……

 魅夜とは、会えなくなるわけだし……


 だが、何故か怖い顔をしている毬愛に

 たじたじして……

 すごすごと、その日は家路に着いてしまったのだ……


 ああ……へたれ光治よ……

 ここぞと言う時に意気地のない……


 ……


「魅夜……」


 光治は、窓の外を眺めながら、

 今は離れ離れになってしまった想い人のことを考え、

 ため息を吐いた……


「なあ、俺達は、いつになったら……

 本当の意味で、一緒になれるんだろうな……?」


 色々なことを考えると、

 思わず、切なくなって来る……


 まあ、どうせ、高校2年生になったら、

 魅夜にまた会えるのだが……


 その年の4月に、魅夜が光治の学校に転校して来て……

 そこで初めて二人は出会うのだ……


 まあ、今回の件で、光治と魅夜は、

 どうやら子供の頃に、

 どこかで出会っていたらしいと判ったが……


「でも、なあ……」


 しかし、会ったところで、

 セックスをしたら世界崩壊だ……


 はたして、セックスも無しに

 カップルが、プラトニックな関係を続けられる

 なんてことが、可能なのだろうか?


 ちなみに、光治は、魅夜の魅力を前に

 煩悩を振り払える自信は毛頭ない!


 だから……

 光治と、魅夜が、カップルになることは、

 はっきり言って絶望的だ……


 だとしたら……?


 もしかしたら、こうやって会えないでいる方が

 二人にとって幸せなのかもしれない……?


 お互いが出会わなければ……セックスしなければ、

 世界は崩壊することもなく、

 そうすれば、二人はいつまでも一緒の世界に居られるのだから……



 光治は、ふと、そんなことを考えては、

 首をぶんぶんと振って否定する……


「何考えているんだ……

 どうして、そう弱気なんだよ、俺……?

 情けないにも程があるぞ?」


 それに、最近になって、

 不安に思うことが、ひとつ増えた……


 というのも、歴史が少しずつ改編されていることだ……


 既に、

 中二の段階で魅夜に会ったり……

 もっと大きなことでは、毬愛が自殺しないでいる……


 これら、光治が今まで体験してきた周回と違う要素が

 これからどのように影響するか、まるで未知数……


 だから、もしかしたら、何かの不幸で

 高校2年生になっても、

 魅夜と出会えない未来が来るかもしれないのだ……


「まあ、そうなったら……

 最悪の場合、陣風毬愛に、魅夜の連絡先を聞きに行けばいいか?」


 光治は、そう考えていた。



 あの日、陣風の館で、

 どういうわけか、魅夜と毬愛は、

 終始笑顔で、二人でお喋りをしていた……?


「女同士、きっと仲良くなったのだろう……」


 まあ、本当のところは、

 魅夜と毬愛は水面下で激しいバトルを……というか、

 お互い、笑顔で罵り合っていたのだが……

 光治の前で、自分の醜い部分を晒したくないため、

 表面上だけは、仲が良さそうなフリをして……



 光治がそうやって、窓辺で黄昏ていると……


「おい! 光治!?

 昨日の動画見たか!?」


 ふいに、友人の田代幽輝(たしろゆうき)が話しかけて来た……?


「動画って何だよ……?」


 光治は心の中で、

 『ああ、この頃は、動画、何が流行ってたかな?』と

 懸命に思いだそうとしていた……


「お前、見てないのかよ!?

 実況プレイだよ! 実況プレイ!

 ヤミリンの!?」


 ヤミリン……?

 ああ、あの糞女の動画か……

 あいつ、この頃から活躍してたんだっけ?


 ああ、思い出したら胸糞悪くなって来た……!


 光治は、心の中でそう思いながらも、

 変に思われないように、努めて表情に出さないようにする。


「ああ、あれか……

 見たよ……

 ドラゴンちゃりんこ3の実況プレイ……だっけ?」


 『確か、この頃やってた実況はそれだったよな?』と、

 当たりをつけて、適当に言う。


「そうそう! ドラちゃり3!

 なんだ、光治も見てんじゃん!

 でさあ……!」


 どうやら当たっていたらしい……?


 そして、幽輝は、楽しそうに動画の内容を語るのだが、

 光治は、それを退屈に思っていた。


 高校2年から中学2年にタイムリープした彼にとって、

 この中学2年は、既に通り過ぎた道……

 同じ道を辿っているので、刺激がないのだ……


(動画も、テレビも、皆、過去に見たやつばっかなんだものな……)


 何を見ても、目新しさがない……


 しかも、動画にしろドラマにしろ、先の展開から

 最終回まで知っているから

 見ていてどうも没頭できないのだ……

 たとえば、悪役幹部が悪の組織のリストラからヒーロー側につくとか

 悪役令嬢が、ヒロインと前世で恋人同士だったという、まさかの展開も

 予めわかっているので、驚きも、感動もないのだ……


 まあ、その一方で、

 高校2年生の学力のまま、この周回に来たから

 学校の勉強が簡単すぎて、そこだけは良かったとは言えるが……



「やっぱ、ヤミリンって天使だよな!

 いや、声だけしか聞いたことないけど!

 でも、あんな美声の持ち主だぜ?

 きっと、う●こも、おしっこもしないんだ!

 ヤミリンは……!」


 光治は、そんなことを言う友人を

 可哀想な人を見る様な目で見ていた……


(ちなみに、そのヤミリンは、これから2年後……

 できちゃったから結婚するとか言って、

 アカウント削除して、いなくなるんだ……)


「昨日もさあ!

 『ヤミリンのお家ね、ペット禁止なの! えーん!』とか言って

 マジかわいかったよな! くそぉ! ヤミリン彼女に欲しい!」


 嬉しそうにヤミリンのこと語っている幽輝が

 不憫でならない……


 光治は、ヤミリンという糞女の正体を知っているからだ……


(しかも! あの糞女!? 最終回で……!)


『お前ら、糞ヲタに媚び売ってやったのに、

 結局芸能人になれなかったじゃん!?

 糞ヲタが私に貢がないからじゃん! どうしてくれんの!?

 あーあ! 本当に実況なんて時間の無駄だったわ!

 お前らの気持ち悪いコメントにも耐えたのに、このザマだもん!

 私、可哀想すぎ! えーん! えーん! えーん!

 ぎゃはははは! もらい泣きしたあ? きっもーい!

 でもでもぉ? これから結婚して幸せになるからねぇ?

 ざまあ! ぷーくすくすくす! くやしい? お前ら悔しい?

 糞ヲタ共の愛するヤミリンのお腹の中には、他の男の……』


 光治は、手で拳を作ると、それを強く握りしめた……!


(あの糞女、あんなこと言ったんだぜ!?

 思い出しても吐き気がする……!? 何だ、あの邪悪な女!?)


 まあ、かく言う光治も、

 当時のヤミリンの最終回での発言が衝撃的で

 思わずゲロを吐き出すぐらいのショックを受けたから

 その話をいつまでも覚えていたのだが……



「おい、お前ら!?

 ビッグニュースだぞ!?

 このクラスに転校性が来るぞ!?」


 突然、誰かが、そんなことを言って、

 教室の中に入って来た……?


「マジで!?」


「転校生ってどんなやつ?」


「男? 女?」


 瞬く間に、クラス中が、

 転校生の話題で大騒ぎになった……


 だが……

 光治だけは、首を傾げて……?


(あれ? この時期に、そんなイベントあったかな……?)


 そんなことを考えていた……


 そう……

 光治の記憶の中では、中学2年に

 転校生がやって来るなんてイベントなかったはずなのだ……?


(マジか……?

 俺の知っている未来と大分変って来ているんだが……?)


 光治は、少しずつ変わっていく未来に不安を覚えた……


 もしかしたら、このまま、魅夜に会えないのかもしれない……

 そんなことを考えながら……


■ ■ ■ ■ ■ ■ ■


 さて、朝のホームルームが始まって、

 早速、噂の転校生の話になった……


「今日から皆と一緒に勉強することになる転校生を紹介するぞ……!

 さあ、入って来なさい……!」


 担任がそう言うと、二人の人物が教室に入って来た……?


「え、二人……?」


「転校生って二人なの!?」


 転校生が二人もいるということで、教室はざわめいていたが、

 中でも特に、二人を見て驚いている人物がいた……


「ちょ……!? マ、マジか……!?」


 光治だ……!

 光治は目を疑って、転校生の二人を見ていた……!?



 そして、壇上に上がった転校生の二人は、

 にこにこと微笑みながら自己紹介を始めた。


「皆様、ごきげんよう……

 わたくし、陣風毬愛と申します……

 不束者ですが、どうぞよろしくお願い致します」


「こんにちは!

 私は、月影魅夜って言います!

 陣風さんと私、友達同士で転校して来ました!

 皆さん、仲良くして下さいね!」


 何と……!?

 魅夜と毬愛が、転校して来たのだ……!?



 そして、魅夜は……?


 何やら、光治の方をじっと見つめると……

 顔を赤らめながら、こんなことを言って来る……?


「ちなみに、私……

 そこのコウくんの恋人でっす!」


 ちょ……!? 魅夜さん!?

 何言っちゃってるの!?


 教室は、一気にざわめき出し……

 好奇の視線が、一斉に光治に集まった……!?

作者「どんどんどん! ぱふぱふっぱふぅ!」

せや姉「毎度おなじみ昭和SEでございます」

作者「うっさいわ!w 話の腰折らないでくれる?w」

作者「PV25000アクセス達成! うひょお!?

   うれしい!

   サラマンダーより、はっやーい!w」

せや姉「おい、やめや、その台詞」

作者「すまない、ノリで言ってみた!w」

作者「いやあ! それにしても、ここまで行ったかあ……」

作者「おねショタ転生の時も、そうだったけど、

   3万付近に来ると、感慨深いものを感じるなあ……」

せや姉「そやの?」

作者「うん、ニコニコ動画で、はじめて万単位の再生してもらったのが

   確か、3万再生だったと思ったから。

   手書きアニメ(?)作品だったけど、あれはかれこれ……

   9年近く前だったかなあ……」

せや姉「その時、いくつやったん?」

作者「え? 二十……いや!? 17歳! 17歳だったよ!?」

せや姉「で? いま、いくつ?」

作者「え? 17歳。17歳の美少女JKだよ?」

せや姉「歳変わっとらへんやん!?」

作者「え? 永遠の17歳ですし、ええですやん?

   作者は、美少女JKですしおすし」

せや姉「はあ……ツッコミ疲れるわぁ……ホンマ」

作者「話それちゃったけどさあ、

   とにかく、その手書きアニメ作品が思い出深いものだったから

   3万近くのアクセスって何か、ひと山越えたって感じになるんだよね……」

せや姉「まだ、2万5000やけどね」

作者「うっ、そうだった……」


作者「さて、そして、いよいよ10万文字を超えたわけですが……」

作者「ちょっと諸事情で、近いうちに、この作品、

   第一章完ということで、一度完結します」

せや姉「またエタるのか?」

作者「いや、エターはしない。すぐに再開するから」

せや姉「は?」

作者「ぶっちゃけ完結ブーストしたい!w」

せや姉「うわ、本音言いおった!?」

作者「まあ、今のなろうで完結ブーストなんてものは

   発生しないんだけどね……!w

   ただ、ちょっと区切りをつけるという意味で

   完結って形を一度とってから、また再開したいのです」

せや姉「まあ、好きにすればええがな」

作者「てか、この作品……

   10万字で、今回で区切りもいいかもしれないんだけど、

   まだ、書きたいことがあるんだよ、どうしてもやりたいシーンが……」

作者「だから、おねショタ転生、楽しみにしている人達には

   申し訳ないんですが……

   おねショタを再開するのは、もうちょっと待って欲しいです!」

せや姉「まあ、あんたが作者やから、好きにすればええわ」

作者「本当にごめんなさいm(_ _)m」


作者「あ、あと言い忘れていた!」

せや姉「なに?」

作者「来週の話になるんだけど、19日~20日あたり

   投稿できない可能性があります!

   毎日投稿を目指していますが、もし投稿できなかったら

   ごめんなさい!」


作者「ふぅ……何か、今回はいろいろ告知があって疲れたなあ……」

せや姉「せやね」

作者「はい、それでは、次回は

   3万アクセスで祝いましょう!w

   まあ、3万アクセス前に終わっていなければ……」

作者「それではまた~!」

せや姉「ほならね~!」

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