24話: あんたなんて、しんでしまえ!?
今……魅夜の唇は、
毬愛の口によって塞がれていた……!
(私の……ファーストキスが……!?)
魅夜は、そのキスが不快でたまらなかった……!
早く、こんな気持ちの悪い行為を終わらせて
唇を洗いたいと、真剣に、そう思う……!
(ああ、コウくん……!
ファーストキスは、コウくんとしたかったのに……!)
そう思うと涙がじわ~っと出て来た……
好きな人とのファーストキス……
漫画やドラマで憧れていたのに……
それが……同性と……!?
しかも、自分が恋のライバルと思ってた人と、だなんて……!?
最悪だ……!?
どうして自分がこんな目に遭わなければならないのか!?
だが、悪夢は、それで終わりではなかった……!?
(なっ……!? こ、この女ッ!?)
そのまま、毬愛は、魅夜の口の中に
舌を入れて来た……!?
もちろん、魅夜は歯を食いしばって抵抗する……!?
だが……!?
すると、今度は、毬愛の手が、
魅夜の太ももの内側に伸びて来て……!?
それが、股の方へと滑るように上っていく……!
ついに、魅夜の下着の、すぐ近くまでやって来て……!?
『いい加減にしろ!? この変態!?』
そう叫ぼうとして口が開きかかったところで、
隙をつくように、毬愛の舌が、
魅夜の中に、完全に入り込んだ……!?
(くそ……しまった!?)
ぬめりとする舌の感触……
気持ち悪い……!?
ディープキス……
魅夜は、余りのことに、頭の中が真っ白になった……
それは一瞬のことであったが……
その隙に……
毬愛に、“何か”を、舌を使って入れられて……?
(は……!?)
気付いた時には、のどを通って……
その“何か”を、
魅夜は、呑み込んでいた……!?
「ぷはっ!? はぁ……!? はぁ……!?」
そこでやっと、毬愛のキスから解放された。
「おええ……! おえええ……!」
魅夜は気持ち悪さから、吐く行為をしたが、
胃の中は空っぽで、何も出て来ない……
「あんた……ぐすっ……最低よ!?」
魅夜は、悔しさで涙を流して
毬愛を睨みつける……!
「最低!? クズ!? 変態!?
しね! あんたなんて、しんでしまえ!?」
魅夜は、毬愛を、憎悪の眼差しで睨みながら、罵倒するが、
一方の毬愛は、にこにこと笑顔で魅夜を見つめていた……
「あら? 魅夜様? ふふふ……
先程は、わたくしに
しなないように仰ってませんでした?」
「前言撤回よ!? そんなもん!
しね! 自殺するなら、今すぐしていいわ!?
早くしんで……!?」
縛りあげられている魅夜は、何も手出しできないが、
もし視線で、人が殺せるなら、殺せるぐらい
これでもかと、毬愛のことを憎悪の眼差しで睨みつけた……!
だが、毬愛は……?
「あら? ふふ、ふふふ……!」
毬愛は、まるで珍しいものでも見たかのような、
好奇心の眼差しで、魅夜のことを見ていた……?
「ふふふ、本当に面白い御方……!
わたくし、そんな風に仰られたこと、
初めてでしてよ……?
皆さま、心にもない、おべっかばかりなのですもの……!
それを、貴女は本気で、わたくしに、ぶつかりなさって……!
ふふふ……楽しいです!
わたくし、貴女にお会いできて
本当によかったわ……!」
毬愛は、にっこりと微笑んで、魅夜を見つめる……
魅夜は、その笑顔にたまらず苛立ち、
もう一言罵倒しようと思って……?
「この変態れ…………あ、あれ……?」
そこで急に、目眩がしてくるのに気付いた……?
というか、熱い……!
体中が焼けるように熱く火照って来るのだ……!?
「毬愛……あんた、何をした……!?」
頭がぼぉ~っとして……
視界が歪んで来る……?
手に力が入らない……?
毬愛は、そんな状態の魅夜を
満足そうに見ながら、こう言うのだ。
「先程のキスは……
貴女に【媚薬】の錠剤を呑んでいただくために
致しましたのよ……?」
意識が朦朧として来る……
「ふふ……
今、気付きましたけど、
貴女にキスする時、わたくしも
少し媚薬を呑んでしまったようですね……?
何だか、貴女が少し愛おしいような……?
そんな気が致しますわ……ふふふ」
「気持ち悪い……こと……言うな!?」
ダメだ……力が入らない……
――あら? 結構もちますのね……?
毬愛の声が遠くで聞こえるように……
ぼんやりと……魅夜の頭の中で響いていた……
魅夜は、忍者の修行の一環で、
毒に慣れる訓練を、小さい頃から行っていた……
だから、睡眠薬や自白剤のようなものであったら、
身体に抵抗がついているはずなのだ……
それなのに……!?
その魅夜を以って、この作用の強さは……!
毬愛の媚薬とやらが、相当強い代物であることを
示していた……!
――でも、意識は大分朦朧としてますよね?
視界が歪む……
もはや、目の前に誰が立っている……のか……すら……
――目の焦点が合ってませんわよ……?
「私の……ファースト……キス……こんなやつ……に……」
ダメだ……口が思うように動かせなくて
言葉が上手く話せない……
――まあ、初めてのキスでしたのね? それはごめんなさい……
――でも、わたくしも、初めてでしたのよ……? ふふ……
「ふっざけ……ん……な……」
力をふりしぼって、それだけ……言った……
――何故、こんなことを、と思いますよね?
そうだ……そういえば……?
毬愛は、魅夜と光治を……結びつけると言った……
それなのに……キスを……何故だ?
――わたくし、お聞きしましたの……あなたとコウジさま……
や……ダメだ……
ついに……意識が……保ってられなく……
――せかいのほうかい……そうすれば……わたしは……
強烈な……睡魔が……
――ねえ? きこえて……すか?
――あら……もう……こころ……らずのよう……すね?
そして、鈴の音が聞こえ……
すると、誰かがドアを開けて、入って来る音がした……?
……
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
……
二人のメイドに担架で運ばれて来た、その人物を見て、
光治は、目を丸くして驚いた……!?
「え!? 魅夜!?」
それは、光治が、
今回のタイムリープで初めて出会った魅夜であった……!?
いや、本当は、光治と魅夜……
お互い、下着を被った状態で、既に出会っていたのだが、
光治は、まさかブリーフ仮面の女が魅夜とは気付いてない……
久しぶりに再会した愛する女性……
中学生の姿は、初めて目にしたが……
その様子は、明らかに異常だった……!?
魅夜は寝ているのか、目を閉じているが……
汗をびっしょりにかいている……!?
それに、顔色は、赤くて……
息遣いは苦しそうに……ハァハァと荒い呼吸をしている……
まるで熱中症にでもかかったようではないか……!?
そうこうしている間に、
魅夜は、メイド達によって、
光治の座っていたベッドに寝かされた……!
すぐに光治は、つかつかと
扉の方へと近寄ると……!
「おい!? 魅夜に何をした!?」
光治は、サングラスの男の胸倉に
掴みかかろうとする……!
だが……!?
「おっと、悪いが、それは答えられねえ……!」
サングラスの男は、銃を向けていた……!
「くっ!」
それから、男は、
光治にベッドの方へ下がるよう命令すると……
バタン……ガチャ!
男は部屋の外に出て、
すぐに外から鍵をかけてしまった……!?
「おい!? 開けろ!?」
ドンドンドンと、光治は乱暴にドアを叩くが、
何の反応も返って来なかった……!?
「おい!? ふざけんな!?
お前ら、どういうつも……!?」
「コウくん……?」
光治の後ろから……
愛おしい女の声がした……
作者「なんか、今朝、不思議なことが起こった……」
せや姉「何や?」
作者「朝の5時頃……なんか、亡くなった親の夢見たのよ?」
せや姉「うん」
作者「親に『おーい』とか呼ばれて、
びっくりして目が覚めたんだけど、
その直後に、地震が起きて……二度びっくり!w」
せや姉「うわぁ……」
作者「え? さっき呼ばれたのはこの地震のせい?
じゃあ、もしかして、この地震ヤバいやつ?
と思ってたら、あまり大きくならないうちに収まって
安心して二度寝した」
せや姉「おい……」
作者「いや、まだまだ湿度高いし、
巨大地震は無理だろうなあっていう予測もあったからね……」
せや姉「は?」
作者「巨大地震起こるとしたら、もっとカラッとした日だと思うよ。
まあ、関東ローム層が相当硬いから無理じゃね?って感じだけど」
作者「あるとしたら、予告のあった8日か、9日か……
いや、やっぱ無理かなあ……?」
作者「ああ、本編……
こういうシリアスな展開続くと、
茶番やって茶化したくなるんだよなあ……」
せや姉「おい、作者……! おい!?」
作者「いやいや、流石にやらんって!w
10万文字に向けて、クライマックスやっている中、
作者自らぶち壊すことなんてしないわ!w」
作者「でもさあ……」
せや姉「うん?」
作者「毬愛の名前……早苗にすればよかったと今更後悔……」
せや姉「は?」
作者「だって、そしたらさあ……」
魅夜「あんた!? 絶対にゆる早苗!?」
作者「……てな感じでできるやん?w」
せや姉「東方projectやん!? 茶化す気満々やん、それ!?」
作者「茶番……茶番したいよお……! うああ!? 茶番禁断症状があ!?」
せや姉「ええ加減にしなさい!?」
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2018年9月6日追記:
北海道で震度6強の地震……
そして発生が午前3時8分……
38……なるほど……




