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 20話: おまわりさん、こいつです!?

作者「今回は……」

作者「まあ、大丈夫だとは思いますが、

   ごく一部……本当にごく一部に

   お食事中の方には不適切な表現があります」

作者「そういうのが苦手な方は、ブラウザバックお願いします!」

「じ、陣風毬愛ェ……!?

 あんの泥棒猫がぁ……!?」


 魅夜は、そう言って、地団太を踏む……!

 それはもう激しく怒っている様子……


 だが、フレイアは、そんな魅夜を

 首を傾げながら見ていた。


(いやぁ……自分で焚きつけておいて何だけど……

 これって、そんなに大騒ぎする内容か……?)


 冷静に、スマホ画面を見つめる……


 画面に映る人物は三人……

 光治と、毬愛と、ノルンだ……


 このうち、光治は、

 毬愛にその手を握られていたのだが……

 ただ、それだけである。


 毬愛はどこか嬉しそうにしている一方、

 光治は、実に嫌そうな顔をしていた……


 どう見ても、

 全く、イチャイチャしていないのだが……?


 恋する乙女には違って見えるということだろうか……?

 『女房妬くほど旦那モテやせず』というコトワザも

 あることだし……


 そして、その二人からやや距離をあけて、

 銀髪の少女が床にぺたんと座っていた……


(何やってんの……あんたは……?)


 ノルンが、隅の方で、

 床に手をついて、泣いていたのだ……


 セーラー服はもう処分したのか、

 ノルンは、いつもの服装をしていた……


(はあ! もう! そこで何で、気を利かせて、

 セーラーを、毬愛に着せないかなあ? ノルちゃん!

 既成事実! 既成事実!

 折角、男子高生にキスしてもらうなんて

 サービスしてあげたんだから、もっと働きなさいよ……!?)


 と、フレイアは、そんなことを思っているが、

 実のところ、無理やりヤらせるのは、

 問題があるかなあ……などと思っていた。


 このビッチ女神がそんなことを思うのは

 意外に思われるかもしれない……


 だが、そうやって無理やり成立させたカップルが

 長続きしないということは、

 彼氏いない歴=実年齢にして、経験人数6桁のフレイアが

 一番よくわかっていた……


 ヤったからといって、そこに愛が生まれるわけではない……!


 むしろ、ヤったことで、お互い気まずくなったり、

 憎しみ合ったり、関係がこじれる可能性が高いのだ……


 それでもまあ……

 ノルンのことだから、

 今回の一番の目的である、光治と魅夜がセックスすることの危険性を

 毬愛に説明はできただろう……


 一応、及第点か、とフレイアは思う。


 ただ……?


 どうにも気になるのは、

 光治と毬愛の表情の違いだ……?


 毬愛は、嬉しそうに

 何やら一所懸命に、光治に何かを言っているのだが……


 その一方で、光治が、

 その毬愛に対して、引きつった顔をしている……?


(一体、何を話してるんだろ……?)


 気になったフレイアは、

 念のため、魅夜に聞かれないよう、

 片耳にワイヤレスイヤホンをつけ、会話を聞いてみた……


 すると、毬愛の声が聞こえて来る……?



『自殺……リストカット……刃物……

 首つり……薬……』



(何か、不穏な発言が聞こえるぅ!?)


 電波が悪いのか、ワイヤレスから聞こえて来る音声は

 雑音まみれでよく聞こえない……



『ああ……すばらしい……!』



 毬愛がそう言って、

 大喜びで光治に抱きついた……!?


(あれ……思ったより仲が良い……?

 もしかして、このままカップル成立するんじゃ……?)


 フレイアがそんなことを考えて、

 少し微笑んだところで……


「何やってんだああああ……!?

 陣風ぅぅうう毬愛ぁぁぁぁあああ!?

 何て破廉恥なああああ!?

 あの変態令嬢がああああ!?」


 いつの間にか、魅夜が後ろから覗き込んでいた……!?

 そして……!?



 バチィィィィィンッ!



 魅夜は、渾身の力を込めて

 スマホの画面にパンチしていた……!?


「ちょ……!?」


 画面の中の毬愛を殴ったつもりなのだろうか?


 だが、そんなことされたもんだから

 スマホの液晶がひび割れて……!


「私のスマホちゃんがあああああ!?」


 フレイアは、悲鳴のような声をあげて

 壊れたスマホを悲しんだ……


「あ、ごめんなさい……」


 そう言って魅夜は、ぺこりと頭を下げる。


「謝って済む話じゃない!

 どうしてくれんのよ!?」


「いやいや、液晶を素手で殴ってしまった私も

 とても痛かったから、

 ここは痛み分けってことで……!」


「どんな理屈だ……!?

 あ、あんたねえ……!?」


 フレイアが、魅夜に向かって

 大きな声でくどくど文句を言うと、

 魅夜は、面倒そうな顔をする……


「ガタガタうるさいですよ、いい大人が……!

 そんなもん、携帯会社に持って行って

 修理してもらえばいいでしょ……!」


「簡単に言うなあああ!?

 落下とか不慮の事故以外だと、

 修理してくれなかったりすんのよ!? あいつら!?

 前に、私のツレに壊された時も、最後の最後まで……


 『あれあれ~? 落しただけでこんな傷つくんですか~?』

 『ホントにこれ、故意に壊したんじゃないんですか~?』

 『故意に壊しておいて、タダで乗り換えする人ホント多くて!』

 『オバサンは卑しいのが多くて困る……あ、独り言ですぅ!』


 って! 嫌味言われまくったし!?」


 フレイアは怒り収まらずといった感じで、

 マシンガンのように次々と文句を言った……


 魅夜は悪気を感じていたから、

 最初は我慢して聞いていたが、

 段々と不満を募らせ……


「ああもう!

 うっさい!? 黙れ、ババア!?」


 ついに魅夜もキレた……!?


「バ……!? あ、あんた……!?

 だだだだ誰がババアよ……!?

 開き直ってんじゃないわよ!?」


 フレイアがそう言って魅夜を睨みつけると、

 魅夜は負けじと睨み返して言う!


「大体ねえ! 貴女が変なことしなきゃ

 こんなことにならなかったんでしょ!?

 何で、コウくんと陣風毬愛をくっつけるような……!?

 そうだ、こうしちゃいられない……!

 私は忙しいんだ!」


 魅夜はそう言うと、

 自分の自転車のところまで駆けると、

 それに乗った……


「は? 何してんの、あんた?」


「どう見ても、自転車に乗ってるんじゃない!」


「え? さっきの……バイコンだっけ?

 あの黒光りする紐は、使わないの?

 あれ使って走ればいいじゃない?」


「あんなバッチィもん、そうそう使いますか!?」


「バッチィ……?」


「だって、生体電流を感知するために

 素材として一番最適だったのがゴキ……

 ……いや、そんなこと言ってる場合じゃない!?」


 魅夜は、そう言って

 自転車を発進させよとするが……


「ちょっと……!

 逃げるんじゃないわよ!?」


 フレイアが自転車の進路妨害をしてくる……


「は? 逃げる?」


「ス・マ・ホ!

 弁償しなさいよ!?」


 フレイアは、魅夜を絶対先に行かせないといった感じで

 自転車の前に立つと、自転車のカゴをガッシリと握って

 そう言った。


 だが……?


「ちょっと貸して!」


「は?」


 魅夜が突然、フレイアからスマホを取り上げる……?


 そして、そのスマホでどこかに

 電話をかけ始めた……?


「あ、もしもし……警察ですか?」


「え!? ちょ……何やってるの!?」


 突然のことに、フレイアは驚くが、

 魅夜は、意を介せず通話を続ける……!?


「助けて下さい! セーラー服を着た変質者に

 追われているんです!」


「ちょ……あんた……!?」


「ええ! 変質者は、30代ぐらいの女です!

 髪をピンク色に染めています!

 たぶん痴女です! ピンクだし!

 こわい! 助けて! さっきも殴られてしまって……!

 ひどいんですよ! うずくまってるところを蹴っ……!

 嫌!? 襲われる!? きゃああ!?」


「や、やめなさいよ……!?

 てか、誰が痴女よ!?」


 フレイアは、強引に魅夜から

 自分のスマホを取り返すと、

 警察に『ち、違うんですよ?』と弁明を試みるが……



 ツー……ツー……ツー……ツー……



 通話は既に切れていた……


「おい!? てめえ!?」


「お巡りさん、すぐ来てくれるそうですよ!

 じゃ、そういうことで!」


 魅夜はそう言って、フレイアに

 あっかんべーをする……!


 フレイアは、一瞬、青ざめるが、

 すぐに、あることに気付く……!


「は、はったりね!? そうに違いない!?

 け、警察がそう簡単に動くわけないじゃん!?

 大体、今の会話……!?

 あんた、自分の現在地言ってないし!?」


 フレイアは、冷や汗を垂らしながらも

 ドヤ顔でそう言い放った!


 だが……?


「ふっふっふっふー……」


「ああん!? 何よ!?」


 魅夜は、にっこり笑顔でこう言うのだ。


「おばさん、知らないんですか?

 最近は、スマホのGPSから場所を特定して

 駆けつけてくれるんですよ?」


 それを聞いて、

 フレイアは、顔から血がサーッと引いていくように思った……


(ちょ……!? それで私のスマホ使ったって言うの……?)


 もちろん、ただの警察官ごとき、

 女神であるフレイアの敵ではないが、

 人間界で大暴れしたら、後で天界でどういう罰があるか

 わかったものではない……!


 そもそも、今回は、

 天界に何も説明せず、独断で人間界にやって来ているのだ……!?


 品行方正のノルンはともかく、

 昔、しょっちゅう人間界で【やんちゃ】してたフレイアは、

 上司の神々には目をつけられている……!


 今度問題起こせば、どんな目にあわされるか……!?


 フレイアがそんなことを考えていると、

 どこか遠くでパトカーのサイレンが聞こえて来て……?


「ひぃ!?」


 まさか、こんなに早く来るわけない……

 きっと、他の事件のパトカーだ……

 そう思ったが、

 もしもの時を考えて、フレイアは一目散に逃げ出した……!


 というか、瞬間移動で消えたのだ……!



「へえ……?」


 突然、フレイアが消えて、

 魅夜は一瞬、驚いたが……


「本当に瞬間移動なんて技術があるんだ……?」


 それだけ言うと、

 無言で自転車を発進させた……!


 そんなことに呆けている暇はない……

 早くいかないと、あの陣風に

 光治がとられてしまうかもしれないのだ……!


「ああ! ホントに! ホントに!

 まったく、もう!?

 コウくん、結構スケベだからなあ!」


 魅夜は全速力で自転車をこいで、陣風の館へ向かった……!






 そして……


「覚えてなさい! 糞ガキ!?

 絶対、光治と毬愛は、くっつけてやるわ……!

 スマホの恨みは、絶対忘れないんだからね!?

 バーカ! バーカ! アホンダラー!?」


 風にのって、誰かの声が聞こえて来るのだった……

作者「相変わらず、大陸からの雲の塊がウザい……」

作者「な~にが秋雨前線だよ……秋雨ってもっとシトシト降るもんだよ……」



作者「あ、ちょっとタイトル変えてみました。


『SEXLOSS≪セクロス≫

 ~彼女「ねえHしよ?」

  彼氏「あ、ごめん!お前とヤると世界崩壊するから無理」~ 』


   セクロスってところが新しくなったところですね」

作者「SEXすると世界がLOSSから、とかそんな感じです!w

   適当です!w」

作者「な~んか、以前からもっと短いタイトルないものかなあ……

   と思ってまして……

   今までのタイトルだと、検索かける時、ヒットしにくいし、

   なんJみたいな印象だったもので……」

せや姉「せやね」

作者「ちなみに、作者は、なんJのまとめは見たりしますが、

   なんJ自体は、行ったことが全くなかったりします!w」

作者「はい、どうでもいいですね!w」



作者「最近、店頭でなろう小説のコミック買って

   その後で、なろう小説見ることが多くなったんだけど……」

せや姉「うん」

作者「それで思ったんだけど……

   何で、コミックはこんなに面白いのに

   原作の方は、面白くないのが多いんだろう……って」

せや姉「ストーップ!? ストーップ!?」

作者「具体的なタイトルは……」

せや姉「やめや!?」

作者「異世界×××、

   ×××××が××××て、×××の×××が××で××に××××××××」

せや姉「おま!? ホンマやめーや!? 殺されるで!?」

作者「だ~いじょぶだって!w 伏字したし!w

   そもそも書籍作家様が、こんなところ見るわけがないよ!w」

作者「いや、真面目な話……

   何で漫画の方が小説より面白く感じるのかって、

   たぶん、漫画の方が情報量多くて

   パッと見て、パッとわかるからこういう風に思っちゃうんだろうなあ……と」

作者「他人事にしないで、自分も

   パッと見て、パッとわかる文章書かないと

   いけないなあ……とこう思ったわけですよ?」

せや姉「あれ? 意外にまともな話で終わった……?」

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