1話: 終わり の 始まり
高校2年の夏……
日吉 光冶は、試験勉強のために、
同級生で、ガールフレンドの月影 魅夜の部屋に訪れていた……
勉強を各々にやり始めて、既に30分くらいが経過していた。
光治の隣には、魅夜が、真剣な表情で
問題集を解いていた。
光治は、魅夜の顔を見ていると、
とても愛おしい気持ちになって、心臓が高鳴って来るのを感じた……
魅夜のことが気になって、
とても勉強どころじゃない……
(そもそも、何で俺は……
魅夜の部屋に来てしまったのだろう……?
こ、こんなの我慢できるはずが……!?)
そんなことを考えながら、光治が辺りを見回すと、
ふと、カレンダーに目がいった……?
(たしか、この日は、ご両親が不在なんだっけ……?)
光治は、カレンダーの日付を眺めながら、
自分の記憶を思い起こしていた……
(両親が……不在……か……)
その、何とも甘美な響きの言葉を思い出すと、
光治は、横で真面目に勉強をしている魅夜の顔を
横目で見ながら、ドキドキしていた……
(理性よ……! 俺の理性よ!? 頑張るのだ!?)
ただでさえ、女の子の部屋特有の、
香料か何かの甘い香りで気分が高揚しているのに、
これはヤバイ……!?
(てか、これって……!
両親が不在の時に、男を部屋に呼ぶって……!
やっぱりそういうつもりなのか……!?)
光治は思わず……
ごくりっ! と生唾を呑みこんでしまう……!
(まてまて! 早まるな、俺!?)
だが、期待ばかりではない……
もしも、魅夜がその気だとすると、
最悪、まずい事態になりそうだ……
光治は、そんなことを考えて一抹の不安を覚えるが、
首を横に振ると、考え直す……
(いや、天使のように純粋な魅夜が
そんなビッチみたいなこと考えるわけがない……!)
そんなことを考えていると……?
「ねえ、コウくん?」
魅夜が、不思議そうな表情で
光治のことを見つめる……?
「集中できてないようだけど……
だ、大丈夫?」
そう言いながら、魅夜は、急に決まりが悪くなったのか、
顔を赤らめて、視線を逸らした……
(くそっ! カワイイ!
今すぐにでも、狼になって襲ってしまいそうだ!?)
光治は、そんなことを考えながら、
自分の欲望を、懸命に理性で抑えつけた……!
既に、下半身には血流が熱く流れ始め、
血がたぎって来る錯覚さえ覚える……!
しかし、懸命に欲望を押させている光治を余所に
魅夜は、光治の名前を呼び……?
「ねえ、コウくん……?」
「な、なんだ?」
「あの……あのね……?
そ、その……」
魅夜は、何やらもじもじとしながら、
目を泳がせていた……?
「な、何だよ……?
わからないところでもあったか?」
光治は、魅夜のノートを横から覗き込みながらそう言った。
もっとも、魅夜の方が学力は上なので、
光治は、訊かれたところで答えられる自信はないのだが……
すると、突然……?
「はっはっふー!」
魅夜は、変な掛け声で深呼吸したかと思うと、
こんなことを言い始めた……?
「ねえ、コウくん!?
エ、エッチしよっか?」
魅夜は、顔を耳まで真っ赤にすると、
真剣な眼差しで、光治を真っ直ぐに見つめながら言った!
「お、おま……!?
な、何を言って……!?」
「だ、だって!
コ、コウくん、全然集中できてないし……!
ど、どうせエッチなことばかり考えているんでしょ?」
「な、何を……!?
そそそそ、そんなこと考えては!」
「うそ……!
だ、だって……!」
魅夜は、そう言いながら、
光治の身体の“ある一点”を指差した……!
そこでは、光治の分身が、ズボンの下からテントを張って
自己主張をしていた……!
「あ……」
「ね、ねえ……?
男の人って、一度興奮しちゃうと
なかなか収まらないんでしょ……?
コ、コウくんがしたいのなら、わ、私の方はOKだから……
だ、だからさあ……その……あのね……?
エッチ……しよっ?」
ずっきゅーん!
光治のハートが撃たれたような音がした……!
その言葉を聞いて、光治は、驚く。
(き、来た!? 来やがった!?
まさか、あの清楚な魅夜の方から
こんなこと言って来るとは……!?
一体どうなってるんだ、この世界は!?)
そんなことを考えてから、はっとする……!
(いや、そんなこと言ってる場合じゃない……!
まずい事態だ……!)
光治は、そう思ってから、
いくつか予め考えておいた対処法を実行に移す……!
すなわち、床に三つ指をつくと……
床に額を擦りつける様に頭を下げたのだ……!
「え? コ、コウくん……?」
魅夜は、光治の突然の行動にびっくりし、
目をパチクリさせる……
しかし、光治は、そんな魅夜を他所に
大きな声で、次のようなことを言い放つ!
「ごめん! 魅夜! この通りだ!
お前とはセックスできん!
それだけは勘弁してくれ……!」
それは土下座だった……!
光治は、魅夜に向かって、土下座をして
行為を断ったのだ……!?
「え? 何を……?」
「というのも理由があるんだ!
俺とお前がセックスをすると、世界が崩壊してしまう!
だから俺は、お前とエロいことできん!」
「え……」
「もちろん、お前のことは大好きだ!
だが、セックスをすると世界が崩壊する!
だったら……!
世界が崩壊して、二人が離れ離れになってしまうくらいなら
いっそセックスをしないで二人でいつまでも
この平和な世界で暮らしたい!
その方がいいと、お前もそう思うだろ?」
光治は、こう思っていた。
(清純な魅夜のことだ……
キチンと説明すれば、わかってくれるはず……!)
だが、次の瞬間……!
「そいや……!」
魅夜の変な掛け声と共に……
光治は、床に仰向けになって押し倒されていた……?
「あ、あの……?
み、魅夜……さん……?」
恐る恐る尋ねてみるも、
魅夜は、無表情のまま……
光治の上に馬乗りになって来て……?
作者「はいみなさん!w はじめましての方は、はじめまして!w
お久しぶりの方は、どうも御無沙汰しております!w
毎度おなじみ(?)シャイン樽画でございます!w」
せや姉「せや姉や」
作者「さあ、ここに!
シャイン樽画の新作……
『彼女「ねえHしよ?」 彼氏「あ、ごめん!お前とヤると世界崩壊するから無理」』
の連載開始を宣言いたします!w」
せや姉「せやね」
作者「いや……」
せや姉「ん?」
作者「『せやね』じゃなくてさあ……
もっと盛り上がることできんの、せや姉は?」
せや姉「は? じゃあ、お手本示してみい?」
作者「どんどんどん! ぱふっぱふぱふ!w」
せや姉「あのな?
前から言おう思とったんやけど……」
作者「ん?」
せや姉「その昭和臭いSE(効果音)、何とかならんの?」
作者「ぐはっ!? しょ、昭和……!」
作者「バ、バカな……!? こんなことで……!?
こんなところで、作者の年齢の片鱗がぁ……!?」
作者「さて、話は変わりますが……」
せや姉「しかとすんなや!?」
作者「はい! いきなり何ですが……!
正直、この作品、非常にヤバイと思います!w」
作者「レイプやら、セクロスやら、アレやらコレやら……」
作者「いえ、極力、全年齢対象に合う表現にいたしますが、
どこで運営様を怒らせるやもしれません!w」
作者「いや、たぶん、大丈夫だとは思いますが……
なろうの運営様は、性表現に厳しい時期が時々あるようなので
もしかしたら、ちょっとやり過ぎた時に、
怒られて削除されることがあるかもしれません……」
作者「で、もし削除されたら……
何とか怒られた箇所修正するなどして再アップするつもりですが……
それでもダメな場合……
その時、また考えます……」
せや姉「てか、運営に喧嘩売っとる? 売っとるよね? このタイトル?」
作者「売ってない!? 売ってない!?
めったなこと言わないで!?
本気にされたら、どうするの!?
あ、運営さん? 見てます?
作者、従順ですよ? ワンちゃん並みに従順でっす!w
わんわん! はぁはぁ! くぅんくぅん!」
せや姉「キモ……」
作者「ぐはっ!? ストレートに言い過ぎ!」
作者「とはいえ……」
作者「そりゃあ、まあ、『俺のパンツ』とか『おねショタ』では
喧嘩売るわけじゃないけど、
運営に許されるギリギリのエロのラインを探していたけど……」
せや姉「おい……!?」
作者「売ってない!? 売ってないってば!?」
作者「てか、今回は真面目にやるってヴァ!?」
せや姉「ほんまけ?」
作者「ホンマや!? ホンマ!
本気で恋愛小説書くつもりで
エロは、その付けたしみたいな感じでしかやらんて!?
あくまで本体は恋愛で!」
作者「言っておくけど、今回の作者は本気だよ?
日曜日とか、熱い中、行楽地へ出て行って
恋愛小説の参考にしようと、カップルを
じろじろ見てたぐらいだし!?」
せや姉「そんなんやっとったんか!?
てか、それはそれで迷惑やろ!?」
作者「いいんだよ!? 小説に犠牲はつきものさ!」
せや姉「ええのかなー……」
作者「しっかし、あのカップル……
いちいち手を離したり、手をつないで
いちゃつきやがってぇ……!
くそ……別れれば……」
せや姉「やめーや!? てか、心の声!? 心の声漏れとるから!?」