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神々の戦い 超魔星の力 眠りを妨げた罰

「俺を起こした罪は重いぞ」

俺は眠っていたら、惑星の生死に関わる程の衝撃を受けた。

流石に、俺が自ら動かなければマズいほどのことだったのだ。

正直、俺を破壊しようとかふざけたこと考えた奴にはしっかりとした罰を受けてもらわなければいけない。

それは、俺という存在を起こした罪の重さを教えるために。



「何故、そんなに距離を取っている?」

「おま、貴方は、まさか、そんな」

目の前の小さき存在は俺の創り出した存在に怯えている。

当然と言えば当然だが、これでも力の5分の1だ。


「なぁ、何故起こした?」

「そうか、ここは超新星ではなかったのを忘れていたな・・・・・まさか、ここまで強い者の世界とは」

「聞けよ」

一人で納得している蛸女に威圧すると、またしても一歩下がる。

下がらず返答をしてほしいんだがな。


「何様だお前。早く返答をしろ。」

「貴方が、危険だから距離を取っている。だが、時間切れだ」

蛸女は他の旧支配者達のように消えかけるが、俺はそれを止めた。


「逃がすかよ。引きずり出してやる。」

「何をっ」

肉体が消え、この世から消えた蛸女の本体をこの世界へと引きずり出してやる。

本体というだけあってかなりの力だ。


「ここはっ、貴様っ、我をルルイエから引きずり出しただとっ!?」

「黙れ。お前には百万回の死を与えよう。そしたら、返してやる。」

一歩一歩巨大な蛸の化物に近づいていくと、蛸は触腕で攻撃してくる。


「無駄な抵抗をするな」

「くそっ、我は旧支配者だぞ!?」

旧支配者などこの世界での話ではないだろうに。

どうせ、超新星あたりの旧支配者だろう。


「お前、俺がか分かってないのか?」

「超魔星だろう? だが、この力はありえん!」

ありえないなんて事は無いんだがな。


「蛸の化物、貴様には、特別に名を教えてやろう。」

「名、だと? お前達はただの惑星であり名など忘れているはずだ!」

「それは違うな。それは雑魚共だ。俺は、雑魚とは違う」

「ふざけるなぁ!!」

大規模な津波が起こるが、全てを魔力へと変換して吸収してやる。

驚いた顔をしている?蛸だが、そんなことは知らん。


「クトゥルフとかいう蛸の化物、よく聞いて、一度で覚えろよ?」

静かに、脅すように発し、伝える。

俺の名を。


「俺の名は【ジェネシス・ギャラクシー】。超魔星の王にして、始まりの星だ。」

「始まりの星?」

疑問だらけの蛸の目の前まで到達し、罰を与える。

1秒で一万回殺し、1秒で一万回生き返らせるのを100秒続く。

100秒経ち、人を発狂させる蛸が発狂しかけていた。


「さっさと消えろ」

クトゥルフとかいう蛸は何も言わず消えていく。

さて、次だ、次。



「おい、起きろ。」

「ん、何だ?」

起こしてやったのは魔神になりたての男。

コイツも、魔神のくせに蛸なんかに負けた罰を受けてもらわなくてはいけない。


「お前に、罰を与える」

「そうか。どんな罰だ?」

立ち上がった魔王に向かって告げると、かなり素直に聞くので少し同様したが、こういう奴の方がいろいろとやりやすい。


「100万年の眠りを与えよう」

「そうか。」

「言い残すことはあるか?」

「あぁ、伝えてほしいことがある。」

最後の願いだから、叶えてやるとするか。

コイツが良い奴なのは分かるが、殺せるところで蛸を殺さず、惑星を壊しかけたことは重罪だ。


「アサルトとロイドっていう魔王に、一緒に酒飲めなくてすまないと伝えてくれ。」

「それだけか?」

聞いてやると首を横に振った。


「最後に、メイという娘が居る。娘にーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーと伝えてくれ」

「分かった。さらばだ。100万後、お前がどうするか知らんが、俺に迷惑はかけるなよ。」

男は立ったまま頷き目を瞑る。

眠らせるのが悪い気してくるが、慈悲を与えて良い事などない。

罪は罪だ。


「ちょい待ち!」

「なんだ?」

突然声を上げ、何かと思ったら空間魔法でスコップを取り出した。

何をする気なのか理解できない。


「眠るのがどうやって眠るか知らねぇけど、スコップだけは持って眠りたい。」

「変な趣味を持つ奴だな。」

「ダンジョンマスター兼魔神だからな。」

「そうか。では、眠れ」

スコップを片手で持ち、立って眠っている男。


「なんか、微妙だな。石化させとくか。」

なんとなく、ついでに石化もかけてやった。

かなり格好良くなった気がする。


「100万年ちょいになっちまったけどいいか。」

この眠りについた男は心の中で状態異常は聞かないぜとか考えていたが、俺の全ての能力は相手の能力を使用不可にする。

それがどれほど永続的なものだとしても。


「さて、もっかい寝るか。その前に、伝えなきゃならんがな。」

落ちてくる街や城には強い力をいくつか感じたためそこへ向かう。

この世界でこれほどの力は魔王だろうからな。

早く寝るために、移動を開始した。



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