神々の戦い リンネVS女神 拷問という復讐を
「いやー、いいっすねぇ。力が漲るっすよ」
「ここは聖域。それはありえない。」
「私、半分善なる神ですからねぇ。半々だと力増すみたいっすよ?」
「半々?」
私、リンネは、今までに数度転生し、神人となったことがあるっす。
その影響で聖域などの影響はないんすよ。
「それじゃ、始めるっすよ?」
「始める?」
「拷問っす!」
「させない。」
笑顔で告げると、女神様は表情を変えて魔法を撃ってくる。
女神って言うだけあって強いっすね。
「チェイン」
「くっ」
「運動は苦手みたいっすね。」
足元から鎖を出し、右足を捕まえる。
思った以上に簡単に出来て少し怖いくらいっすね。
「トリプルチェイン」
「魔法無効化」
足の鎖ごと全部消されたっすけど、捉え方はまだ沢山あるんすよ。
「魔之棺」
「魔法防壁」
「やるっすねー。さすが女神っす」
「うるさいっ! 滅びの風!」
風が吹き、触れたモノは朽ちていく。
「チートっすねぇ。魔法防壁でしたっけ?」
見様見真似で魔法を発動させ、防壁を作り出す。
周囲の生きたものは死んでいく。
それを女神が行うとは、嫌な光景っすね。
「それにしても、女神様ってもっと優しくて慈悲深いと思ってたんすけど、そうでもないんっすね」
「いけないの? 自由を得たのですから何をしてもいいでしょ?」
クズな女神様っすねー。
自由を得たから何してもいいなんて、子供の発想っすよ。
「さっさと死んでくれないっすか?」
「死ぬのは嫌よ。まだ何も楽しいことしてないもの。」
なんだこの子供は。
早く殺したいっすけど、簡単に殺すのもつまんないっすよね。
「さーわった」
「触れるなっ!」「もう遅いっす。刻め」
一瞬の油断をついて懐に潜り込み、腹部に触れる。
そして、腹部に魔法陣の様な模様が刻まれる。
「何をした!」
「魔法を使えなくしただけっすよ?」
その刻印は魔法の使用を不可能にするもの。
これで、魔法のすごい女神さまはゴミっすね。
「じゃ、始めるっすか」
「何をっ」
女神は恐怖し一歩後ろへ下がる。
しかし、一歩下がった時にはそこに椅子があった。
カチャン
「何、これ・・・さっきまでこんなものっ」
「黙ってくださいっす。」
口に猿轡を付け、黙らせ、拷問の準備を始める。
質問はしないっすけどね。
「電気いくっすねー」
「ががっがあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
電気を切ると、気を失った女神に再生をかけて目覚めさせる。
すごい量の汗っす。
「ユダのゆりかご」
「ひっ、やめっ、くっきゃあぁぁぁぁぉ!!」
面白いほど良い悲鳴っすねぇ。
ゾクゾクしちゃうっすよぉ。
「腸巻き取り器」
「何をっ、かはっ、あぁぁぉぉぉぉ!! いたぁ・・・・」
危ない危ないっす。
あと少しで完全に死ぬとこでした。
「九尾のネコ鞭」
「痛いっ! 止めてっ! もうっ、殺してぇ!!」
いい感じで痛がって快感っす。
もうすっごい快感っすよ!
「止めて、お願い。許して」
「そうっすねぇ。許すとかの問題じゃないんっすよ。私の父が言っていた事を教えるっすよ。」
拷問を一時的に止めてこの世界で生まれた時の父の話をする。
これが今行っている事の原因なのだから。
「貴方達女神が魔王が嫌いなのか何なのかは知らないっすけど、友好的だった勇者達はある日父を捕まえて連れて行ったっす。そして、貴方に今していることの数倍辛いことをされて家に帰ってきたっす。」
父は大丈夫と言って家を出て行ったのに、だ。
「父は、神は死んだ。私達魔王は裏切られたんだって私に言ったっすよ。何をされたのか聞いたっすけど、今でも思い出したくないっすね。簡単に言うと、死ぬ拷問を数百回行われ、蘇生されの繰り返しだったらしいっすよ? そう考えると一度も死んでいない貴方は喜ぶべきでは?」
「そんな事誰もしてな「知らないっすよ。」」
女神が知らないと言っても無視である。
「貴方達が厳選せずに送った勇者にヤられたんですよ? 貴方達が悪いでしょうに。では、再開するっすよ」
「やめてっ! お願いっ!」
「知らないっす。楽しみましょう!」
拷問を続けること数時間が経過した。
途中で津波とか来てビビったっすけど、なんとか耐えきれたっす。
頭の狂った女神を殺す時が来たみたいっすね。
「鉄之処女」
「・・・・・」
もう何も言わない女神にアイアンメイデンが近づいていく。
「さようならっす」
ガタガタガタカタッ
アイアンメイデンの中で暴れる女神だが、完全防音なので何も聞こえない。
そして、アイアンメイデンが開くと串刺しになった女神が地に伏す。
「父上、復讐はおわったっすよ。」
天に向かって呟き、女神を見る。
「はぁ、燃え尽きろ」
火魔法で女神の死体に火がつき燃えていく。
さらば、女神よ。
燃えていく女神を見ながら、戦闘の終わりを待つのだった。
おそらく、後十一話で完結します。
次に投稿する話は短いので、連続で載せます。
1つにまとめようかと思いましたが、話を分けるために短文にしてあります。
1,000文字くらいずつだと思います。