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神々の戦い 天界へ


「モニタ、見つかったか?」

「はい、完璧に。」

俺達の空中都市と、七賢人の浮遊城は天界への門の真下に来ている。

真下と言っても"裏世界の"だが。


「さぁ、お前ら行くぞ。雑魚は全て剣士のアックスの指示で全員行動してくれ。アックス頼むぞ」

「おうっ、任せやがれ!」

村人達は全員、種族を魔王に変えてやった。

勇者にしようとしたら全員一致で拒否られたからである。


「魔王軍の進撃開始だ。」

村人は陸軍に所属しており、村人達のリーダーはアックスになっている。

陸軍、海軍は共に雑魚を相手する予定である。


「さぁ、行こうか。【空間魔法】隣接世界」

その言葉と同時に、空中都市と浮遊城が女神の監視する世界へと移る。


破壊者ブレイカー、ぶち壊せ」

「了解。【破壊魔法】全破壊オールブレイク

ブレイカーは、地面を強く蹴り空へと飛んでいく。

そして、その勢いを乗せた拳を振り切る。

すると、見えない壁に拳は当たり、罅が入り、崩れ落ちた。


「アレが天界か」

壊れた先には神々しい世界が見える。

そして、鎧を着込んだ天使達が待ち構えている。


「マスター、あとは頼むぜ」

「任せろ」


〈一体の生け贄を確認。全ての能力をLV1で使用可能になりました〉

落ちてきたブレイカーは、文字通り全力でモンを破壊したため、力はもう無い。

落ちてきたブレイカーに触れ、落ちる前に消す、

一人目の生け贄である。




「行け。」 

「「おぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」」

全員が拳を上げ、空中都市から船が飛び上がる。

まずは陸軍、海軍の奴等が敵を蹴散らす。

それが終わるまで俺達魔王は待機だ。

トミオとソリッド達もこの軍に所属している。

メイとクロも参加したがったのでここに参加しているが、メイはアックスが付き添う事で許可している。

 

「強いな。全知、勝率は?」

〈今は100%です。〉

「勝率に変化があれば教えろ」

〈イェス、マイロード〉

周囲を見渡すが、流石に魔王達も緊張しているらしい。

予定では、女神をまとめる悪なる神とかいうのを俺と七賢人の八人で殺し、他の女神は他の魔王達に抑えてもらう予定である。


「行くぞ」

誰も返事はしないが、既に集中している。

目の前の最大の敵に。


「さぁ、蹂躙の始まりだ」

俺達は城ごと乗り込む。

天界への穴を広げ、むりやり乗りこんだ。


「アレだな。行け」

目の前には10体の女神がいる。

能力を確認すると、全員が能力譲渡系のスキルを持っている。

これは、少し話と違うな。


「行け」

その言葉を待っていたかのように、ロイド、アサルト、ミーニャ、アックス、マルス、リンネ、治癒者ヒール掃除者クリーン英雄ブレイブ指揮者コンダクトの十人は、9体の女神に襲いかかる。



「俺の相手は八人でいいのか?」

その言葉を発したのは残った女神である。

残りの女神は魔王達に吹き飛ばされてそれぞれの戦場へと移動した。


「ここでは、俺達が有利。そこの魔王なんか全力は出せねぇだろ?」

この女神の言っていることはほんとうである。

ここでは何故か全力が出ない。

魔法的な部分でだけだが。


「七賢人のみなさん、殺りましょうか。」

「ええ」

「そうですね」

「やっと」

「来たね」

「気分いいね」

「乗ってきた」 

「一方的な蹂躙をしましょう」

俺達は地を蹴る。

対して女神は不動。

こうして、10ヶ所で戦闘が始まった。


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