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シーラの修行

♦シーラ・シルフィード 視点



「ねぇ、この部屋に入る前に聞くけど死ぬ覚悟ってある?」

「ある。」

突然の質問に戸惑ったけど、そこはちゃんと答えた。


「ふぅん。ならいいや。これから5年間よろしくね。」

「よろしく。」

ライトニングさんの後に続いて部屋に入ると、そこは面白い部屋だった。

話を聞くと、時の部屋というらしい。


「君は、速く、強く、なりたいわけじゃん? どうすれば強くなると思う?」

「鍛錬?」

「まぁ、そうだね。でも、私は君に限界突破して欲しいんだよ。雷を超えて光にってね。」

「頑張る。」

正直、光は無理だと思うけどやるだけやってみる。

瞬時に36回斬り刻みたいし。


「話してても無駄だし、始めようか。」

「分かった。」

キツめの正確してるけど、悪い人ではないと思う。

でも、これだとつまらない。


「あの、もう少し普通に話しませんか?」

「え、普通に話してるつもりだったんだけど。んー、これからは気をつけるよ。」

なんか、普通に話してたらしい。

凄く面倒くさいって感じが滲み出てた気がしたんだけど。


「じゃ、まずはスキルの獲得から初めて、身体作りと、魔力強化は同時進行だね。その後はスキルのレベル上げをしようか。」

「わかりました。」

私の修行はこうして始まって、初めは長期間この人と二人とか無理って思ってた。

でも、案外、慣れるものです。



一年後


「スキルレベルMAXになりました。」

「まだ敬語抜けないね。まぁいいけど。ちょっと、ステータス見せて。」

「分かった。」

最近は気軽に話せるようになった。

でも、敬語なしって難しい。





シーラ・シルフィード LV15 (MAX 999)


種族 獣魔族


装備 鉄刀


魔力 1500 (通常1,000程度)


能力

刀術LV10

抜刀術LV100

暗視LV10

身体強化LV10

視覚強化LV10

武術LV200 (MAX 200)

雷魔法LV10


固有能力

瞬神化LV10

秘術LV100 (MAX 100)

法術LV100 (MAX 100)



称号

瞬神の加護・雷神の加護・雷王


装備 冒険者の装備 (下級)





「一年でほとんど終わっちゃったかー。じゃ、身体作りとかは継続したまま、もっとスキル取ろうか。」

「分かった。」

なんか、以上に早いらしいけど、魔法系のスキルは魔族なので成長が早いのは仕方ない。


「少し、私のスキル見て。見たら自分のも見て、どちらにも無くて自分のほしいスキルを取ろうか。」

「分かった。」

理由は分からないけど、私とライトニングの二人が使えないスキルを覚えさせてくれるらしい。





瞬神雷王ライトニング LV999 (MAX 999)


種族 魔王


装備 宝刀瞬神 (専用創造武器)(時操作)


魔力 1,000,000,000,000


能力

鑑定LV10

威圧LV10

隠密LV10

探索LV10

暗視LV10

再生LV10 

刀術LV10

抜刀術LV10

魔刀術LV100

抜刀魔術LV100


固有能力

瘴気LV10

反転LV100

瞬歩LV100

瞬神化LV100  

状態異常無効化LV10

獄雷魔法LV10


称号

魔王に創られし魔王


装備 魔王の法衣





「えっと、見てたら何が欲しいのか分からなくなりました。」

「そっかー。じゃあ、限界突破してよ。」

「限界突破?」

「まぁ、簡単に言うと、私も持ってなくて、君も持ってなくて、普通には取れない能力を手に入れてってこと。」

「手に入れるとどうなるんですか?」

「殺試合しなくて済むよ」

「頑張ります!」

「頑張ってねー。少しは助言もするし。」

ということで、やること終わっちゃったので限界突破目指します。

殺試合とかしたくないので死ぬ気で頑張る所存です。



更に一年後。

既にこの部屋に入って2年が経過した。



「ねぇ、やることなくなっちゃったんだけど、レベル上げして出ようか。」「え、もうですか?」

私はあれから一年で限界突破して、能力を手に入れた。

手に入れた能力は【獣神化】、【音速】、【光速】の3つ。

限界突破して手に入れたんだけど、どれも一年間で身につけてしまった。


「僕の仕事無いなぁ」

「そうですか?」

「気力でも覚える?」

「そうですね。みんな20歳になってるなら私も20歳になっていたいし。」

ということで、新しい能力と仙術を鍛えます。

ライトニングは最終的には宝玉になって私と1つになるそうです。



それから更に一年後。



「じゃ、あと2年あるけど仙術極めてなよ。私飽きたから。」

「分かりました。今までお世話になりました。」

本当は5年目で殺試合をしてからみたいだけど、私はそんな事も無くライトニングさんを食べました。

美味しかったと言うと失礼かもしれませんが、美味しかったです。



「一人ですかー!」

こんな広い空間に一人とは暇です。

取り敢えず、瞑想しますか。






「あれ、何日経ったけ?」

瞑想してたら何日の経過したか忘れた。

でも、日付を知りたいと思うと、カレンダーが出てきた。

もう一年経ってる!?


「私、瞑想してたら1歳歳取っちゃったの!?」

瞑想で自然魔力を取り込み肌はツヤツヤである。




「ここからはスキルレベル上げしますかね。」

「独り言になってるよぉぉぉぉぉぉ!」

部屋が広いので反響はしない。

そして、虚しい。

ライトニングさんを引き止めるべきでしたね。



「音速」

まぁ、そこそこ速いのは分かります。

今までの速いより3倍くらい速いですし。


「光速」

周りの景色が見えませんね。

これは速いの分かります。

速すぎて、部屋が少し壊れました。


「獣神化」

完全に狼ですねー。

そう言えば、角が少し長くなりました。


「私って獣人ですけど、狼の獣人だったんですか。」

私達は獣人として生まれますけど、人狼族とかじゃない限り獣にはなりませんからね。

なんだか新鮮です。


「私って強いのかな?」

一人で居ると自分の強さが分からない。

まぁ、強いんだろうけど。


「シーラ、なんかあったか?」

「え、魔王様?」

私が床で転がっていたら魔王様が入ってきた。

とても恥ずかしい。

死ぬる。



「異常に速くライトニングが消えたから見に来たんだが、もう任務完了したのか。予想以上だな。」

「えへへ。ちょっと速すぎて仙術まで取りましたよ。」

「凄いな、流石だ。」

「いえいえ。」

魔王様に褒められると少し恥ずかしいです。

笑って褒めてくれる魔王様に惚れたかもしれません。


「で、今何してたんだ?」

「いえ、自分は強いのかなって」

「なるほど。暇だし、相手になってやろうか?」

「いいんですか!? お願いします!」

魔王様から申し出てくれるなんて優しいです。

でも、流石に魔王様でもレベル999の最速獣人には勝てないのではないでしょうかね。



「なかなか、強くなったな。」

「そうなんです。魔王様にも勝てますよ。」

「そうか、それは楽しみだ。魔王様は止めてキラトと呼んでくれ。」

「分かりました、キラト。行きますよ、音速」

キラトと呼ぶとき少し心臓がバクンッとしましたが、本当に惚れてしまったようです。

これは、ライトニングの気持ちと混ざってるせいもありますね。


「んー、それではただ速いだけだな。」

「くっ、光速」

「いいねぇ、いい速さだ。」

「何故、ついて来れるんですか?」

光速の私は首を捕まれて動きを止められました。

キラトはやはり異常です。


「お前は、まだ光になりきれていない。」

「それはどういうことですか?」

少し話が理解できません。

光速なのですから光速のはずじゃないですか。


「シーラは光の速度を出せるだけの身体構造を作れていないんだよ。だから、もっと鍛えないと本当の光の速度は出せないよ。」

「なら、光速を使えないのに光速で動けるキラトは何なんですか?」

「俺は身体強化して光の速度を自力で引き出してるんだよ。それに対してシーラは身体が出来てないから音速でも体力を削っているだろ? それじゃあ、まだまだだ。」

「分かった。身体を鍛える。だから、手伝ってくれる?」

「俺に出来ることならな。」

「キラト、ありがとう。」

自力で光速移動しているキラトはやはり魔王なのですね。

私のようにキラトの力で魔王になってもやはりキラトには劣るんですね。


「まぁ、気長にな。俺の力でそこまで力を持ってるだけだし、付け焼き刃ではどうにもならんだろ。シーラは実戦形式もあんまりやってないみたいだし。」

「頑張る。まずは組手からやろう。」

こうして残りの一年、キラトと共に鍛錬を積んだ。

音速は余裕でできるようになるなったけど、流石に光速は少し辛い。

でも、一年キラトと一緒に居て完全に惚れた。


「ねぇ、キラト。結婚しよう。」

「待て待て。何で一年一緒に修行しただけで結婚になるんだよ」

「ライトニングの気持ちと混ざって好きが大好きになった。この一年で大好きが大大大好きになったの。」

「いや、気持ちは嬉しいけどな。今はお前も勇者殺ることが目標のはずだ。まずはそっちを終わらせろ。話はそれからだ。」

「分かった。でも、勇者はついでだよ。」

ライトニングと融合してから自制していたけど、もう無理です。

さっさと勇者を狩りましょう。


「よし、出るか。」

「はい! さっさと勇者を殺りましょう!」

私はキラトと共に部屋を出た。

さぁ、勇者狩りの始まりです。




シーラ・シルフィード LV999 (MAX 999)


種族 獣魔王


装備 宝刀瞬神 (専用創造武器)(時操作)


魔力 2,800,000,000,000


能力

鑑定LV10

威圧LV10

隠密LV10

探索LV10

暗視LV10

再生LV10 

刀術LV10

抜刀術LV10

魔刀術LV100 (MAX 100)

抜刀魔術LV100 (MAX 100)

雷魔法LV10

仙術LV100 (MAX 100)


固有能力

瘴気LV10

反転LV100

瞬歩LV100

瞬神化LV100  

状態異常無効化LV10

獄雷魔法LV10

秘術LV100 (MAX 100)

法術LV100 (MAX 100)

獣神化LV800 (MAX 999)

音速LV10 (MAX 100)

光速LV10 (MAX 100)



称号

瞬神の加護・雷神の加護・雷王


装備 魔王の法衣


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