0章-第7話
「そういえば、さっき、中間管理職と言われてたけど、
上司や同僚っているの?」
この質問が今思えば地雷だった。
いや、なんとか地上にでれるきっかけになり、
この世界で生きていくことになったターニングポイントだったと思う。
多くは語るまい、
ただ、女性は、種族、国、星間?を跨ろうと根本は同じだと認識した。
途中、ちゃんと聞いてるの?と聞かれつつ、最後まで付き合ったと思う。
後で聞いたところ、3日経過してた。
さっぱりした顔の女神と、いっそのこと止めを指して欲しい僕。
「誰にも話聞いて貰えないから、
久しぶりにすっきりして気分がいいわ。
あなた、聞き上手ね。時々、私の話を聞いて。」
・・・ご無体な。
「そうね。話し相手になってくれるなら、
あなた次第だけど、力を貸すわよ。
具体的は、少しのことでは死なない頑丈な体と
魔法は使えないにしても、あなたの思うイメージを出来る範囲で具現化してあげる」
私のできることは、限られているけどね。と付け加えながら提案してくれる。
「私の条件は2つほどもあるわ。
1つ、契約する以上、私に名前をつけて
2つ、世界中を見て周りたいの
まとめ役はしてるけど、実際に世界中をみて回ることはほとんどないの
大抵は、見たい風景をいつでも浮かぶことができるし、
妖精から話を聞くことができるから大体状況を把握できるの。
でも、いい機会だけら、この目で実際にその場を見てみたい」
「これが私の条件、よく考えてね。
生きたい?それとも、ここで、人生を終えたい」
「生きてみたい、」
即答する。
「せっかく来た世界、僕も見て回りたい。
それに、ここを墓所にするには、チョット辛い。」
「良かったわ。私の話をしている時、ふらつきていたから、
肉体に手を加えていたの。元に戻せないからチョット困っていたの、
あなた、生命力がなさすぎよ。」
・・・シクシク、改めて指摘されると。
途中でメガネが邪魔になったり、銀歯が取れた理由もわかったけど。
「体についてだけど、何も食べなくても、生きていけるわ
飲み食いはいらない、でも、必要と感じるなら食べてもいいわ。
マナと呼ばれる自然エネルギーをあなたの体の中に吸収できるようになってるわ」
・・・人間光合成の時代が来たんですね。ミトコンドリアではないけど万歳?