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第1話:天命を受けた男

 聖魔戦争が、始まり、半年が過ぎようとしていたころ、一人の男が天命を受け、地上に降り立った。その男の名は「ギルガ・サンドロイア」と言う。

この男は、唯一聖魔戦争を終わらせられる男であり、彼の中には、善悪と言うものが存在しない。どういうことかというと、彼は善の聖なる者側につくこともできるし、悪の悪しき者側にもつくことができるのだ。

つまり、彼が選んだ勢力が、この地上を支配することになるのだ。

 この男は全能の存在によって生み出された。人はそれを神と呼ぶ、聖なる者は聖王と呼び、悪しき者は魔王と呼ぶ。

全能の存在は、どんな生き物にでも、平等に生を与え、平等に死を与える。しかし、このまま聖魔戦争が続けば、地上は荒廃し、生命は絶滅してしまう恐れがある、全能の存在はそれを良しとせず、ギルガを生み出した。彼を地上に放ち、彼の判断に任せ、地上を救おうとしたのだ。彼が選んだ勢力には、光と希望がもたらされ、聖魔戦争での勝利が約束される、しかし、全能の存在は、一つのミスを犯してしまった。彼にはどちらの勢力も選ばないと言う選択肢もあったのだ・・・。

 ここは、聖の国と、魔の国の国境に近い場所、この場所で、ギルガは気がついた。

彼には、言葉以外に何の知識もなかった。全能の存在が、片方の勢力に固執しないように、知識を与えなかったのだ。彼は、ふらふらと彷徨いながら、悪しき者の国の方へと歩いて行った。腰には聖剣「ローデインソード」を携えて。

はい、第一話無事終了です。
これから、書いていくわけですが、聖と悪またまたどちらにもつかずに、という選択肢があるわけですが、まだ決めてません。読んでくださっている方々、最後まで楽しみに。

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