Ep9
私と先生は、屋敷の裏手にある練習場に行った。
「じゃー、まずはセフィナちゃんの魔法適正を見てみようか。私の手に触れてみて」
「はい、わかりました」
私は言われた通りに先生の手を握った。そうすると、手が温かくなり何か色のようなものが感じ取れる。
「セフィナちゃん、色が見えたと思うんだけど何色が見えたのか教えてくれるかな?」
「はい。私が見えた色は、赤、青、緑、白、透明の5色が見えました」
「ということは、セフィナちゃんは火、水、風、光、無の魔法に適性があるね。無以外は今日やってみようか」
「無はなぜやらないんですか?」
「無は固有魔法だからね、教えてもらうものではないんだよ。なぜか、使い方分かるって感じかな分かりやすく言うと」
「じゃー、まず火からやってみよう〜。最初は簡単に初級魔法"火弾"を打ってみようか。火弾は火の玉をイメージしてそれを薄く引くようにイメージするといいよ。見本を見せるね。"火弾"」
そう言うと、先生の手から火の弾が飛んでいき前の的を射抜いてしまった。
「こんな感じ。セフィナちゃんもやってみようか」
「わ…わかりました。やってみます」
火の玉をイメージして、銃弾みたいに薄く引き金を引く感じで撃つ!
「"火弾"」
そうすると、私の手から炎が銃弾のように飛んでいった
「セフィナちゃんセンスいいねぇ」
こういう感じで、残りの水は"水弾"
、風は"風弾"、光は"光源"
を使えるようになった。
「今日の授業はこんなもんかな」
「ありがとうございました」
「いやー、セフィナちゃんは飲み込みは早いしセンスもいいから先生としてはとても助かるよ〜」
「そう言って貰えると光栄です」
「じゃー、今日はこれで帰るねぇ〜。週4日来るからまた明後日だね」
「はい、お気をつけてお帰りください」
そうして、私の初授業は終わった。




