ep14
私、セフィナ・エル・カストレアは7歳になりました。今は、ルーちゃん先生のところで助手兼生徒をしています。錬金術ライセンスは上級まで取ることが出来ました。
「セフィナちゃーん、こっち手伝って〜」
「は〜い、今行きま〜す!」
「このポーションを作りたいから、材料取ってきてくれる?」
「倍加ポーションですか。なら、力の根と龍の雫が必要ですね。取ってきます」
「セフィナちゃん、いつもお手伝いしてもらってすまないねぇ」
「いえいえ、色んなポーション、魔道具の作り方が知れて私としてもとても勉強になります」
「そういえば、セフィナちゃん今7歳だったよね。ってことは、来年からはガルムセント学園に入学するんだね」
「はい、普通ならそうなんですが、お父様にお願いをしてセントノリア学園への入学を許してもらいました」
「え!?セフィナちゃんセントノリア学園に入学するの?でも、セントノリア学園は平民が中心の学園だよ?」
「はい、存じ上げています。その中で、貴族がいい顔をされていないことも重々承知しています」
「じゃー、なんでこの学園に来ようと思ったんだい?」
「理由は2つあるんですけど、1つ目は、学園に入ってからもルーちゃん先生に教えを乞いたいという理由。2つ目は、実は私ルーちゃん先生に教わりに行く時以外は部屋に籠って勉強していたため友達と呼べる人が1人もいないんです…」
「なるほどね、確かに友達と遊んだという話も聞いてないし引きこもっているかもとは思っていたけれど……いいんじゃない?」
「ルーちゃん先生もそう思います?!なら、良かったです」
「こちらからも少しばかり口利きをしておこう。だけど、学校生活は厳しいものになるかもしれないけど本当にいいんだね」
「はい、それで構いません。よろしくお願いします」




