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虚構共通認識の現実化(フロイト・リアライゼーション)
口裂け女やきさらぎ駅、コトリバコなどは現実には存在しない空想上の存在であった。しかし多くの人間が噂を信じ流布する。恐怖といった人の想念により、莫大なエネルギーを得た噂は虚構から現実へと昇華される。
それだけではない。現実に誕生した怪異が大多数の人間に目撃され、再び噂を流されてしまえばその噂をバフにして怪異は強くなる。厄介極まりない現象である。
神代の大怪異「八岐大蛇」や呪術で戦う漫画で一躍有名になった「両面宿儺」。この二つは元の強さに加え虚構共通認識の現実化のバフにより現代の人間では倒すことができないだろう。