1. 初投稿をしてみて---
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2024/2/29 午前0時に「小説家になろう」初投稿しました。
今日で1か月少し、今まではこのサイトの読み手でした。
ユーザー登録もしてなかったし、評価もほとんどしませんでした。
ただ読んでただけです。
こういう読者、きっと大勢いるのではないでしょうか。
去年、悪役令嬢系の異世界モノのコミックにハマり、コミックの続きを知りたくて読んでました。
「あ、この異世界小説けっこう好きやん」と発見。
これなら私も、主要キャラを2~3人だけの手記みたいに書けば、短編で描けそうと書き始めたら全然まとまらない(笑)。
この1か月と少々で90話近くの長編となってしまいました。
投稿前30話くらいストックしてたのが、とうとう尽きて残り60話を毎日四苦八苦して絞りだして書いていました。
◇ ◇
文章はとても難しいです。
書きながら、思っていたのとは違う展開や、脱線があり物語がダラダラと進む。
新人にありがちなパターンなのかもしれない。
もう少し完結明瞭に描けないのか?
悩む時期もあったが、それ以上に今の時代はPCがあれば一日3000~4000字でも書けるとびっくりしました。
ああなるほどね〜、これは描くという作業ではない。
打つ作業なんだと理解しました。
そして嬉しかったのは、このサイトを利用して自分が創り上げたキャラたちのセリフや、背景&心理描写を書くことが思った以上に楽しい。
ただ苦労もありました。
常識も言葉も深く考えずに生きていたので、キチンと言葉で表現する作業が、思いの外大変でした。
舞台の背景とか状況とか些細な事を調べて何時間にも及ぶこともあります。
1話作るのに5,6時間かかってます。
こんなに時間かけては毎日ゆとりがないととても書けません。
とはいえ、これが意外に楽しい……。
知らなかった世界を学んでいくようなワクワク感。
多分これが1ヶ月で90話近くも書けた原動力なのでしょう。
◇ ◇
あと1つ、利用していくうちにアクセス数やUUなどの評価が見れることが分かり、毎日チェックするようになりました。
何よりも、こんなど素人の拙い作品に“いいね”がつくとはびっくりしました。
調べていくうちに分かったのは、自分は様々なアクセス等の中で、いいねが一番嬉しいですね。
1話毎に読んでくれたという相手の反応が実感できるからです。
評価にならずとも、その気持ちが嬉しい。
素人ながら1話の中にもヤマ場があるわけで、このシーンを描きたいがために、連載1話ずつ書いている訳です。
たま〜にですが、我ながら今回の話はまあまあだなと思った時に“いいね”が1つついてると、涙が溢れるくらい嬉しかったです。
だって私は読者の時、凄く面白い作品でも評価は一切しませんでした。
世の中には心優しい方がいるのだと感激しました。
この場をかりてお礼をいいます。
本当にありがとうございます。
逆に大反省もしました。
自分が書き手になって初めて分かりました。
自分もあなたのように、面白いと思った作品には“いいね“や評価を今後はつけていこうと!
そう教えてくれたのは見知らぬあなたの「いいね」です。
本当にありがとうございます。<(_ _)>
◇ ◇
ともあれ書き始めると、ビギナーズラック?というのか、最初の週は3日の集計だったが、思ったより沢山あって嬉しかったです。
さらに2週目は一気に跳ね上がって舞い上がりました。
だがやはりビギナーズラックです。
3,4週目から下がりました。
当然かもしれません。
自分もそうですが、小説は読み進めていく内に途中で飽きるからです。
◇ ◇
ここからはあくまでも私個人の意見です。
絵(映像)があるものは強いのです。
絵に魅力があれば、物語の内容がイマイチでも読み切れます。
逆に文章だけのものは読み手が、そうとう小説を読み馴れてないと物語に引き込むことは難しい。
だからこそ作者の類まれな文章力がものをいう。
だが、そんな天才作家さんですら、小説は漫画ほどは売れない。
絵がある力は偉大です。
だから漫画が圧倒的に購買数が多いのも納得です。
文章だけで、泣いたり笑わせたりするのは至難の業です。
あと個人的な意見ですが、小説と漫画では見た感じの華やかさが全然ちがいます。
わたしは小説は若い頃は読みましたが覚えていないのです。
せいぜい十代の頃、好んで読んだ「赤毛のアン」シリーズくらいしか記憶がない(泣)
多分、私の脳内人生は漫画と映画だけが圧倒的に占めていたからでしょう。
だから私はこの小説を投稿する時、村岡花子さん訳の赤毛のアン、同じくモンゴメリ著「青い城」(谷口由美子さん訳)を参考にしてます。
モンゴメリの世界はまさに花と夢です。
だが参考にしてるだけで、全く原作者のリズムやテンポにはとうていおぼつかない。
これは毎日継続して書いていくしか上達する術がない気がします。
絵がある漫画やアニメや映画やドラマですら、連載・長編系の連続作品は途中ダレるものです。
あとは好きなキャラが活躍してくれるか否か?
それはごくごく自然な流れでしょう。
私が物語を書きたくなったのは好きな物語を読みたいからです。
「こうなったらいいのに……」
「なんでこうなっちゃうの?」
「なんで好きなキャラ殺しちゃうの?」
「なんでこの試合に主人公チームを負けさせたんだよ」
等々、大好きな作品にも不満が出てきます。
読み手は勝手に先の話を想像する、期待に外れるとがっかりする、
むろん、作者のストーリー構成の都合でしょうが、私はがっかりしてそこで読むのを止めた作品もありました。
何十巻も購入してたのに途中で買うのを止めるのは辛いものです。
不満がでてくるのは仕方がない、
何千万人が傑作だといっても合わないジャンルは沢山あるし、好きな作家さんでも全作気に入ったことはないです。
◇ ◇
ここで1つ、小説を書く勇気をくれた例を紹介します。
夏目漱石は手紙を書くのが大好きな人だったという新聞記事のお話です。
彼は友人、知人、家族、ファンらに宛てた手紙が2500通以上もあるとか。
多い時は1日に25通も認めたという。
この記事で私が一番、夏目漱石に共感したのは、
「誤字・脱字・言い違いがすこぶる多かった、あふれる思いのままにペンを走らせた」という箇所でした。
私は思わずその箇所だけマーカーを引きました。
結局、書くって溢れる何かがあるから書きたくなるのです。
10~20代の日記なんて、読み返すと文章なんて滅茶苦茶だけど凄い勢いがある。
ああこうして自分は若い時は日記を書いて、傷ついたり、苦しんだり、死にたくなる気持ちをなんとかして発散して憂さをはらしていたのか。
こうしてなんとか何十年も生きてこれたのだなと気づきました。
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私は少女漫画が好きです。
幼少より多くの作家さんたちから、何度となく夢の世界を見させてくれました。
持論ですが1人の作家さんが、たくさんヒット作を生み出すのは少女漫画家さんが多い。
ある少年漫画家さんが「引き出しがないといろんな作品は描けない」といった。
確かに少女漫画家さんの方が多彩なジャンルを書く方が多い。
でも、少女漫画家さんには逃げれる場所があるのではないか?と私は勝手に考察しています。
それは、少女漫画家さんには「恋愛」がコンセプトが必ずある。
そこはほぼぶれない──。
少年漫画家さんは、恋愛至上主義の作家さんは殆どいないでしょう。
男性にとって恋愛はおまけです。
多くの男性読者が読みたいのは恋愛物単体ではない。
だから少年誌・青年誌は他のジャンルで戦うしかない。
少年はあくまでも少年が主役です。
少女はあくまでも少女が主役です。
四六時中、少女漫画を私が読んでいた頃はざっと思い浮かべると、
花とゆめ、りぼん、なかよし、フレンド、マーガレット、ララ、ぷちフラ、プリンセス辺り。
少女漫画の週刊誌や月刊誌名だけを見てもよ~くわかります。
ふわふわ、キラキラ、ドキドキ、ワクワク、ルンルン ほぼハピエンです。
これに尽きるのが少女漫画のセオリーです。
多くの作家さんは少女の世界に飽きてきて、大人向けの別の方向へシフトする人が多い。
◇ ◇
最後にこの年になって、果たして自分は後どのくらい、このふわふわの少女漫画の世界にいられるのか?
これからいつまで溢れる思いを持続して小説が書けるのか?
全然わかりませんが、せっかく始めたのでせめて処女作品だけは完結を目指します。
今は「小説家になろう」を開設してくださったスタッフさんにお礼がいいたいです。
まさにど素人が小説家を目指していく、なろうというこのタイトルを真摯に実感しております。
ここまで長々と綴ってきました。
エッセイはとってもいいですね。
小説とちがって自分の気持ちをつらつら書ける。
それも発散できて書いててすっきりします。(*^。^*)
たまに物語が煮詰まったら、またエッセイを認めたいと思います
最後まで読んでくださった方、誠にありがとうございました。
また私のエッセイで気分を害した方がいたら、誠に申しわけありません。
あくまでもこれはド素人の素直な感想文とみなしてくれると幸いです
<(_ _)>
※ 2025/10/21 修正済み。
感想書いてくれた方がいたので、改めて読みかえしたら恥ずかしかったです。
(~_~;)




