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ブラングルスの終焉 ~Demise of the Branglus~  作者: 乾勝行
第一章 エスカルラータ王国
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第1話 皇国の少年と碧の少女

第一 格闘の国 エスカルラータ王国


「着いた、エスカルラータだ」


肌寒い夜、緋の国『エスカルラータ王国』では祭りが開かれていた。


「交代の時間ですよ。ったく、こんなおっかない国にくる奴なんていないっすよ。あーあ、俺も早く祭りにいきてーなー」


愚痴を言いながら国境の壁の護りにつく『エスカルラータ』の門番。


「大体、殺し合いは許可していて国境を護るなんて滅茶苦茶ですよね」


「まぁそういうな。ずっとやってれば、お前も俺みたいに慣れるときがくる。じゃ、よろしくな」


「へいへい」


この世界には四つの人種があるとされており、それぞれに能力がある。


緋、圧倒的に力が強いが頭の回転は遅い。能力:怪力。


「おっ、なんだ? 人影?」


蒼、模倣能力に長けており、蒼の国に誇りを持つ、気高い民族。能力:模倣。


「門を開けてくれ!」


碧、理想を具現化する力を持ち、高度な知恵を持ってる。能力:具現。


「何者だ! 名を名乗れ!」


そしてこの三つの種族を治めているのが―――


「ヴェルダッド・ジャステシア。旅人だ! 宿を貸して欲しい!」


白の民である。



ヴェルダッド・ジャステシア。

白い衣を纏い、漆黒の剣を腰に巻いている彼は白の民だ。

しかし、ただの白の民ではない。彼にはある任務がある。

彼が白の民であることを知った門番は驚き、

壁の一番上から下り、門の前まで来て土下座をしていった。


「申し訳ありません。このご無礼をお許しください」


ヴェルダッドはため息をついた。


「別に全然気にしてないよ。顔を上げて」


「はっ。今すぐに開門いたします」


「ありがとう」


高さ四〇メートルはあるであろう巨大な門を、門番はいとも簡単に押し上げてしまった。


「へー。これが緋の民の力か。すごいなー」


「それほどでもありせん。私より凄い人は沢山いますよ。さあどうぞ、お入りください」


「どうも。あっ、一番近い宿屋ってどこかな?」


ヴェルダッドは門番に宿屋の場所を聞き、そこへ足を運んだ。

最寄りの宿屋はどうやら、酒場と宿屋が一緒になっているようだ。

店は木造でかなり古い印象を持つ。

扉をあけてまっすぐ進むとカウンター席がある。

カウンターの向こう側の一人の老人がヴェルダッドに話しかけてきた。


「いらっしゃい、若いの。――白か……。こんな物騒な国によく来たな。なんか用でもあるのか?」


どうやら店主のようだ。宿屋の店主はジョッキを拭きながら言った。


「人探しをしていまして……。あの……」


ヴェルダッドがカウンター席に腰掛けて用件を話そうとすると突然大きな物音がし、

後方のテーブル席に人だかりが出来ていた。


「おい! テメェ、ふざけんなよ!」


怒る男の声が聞こえる。

「ちょっと失礼」と、人だかりを掻い潜って中を見てみると

緋の民の大男たちが何かを囲っているようだ。

更に覗き込むと三つ編みおさげで

エナンをかぶった緑髪の小柄な少女が倒れ込んでいるのが見えた。


「碧の民か……。何故こんなところに?」


彼女がかぶっているエナンという帽子は碧の民の証である。

他に碧の民は見当たらない。彼女は一人のようだ。

男たちの言葉を聞いていると、怒号が飛び交っている。

周囲には机やジョッキ、料理の乗っていたであろう食器類が散乱している。

よく見ると彼女の頬には痣がついており、喧嘩が始まりそうだ。

宿屋の店主は「またか。修理代が」と言って乱闘現場に近づいてきた。


「また? 彼らは?」


ヴェルダッドは店主に事情を聞く。


「緋の民は碧と仲が良くないという話は聞いたことがあるだろう。奴らはその極みみたいなもんだよ。見かけた碧の民を何の予告もなく一方的な力で叩きのめす。ここ数ヶ月でこんな連中が現れ始めよった。俺も緋の民だが、客としてくればそれなりに応じるし、ましてや少女だ。暴力を振るうまでの考えはない。最近じゃあ、白の民に敬語を使う若者もおる。全く、迷惑な奴らだよ」


しばらくすると碧の少女は立ち上がり、

口の中に溜まった血を吐き出した。

そして毅然とした態度で立って自分を殴った大男に口を開いた。


「不意打ちとは卑怯ね。私に何か恨みでもあるのかしら」


碧の少女は強気な口調で自分より遥かに巨大な大男を挑発する。

その体格差はまるで鼠と虎。

その挑発に答えるように大男達は口を開いた。


「譲ちゃん、分かってねぇな」


「俺たちゃあんたに恨みはねぇが、テメェみたいな、すました貴族ぶってる奴が大ッキレぇなんだよ!」


店が軋むほどの大声を出して威嚇する大男たちを目の前にして、

相変わらず彼女に全く恐れる様子はなく、落ち着き払っていた。

彼女は手に着いた埃を払い落としながら言った。


「……わたしも考えを改めるべきかしら。あなた達みたいな人がいるから”下等民族”だなんて呼ばれるのよ」


「テメェ……本気で殺すぞ」


大男たちは彼女の言葉に対し、怒りが沸騰しそうになっている。

そのことに対し、野次馬の中には危険を察知して店から飛び出る者もいた。

だが、同時に「あの子可哀想に」「死んだな」と

碧の少女が大男たちに殺される運命を思い浮かべて嘆く者たちもいた。

しかし驚いたことに彼女の口から発せられた言葉は

泣き言でもなく命乞いでもなかった。

彼女は鋭く冷たい目で大男を見つめて言い放った。


「あら、いいのかしら? 私……強いのよ」


「上等だ! ゴラァ!」


大男の一人が拳を振り上げる。

しかし少女は動じることなく

手のひらを上向きにして、何かを唱えている。

店にいた誰しもがどうなるのかと見ていたが、ある一人は違った。

「あ、おい若いの!」店主がその人を止めようとするが

店主の声を聞くこともなくその人は喧嘩の最中に飛び込んでいった。

白い髪に白い衣、ヴェルダッドである。


ヴェルダッドは振り下げる大男の拳を

手のひらで受け止めて掴み、また少女の腕も同時に掴んだ。

男が振り下げた拳によって、

ヴェルダッドの立っていた床は凹み、

突風が店内を巡った。

店のいくつかの壁にはヒビが走り、

野次馬は騒然としている。


「喧嘩は良くないです。それに二人とも、目的もはっきりしてないし。何よりお店に迷惑です! ですよね? 店主さん!」


「お、おう」


「ほら」


店にいる人は皆、喧嘩をしている当の二人も合わせて

目を見開いてその光景を見ていた。

一番驚いているのは自分の拳を受け止められた緋の民の大男。

見るからに自分より貧弱な小僧に緋の民が力勝負で負けたのだ。


『う、動かねぇ……。な、何者なんだ……こいつ』


大男は心の中で言った。


「ね、店主さんも困ってるし、分かったら静かにして下さい。それとも……、外へ出てぼくとやりますか?」


ヴェルダッドの冷たい視線に男は動くことができなかった。

圧倒的な力の差を一瞬で見せられた緋の大男は


「今日はこのくらいにしといてやる!」


と言い残すと走って店の外へと出ていった。

ひと仕事終えたジャステシアは大きくため息を吐いた。


『まぁまぁ痛かったな……』


「驚いたよ若いの。大丈夫かい? 腕は動くか」


店主はヴェルダッドを心配して声をかけた。

男の拳を受けた手の平を見つめ開いたり閉じたりした。

肩も回して動くことを確認した。


「はい。大丈夫みたいです」


「そうか。大したもんだ。あの男が拳を振り切ったら、また店を修理せにゃならんかった。今日はタダで泊まってってくれ。店を守ってくれた礼だ」


「ありがとうございます。それではお言葉に甘えて」


そう言って宿泊の手続きをしようと

再びカウンターへと向かおうとした時、

ヴェルダッドは店の客に呼び止められた。


「おい、白のあんちゃん! この娘気絶してるよ。面倒見てやってくれねぇか」


「え」



――宿屋の一室――


「じゃ、彼女。よろしくな」


バタンとドアが閉まると、

面倒にならないと良いけど……とヴェルダッドは思った。

店主の勧めもあって、宿屋の一室を借りて

碧の少女が起きるまで面倒を見る役になったヴェルダッドは、

彼女をベッドに寝かせ、布団をかけて自分は古い木製の丸椅子に座った。


部屋の内装はとてもいいとは言えず、

所々に木を釘で打って補修している跡がある。

あの喧嘩が起こるたびに修理していてはこうなっても当然だ。

部屋を見渡して最終的に行き着いた目線はベッドの上に横たわる彼女だ。

ヴェルダッドは立ち上がり彼女に近寄った。


『近くでみると結構幼いな……。なんでこの国に来たんだろう……』


ヴェルダッドがベッド横においてあるエナンを手に取ったときだった。


「触らないで!」


突然声がした。

その声の正体は碧の少女。

ヴェルダッドはそっとエナンを元の位置に置いた。

彼女は半身起き上がっておりじっとヴェルダッドのことを見ている。


「帽子、ごめんよ。目が覚めたんだね」


「もともと気絶なんてしてないわ」


「え!? 演技……。一体何のために」


彼女には目立った外傷もなく気分が悪そうにも見えない。

どうやら無理はしていないようだ。

彼女はヴェルダッドの問に対して答え始めた。


「あなたと二人きりになるためよ。私が気を失ったら誰かが看病するでしょう。さっきの店の中にはあなたと私以外全員緋の民だった。あの店主さん含めてなるべく碧の民とは関わりたくない人たちばかり。そうなると看病を押し付けるのに最適な人物が……私の目の前にいるでしょ?」


少女がここまで考えて動いていることにヴェルダッドは驚いた。

経緯は理解したが、しかしまだ目的がはっきりしない。

ヴェルダッドは質問を重ねた。


「なぜ、そこまでしてぼくと二人きりに?」


「それはあなたが強いからよ。ねぇ、あなた、私のボディーガードにならない?」


碧の少女の突拍子もない提案に戸惑うヴェルダッド


「ボディーガード?」


「ええ、さっきみたいな奴らがこの国には多いでしょ? だから、私を守ってくれる、あなたみたいな強い人が必要なのよ」


彼女の問にヴェルダッドは腕を組み、僅かに沈黙した。


「……。ん〜迷うな……。よしっ、もし君が――」


ヴェルダッドが条件を口にしようとしたその時だった。


突然、宿泊部屋の壁が音を立てて、飛び散った。

外から内側へ向かって瓦礫が吹き飛んでくる。

碧の少女は身をを守るためにしゃがみ込み、

ヴェルダッドは彼女の身体を覆って守っていた。

瓦礫が激しく身体を突き刺す。

衝撃が収まり、崩れた壁と発生した砂埃の向こうを見ると、

夜の暗闇と大きな人影が見えた。


「ここに白のガキはいるかぁ」


図太い声が特徴的な肥満気味の大男だ。

どうやら先程酒場で争った男とは違う。

体長は二メートルほど。

手には金棒を持っており、

口の周りに生えている無精髭がなんとも言えない気持ち悪さを孕んでいる。

しかし、それ以上に気になるのが、異様に発達している腕の筋肉。

先程宿屋の壁を破壊した一撃も

この腕と金棒から放たれたのであろう事を考えると恐ろしい。

男は背中を向けて瓦礫から身を守るヴェルダッドを見ると


「おお、やっぱりここにいたか。さっきはうちのもんが世話になった見てぇだなぁ。ガキィ」


と言った。


「大丈夫?」


「うん」


ヴェルダッドは碧の少女を心配して言った。

ヴェルダッドは立ち上がって大男の前に立った。

瓦礫の破片で全身傷だらけ。

足取りも少しふらついている様子だ。


「? 酒場の彼ですか」


「ああ、あのあと見たら指が何本か折れてたよ」


「そう……ですか。あなたは?」


「俺か? 俺の名は白碧排斥会ヴァルハラの幹部、豪腕のブラゾだ!! 覚えておけ!」


ヴァルハラ。

それは白の民と碧の民を極端に憎み、

エスカルラータから徹底的に排斥すべきであるという

緋の民のみで構成された、近年エスカルラータで急成長している

白碧民排斥組織である。

ヴェルダッドが酒場で止めた喧嘩の相手も

このヴァルハラの一人であったため、

ヴァルハラの幹部が報復をしに来たのである。


「チッ、厄介なのに目をつけられたな……。でもこのくらいに勝てないと、あの人を連れて行くなんて無理だろう……。よしっ、いい練習だ」


ヴェルダッドは小声で言った。


「なにブツクサ言ってやがる! 白の民なんざ、この俺の腕で簡単に粉砕してやるよ。圧倒的な”強さ”を持つ緋の民しか、エスカルラータには必要ねーんだ! 喰らえ! ブラゾ・スマッシュ!」


怒りをあわらにしたブラゾが手に持つ金棒をヴェルダッドめがけて振り抜いた。

碧の少女も驚きを隠せない様子だ。

金棒はヴェルダッドに大きな衝撃を与え、

轟音と共にヴェルダッドの身体は宿屋の壁を何枚も突き破った。

壁が崩れたことによって、真上の天井も崩れ落ちた。

辺りは瓦礫だらけで、粉塵も舞っている。

ブラゾは勝ち誇って言った。


「わははは、これでヤツも終わりだ。あとは、碧の……ん?」


ブラゾが碧の少女に目線を移そうとしたその時だった。

ブラゾは驚いた。

遠方の砂煙の中、

荒い呼吸を上げながらも

堂々とと両足で立っているヴェルダッドの姿が見えたのだ。


「ほぅ……。少しはやるみたいだな……! この技を喰らって立っていられたのは、お前が初めてだぜ」


「ハァ……ハァ……。そうですか」


息も絶え絶えなヴェルダッドはブラゾに言った。

碧の少女の心配の目線、

瀕死のヴェルダッド、

勝利を確信しているブラゾ。

勝負はあったかのように見えた。

しかし、ヴェルダッドは元気いっぱいの声で思いもよらない発言をする。


「いや〜……。やっぱ厳しいな! あれなしじゃきついかぁ」


「なにぃ?」


あたかも自分はハンデを背負いながら戦っているかのような口ぶりに

怒りを募らせるブラゾを他所に、ヴェルダッドは溌溂とした声で

碧の少女と会話を始めた。


「碧ちゃん! ちょっと一人じゃ厳しそうだ! ”具現”は使える?」


「み、碧ちゃん? ”具現”は使えるわ」


ヴェルダッドはニカッと笑って言った。


「――よしっ、反撃開始だ」


「ふっざけるんじゃねぇ!!」


またもやブラゾを蚊帳の外にして話しているので、

ブラゾは怒りを沸騰させて持っている金棒を

すぐ近くにいる碧の少女目掛けて振り下ろした。

先程ヴェルダッドをふっ飛ばした時の数倍の力はある。

絶体絶命に見えたその状況で、

一番に口を開いたのは落ち着き払った碧の少女


「スチールウォール」


その場にいた誰もが驚いた。

彼女がそう言うと、

金棒を遮るように、

彼女を守るように、

巨大な鋼の壁が一瞬にして地中から現れたのである。

そしてその壁はメキメキと巨大化し、

みるみるうちにブラゾの金棒と両腕を飲み込んでしまった。


「お、俺様の腕が!? き、貴様、なにをした!」


状況が飲み込めていないブラゾは慌てふためいている。

腕と金棒が鋼の壁に飲み込まれてしまったため、

身動きが取れずにいた。

ブラゾが必死に腕を引き抜こうとしても、びくともしない。

緋の民の怪力を持ってしても壊せないほどの鋼だった。

すると、もがいているブラゾの目の前の巨大な鋼の壁の裏から

碧の少女が歩み出てブラゾに言った。


「碧排斥を訴えているなら、知っていてもいいんじゃないかしら? 碧の民の能力、”具現”を」


碧の民の能力は具現。

万物を具現化する能力を持っており、

民の半数はその能力を扱うことが出来るが、

具現化出来るものの種類、形状、規模、素材は個人によって大きく異なる。

また、この能力は個人の努力次第で成長し、

具現化出来る種類は熟練者ほど多様になる。

人工物と天然物、単純なものや複雑なもの単純すぎるものなどでも

未熟者か熟練者かを判断することが出来る。

この世界で広く知られている昔話には、

白の皇帝と碧の民がこの世界を創造したという話があるほどの能力だ。

そのため、白と碧は上流階級として世界の上部に君臨し、

緋の民から恨まれているのである。


当然、ブラゾは”具現”の存在は知っていた、

が目の当たりにするのは初めてであったのである。


「くっ、動かねぇ……!!」


相変わらず身動きが取れないブラゾに

ゆっくりとヴェルダッドは歩み寄ってきていた。

先程までの足取りが嘘であったかのように

ゆっくりとだが確実に一歩を踏み出している。

ついにヴェルダッドはブラゾの眼前まで迫った。


「テメェ、傷……!」


ヴェルダッドの放った拳はみぞおちに食い込み、

ブラゾは言葉を言い終わる前に倒れた。

巨体は地に伏すことなく

碧の少女が造った鋼の壁にもたれかかった形で気絶した。


「ふぅ……」


ため息をついたヴェルダッドはすぐにハッとして

碧の少女に駆けよって声を掛けた。


「だっ、大丈夫だった?」


「こ、怖かったよぉーーー‼‼」


碧の少女はヴェルダッドに勢い良く抱きついた。

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