異世界召喚されました。でも弁当の恨みは消えません。
この回から異世界編です。
まだまだがんばるぞー!
……キーン……キーン……キーン……
う?何の音だコレ?……右腕?右腕から音がする?なんだこれ?ってか寝てる?あれ?確か屋上で弁当を食べようとして光に包まれて……!?
「俺の肉!?」
ナンダココ?辺り一面真っ白だ。後、俺の乗ってる台?の真ん前に真っ黒な柱が立ってる。
あれ?部屋のど真ん中に人が立ってる?誰?
ってかみんなは!?藍!会長!副会長!みんなどこだ!?
あっ居た藍が居た!斜め前の水色の柱の前に倒れてる!他のみんなも等間隔に配置された柱の前に倒れてる!
会長は緑の柱、副会長は黄の柱……あっ、炎道も居やがる!アイツは赤の柱。
どーなってんだここは!?とりあえず……
「藍ー!会長ー!副会長ー!あとヤンキー!」
とりあえず叫んでみた。
「大丈夫ですよ。皆さん転移の影響で気絶しているだけでのでご安心下さい。」
はぇ!?だれ?ダレ?
部屋の中心に立っていた人物がこっちへ近付いてきた。
現れたのは金髪ロングの超絶美少女だった。
「私はレーナ。アヴェロニア王国第一王女、レーナ・ソル・アヴェロニアでございます」
はぇ!?王女様ナノソレオイシイノ!?いやじゃなくてアヴェロニアってどこぉー!?
「詳しいお話は皆さんが揃ってからに致しましょう。カレン?天拳様のゲートを解除しなさい。」
「はっ!了解でありますレーナ様」
はぇ!?次は赤髪のセミロング美女騎士様キター!?
俺は慌てて立ち上がろうとした。
ゴツッ!
「ガッ!?~~~~っつぅ~~ってぇ!めっちゃ痛てぇ!なんか頭ぶつけたんだけど!?」
それはなにも見えずただそこにあるだけの壁だった……つまり透明な壁。
「あっ!大丈夫ですか?もう少々お待ちください、直ぐゲートが解除されますので。」
「剛君!」
「藍!」
俺の痛みの咆哮で藍の目が覚めたみたいだ!
すると他のみんなも目覚め始めた。
「みんな!無事なの?」
「俺は大丈夫だ。」
「私も無事だよ?」
「問題ない」
「なんだぁ~ここは!?オイ!ココはどっ!ぶごぉ!?」
あっ炎道の奴俺と同じように立ち上がったから顔面強打してるわぁ……。
「みんな無事のようね……よかったわ。」
会長ー!約一名顔面強打により再び気絶しております!!
BOON!と音が鳴り響く。
「皆さんのゲートは解除致しました。これより陛下と謁見して頂きますので申し訳ありませんが着いてきてください。」
と、レーナ様は一礼をする。
レーナ様の側には先程の女騎士カレンさんが付き従う。
俺達は立ち上がると皆と目を合わせ頷いた。
「それでは着いてきてくださいね。」
俺達はレーナ様の後ろを着いていった。
藍はやはり怖いのであろう、俺の腕を抱きしめて離さなかった。普段ならウヒョーと胸の感触を楽しむのだがやはりそんな余裕はない。
会長達も余裕はないのであろう。2人して直ぐ動けるよう互いにアイコンタクトをしている。
そのまま俺達はレーナ様に着いていった。
あっ!大事な事を忘れてた!
俺の弁当が無い!ゆるさん!(○○を風)
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哀れヤンキー、完全に忘れ去られる。