男の意地
今回は男共が頑張るよ!
「お前さん何を言っておるのかわかっておるのか?!
もし一人でバズーカを撃てばいくら変身していても五体満足では済まないのじゃぞ!!」
おまけに今回撃つのはそれにパワーアップアイテムを付けたフルパワーモードでだ
それを一人で撃てばその余波だけで彼は死んでしまうかもしれないだろう
「わかっています・・・ですがそれ以外の方法がないのなら・・・俺はやります!」
しかし危険だとわかっていてもそれ以外にナキアに有効打を与える方法がない
ならばどんな事になろうとも実践してみせると空の意思は揺るがなかった
「・・・はぁ・・・忘れとったわい・・・お前さんはそういう奴じゃったな〜・・・」
来島博士は諦めたかのようにため息を吐き背中を向ける
「なんとかお前さんだけでも撃てるように威力を落とさず反動だけ抑えてみるわい」
そう言って来島博士はすぐに開発室へと入って行き作業を始めた
「全く・・・話を勝手に進めるのはいいが・・・
足止めをする俺達の身にもなってほしいんだがな」
すると森が足止めの方はどうするつもりなのだと文句を言い始める
「それなんだけど・・・一つだけ思った事があるんだ」
どうやら大地はこの前の戦闘で何か思うところがあったようだ
「どうして彼は超能力で俺達自身をどうこうしなかったんだろう?」
その疑問とはナキアの超能力についてだった
確かに普通なら相手に近づかせる前に超能力で吹き飛ばしたり
あるいはその場に動かせないようにしたはずだろう
しかしナキアは間接的に攻撃はしてきたものの直接体に何をした事は一切なかった
「それってつまり・・・あいつの能力は生物には効かないってこと?」
可能性としてありえたのはナキアの能力は生物には効かないのではないかという事だった
「もしかしたらだけどね・・・でももしその通りなら・・・一つだけいい手がある」
大地はその可能性に賭けてとある作戦をみんなに提案した
一方その頃、森では未だにフィアーナイトとルーレそしてアガレプトの激しい戦闘が行われていた
「お前ら・・・いい加減に帰るとはなんとかしたりしてくれよ・・・」
あまりに長い戦いにさすがのフィアーナイトもいい加減にやめたいと思っていた
「ならば貴様が倒れるがいい・・・!」
しかし彼らとて自分が死ぬまで諦めるわけもなく攻撃する手を緩めたりはしない
「アサシンゾーン・・・!」
ルーレは自らの周り数メートルに暗闇のドームを張った
「死ね・・・!」
そして暗殺者らしく視界を奪ったところを仕留めにかかるが
「そんなんじゃ俺を止めることはできねぇぞ?!」
フィアーナイトは気配だけでルーレの居場所を察知し攻撃を弾く
「どけ!ルーレ!」
彼の攻撃が失敗したのを見ると今度はアガレプトが攻撃を仕掛ける
「スワリングウェーブ!!」
視界を奪われているフィアーナイトに対して回避不可能の大津波を呼び飲み込んでしまう
「オラァァァァァ!!」
フィアーナイトはそれに対して剣を無造作に振りまくり波を吹き飛ばした
「チィ!しぶとい奴め!ならばこれはどうだ?!スパイラルボルテックス!!」
今度は渦巻きを呼び出してフィアーナイトの動きを拘束し始めた
「これで終わりだ・・・!」
そしてそこへルーレが止めと短剣を首に向かって降り下ろす
「ウォォォォォラァァァァァ!!」
フィアーナイトはまるで獣のような怒号をあげて拘束を引きちぎる
そしてその声に気圧されたルーレとアガレプトは距離を取ってしまう
「伊達に四天王最強は名乗っていなかったな・・・!あれを全て防ぐとは・・・!!」
(やっぱり二人同時に相手をするのはきついな・・・どんなに頑張っても時間が掛かる・・・
出来れば一対一に持ち込める状況が欲しいな・・・)
さすがのフィアーナイトもやはり二対一はきついらしく
どうにかしれ彼らを引き剥がせないかと考えていた
「お前の考えている事は分かっている・・・残念だが・・・我らは絶対に二人でお前を殺す・・・!」
しかし長い付き合いの所為なのかルーレに何を考えいるのか読まれてしまい
二人を引き剥がすのは困難を極めるようだ
「全く・・・見栄を張るっていうのも辛いもんだな・・・!」
リリム達に見栄を張ってしまった手前引き下がるわけにもいかない
「こうなったら奥の手を使うとしますか・・・!」
フィアーナイトは最後の奥の手を使ってでも倒さなければならないと思っていると
「それじゃあ続きを開始するぞ!スプラッシュピラー!!」
待ちきれなくなったアガレプトが地面から水柱を作り始めた
フィアーナイトはそれに捕まらないように動き回っていると
「この技には派生技があるんだよ!クラッシュバイト!!」
アガレプトは水柱を操作しフィアーナイト目掛けて飛ばしていく
『ブラッ・・・ド・・・』
フィアーナイトはそれに対して斬撃を放ち一刀両断する
「インビジブルカッター・・・!」
その隙をついてルーレが目に見えない真空波を放つ
「チィ!」
なんとかこれに反応して攻撃を弾くがやはり二人同時に攻撃をされると
反撃するだけの手が足りなくなってしまうのをフィアーナイトは実感していた
「ヒャッヒャッヒャ!あのフィアーナイトが防御一択とはな!これは傑作だ!!」
そしてもちろんそれを見抜けない四天王でもなく攻撃の手を緩める事はない
「やっぱりここは・・・奥の手だ・・・!」
「何っ?!」
なんとフィアーナイトは防御を捨てて攻撃を受けながらアガレプトへと突っ込んでいく
「馬鹿が!ようやく腹を括ったか?!」
この行動にアガレプトは諦めてやけくそになったのだと思っていたが
「?!」
彼の仮面の奥に光る目を見て決して諦めた訳ではないと悟るのだが時すでに遅く
フィアーナイトはとうとう彼の懐へと侵入した
「ヌゥゥゥゥゥン!!」
そしてそこから彼の腹を目掛けて強力なパンチを放つ
「グフッ?!」
これにはアガレプトといえど躱す事は出来ず森の遥か彼方へと吹っ飛ばされてしまう
「さてと・・・これでようやく一対一に持ち込めたな・・・?」
そしてこれによりもはや彼らの有利はなくむしろ不利になったと言えるだろう
ルーレもそれはよくわかっておりジッと動かず目を閉じて考え込む
「・・・いいだろう・・・今回は俺達の負けだ・・・」
己の負けを悟ったルーレは何もせずにその場を去ることを決めたようだ
「だが・・・必ず貴様の首はもらいに来る・・・それだけは覚えておけ」
そう言い残してルーレは姿を消した
「・・・はぁ・・・一応何とかなったな〜・・・」
フィアーナイトは変身を解除してその場に倒れこむ
どうやらさすがの彼といえど四天王二人とも戦闘は過酷なものだったようだ
「だがまぁ・・・これで何とか兄としての威厳は保てたか・・・」
しかしこれで何の憂いもなく彼女らをここへと導くことができるだろう
「ええ・・・そして・・・ここからは私の役目です・・・」
その最後の役目は自分がすると大婆様が姿を現した
「ああ・・・俺ももうそこまで体力は残ってないからな・・・あとは頼むわ」
「はい・・・あなたもどうか・・・ゆっくりと休んでください・・・」
「ふぅん・・・やっぱりルーレとアガレプトは負けたのか・・・」
その頃、ナキアは先ほどの戦いに結果を部下から聞いていた
「さすがに四天王最強は伊達じゃないね〜・・・まぁ・・・それでもしばらくは動けないだろうし
今なら何をしても邪魔をする奴はいないってわけだ・・・」
今の自分を止められる者など誰もいないそんな風にナキアは思っていた
「そんなんを俺達が許すとでも思っているのか?!」
しかしそれをさせない為に彼らはいる
そう・・・彼らライフレンジャーの五人が
「やれやれ・・・また君達か・・・残念だけどもう君達では僕の相手にはならないんだよ」
彼らの登場にナキアは呆れた表情を浮かべていた
ナキアにとって彼らは敵にすらならない存在だからこそ戦うのは無意味だと思っているのだが
「それでも・・・俺は約束したんだ・・・任せてくれと・・・!だからお前を倒す!!」
スカイレッドは覚悟を決めてみんなの武器を託してもらう
「それじゃあ俺達も例の作戦を実行するよ!」
そして他のみんなはイエローの考えた作戦を実行しに向かう
まずは最初に彼らがしたのはナキアの四方を囲むことだった
「なるほど・・・私を捉えるというわけですか・・・ですが・・・いささか甘いですね!」
ナキアは自分を取り囲んだ四人に対して衝撃波を飛ばす
「「「「グゥゥゥゥゥ?!!」」」」
もちろん四人はその衝撃波をまともに食らってしまうが飛ばされる事はなかった
何故ならこの攻撃は彼らにとって予想していたことだったからだ
(やっぱり俺達自身に何かしらの超能力を発揮にすることはできないんだ!)
イエローの予想通りナキアの能力は生物には作用しない事がわかった四人はすぐに次の行動に移る
「!へぇ・・・面白い事を考えるね〜・・・」
何とイエローとグリーンが前に立ち二人の盾になるようにナキアへと突っ込んでいったのだ
「確かに私に近づくにはその手しかないけど・・・果たして盾がいつまで持つかな?!」
そう・・・問題は彼らの体力がいつまで持つかだった
しかしこの方法以外にナキアへと近づく方法はない
だからこそ彼らは覚悟を決めて盾役を引き受けたのだ
「フハハハハハ!!」
ナキアは凄まじい数の衝撃波を放ってイエローとグリーンを攻撃するが
それでも彼らは倒れたりはしない
「「ハァァァァァ!!」」
そしてようやくナキアの前へとたどり着きブルーとホワイトが掴みかかろうとしたが
「おめでとうございます・・・そして・・・残念でした」
ナキアは己の周りにバリアを出して二人の手を遮った
止められてしまった二人はそのまま重力に任せて落ちていってしまう
「本当に残念でしたね〜もう少しだったんですが・・・」
ナキアはバリアを解きまるで哀れむような視線で落ちていく二人を見下ろしていたが
「?!」
その行動は愚策だった
何と彼女らの後ろからダメージを負っているはずのイエローとグリーンが飛んできたのだ
彼らはバリアで受け止められるのも計算に入れており
その場合の次善策として動けないと思っているはずの二人を飛び出す作戦だったのだ
「くっ?!」
バリアを解いた直前だったのでさすがのナキアも遮ることができずに捕まってしまう
「「今だ!!」」
そして二人はそのまま地面にいるスカイレッドに向けて合図を出す
「これで・・・終わりだ・・・!」
スカイレッドは狙いを定め・・・ライフバズーカを放った
ライフレンジャー捨て身の攻撃が炸裂
果たしてどうなったのか?!




